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ECMWFの新しいデータセンターは2019年までにイタリアのボローニャに開設

ECMWF 2017年06月27日 10時44分
From 共同通信PRワイヤー

ECMWFの新しいデータセンターは2019年までにイタリアのボローニャに開設

AsiaANet 69056 (0945)

【レディング(英国)2017年6月23日PR Newswire=共同通信JBN】欧州中期予報センター(ECMWF)の新しいデータセンターがボローニャに開設されるとの発表は、全加盟国の代表を含む運営組織である同センター協議会の総会終了時に行われた。

(Photo: リンク
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センターのデータセンターを受け入れるとのイタリアの提案は、国際競争の一環として評価され、今年初めECMWFの要件に完全に合致していると判断された。加盟国はこれを受け、フローレンス・ラビア事務局長に対し、今回の協議会の会議でハイレベル合意を達成するためにイタリア政府と話し合うことを要請した。

ECMWFの加盟国代表は討議と表決のあと、イタリアが提案したハイレベル合意に満足を表し、ボローニャをECMWFの新しいデータセンターのホスト都市として承認した。建物は2019年までにECMWFに引き渡され、センターの新しいスーパーコンピューターをホストする。センター本部は英国にとどまる。

事務局長のラビア博士は次のように語った。
「当協議会がECMWFの新しいデータセンターをホストするとのイタリア提案を指示することを決定したことをうれしく思う。この新しい施設によって、われわれは気象科学の前進を継続するために、高性能コンピューティング能力を必要なレベルに引き上げることが可能になる。政策決定プロセスは長期間にわたり綿密に行われ、時には難航したため、われわれは2年以内にわれわれのコンピューティング能力に支障をきたしかねない多少の遅延をすでに被っている。われわれは、ECMWFの利益を最優先することに細心の注意を払ってくれたすべての加盟国に対し、大いに感謝する。当然ながら、提案がすべての必要基準に合致することに辛抱強く取り組んだイタリア当局には特に感謝したい。本部を英国に構え、データセンターをイタリアに開設することは新しい経験ではあるが、これは政府間というECMWFの性質をいつわりなく見事に例証するものである」

評議会会長のミゲル・ミランダ教授は以下のように語った。
「各加盟国をはじめ多くの国の気象予報は、ECMWFが世界最高の数値予報を作成、提供し続けることを頼りにしている。この日の決定によって、センターは次のスーパーコンピューティング・システムの調達に関する本格的な計画を開始することができる」

「加盟国評議会を代表し、事務局長と同様に、このプロセスに積極的に参加した加盟国すべてに感謝を表したい。新しいデータセンターはイタリアに開設され、同国政府およびエミリアロマーニャ州から大きなサポートを受ける。この施設が2年以内に目的にかなうようにするためには、依然として多くのことを成し遂げなければならないが、われわれはイタリアのチームがこのプロジェクトにこれまで注いできた情熱と熱意に感動を禁じ得ない」

「ECMWFは、欧州諸国が資金を拠出し可能な限り最高の結果を生み出そうとする1つの証しである。ECMWFは40年前に創設され、気候変動を伴う現在の世界の前に立ちはだかる難題がある」

「イタリアのジャンルーカ・ガレッティ環境相が表明したように、この結果はイタリアにとっての大きな成功である。ボローニャの新しいデータセンターは、ECMWFが今後も持続可能な経済的プロセスおよび市民の安全にとって戦略的な要素である気象現象を観察するという重要な研究を継続していくことを可能にする。ボローニャは今後、世界の環境問題の中心となる。これは、同市の伝統であるスキル、技術革新能力、魅力ある環境データの極値をいっそう向上させる。ガレッティ環境相が言うように、これは環境省、教育省、防衛省、外務省、経済金融省、ステファノボナッチニ知事のエミリアロマーニャ州、ビルジニオ・メロラ市長のボローニャ市、フランチェスコ・ウベルティーニ学長のボローニャ大学など、イタリアの多数の機関による感動的なチームワークの結果である。私はすべての加盟国とともに、ラビエル事務局長とECMWFのミランダ総裁に謝意を表したい。これは、ボローニャが確実に果たす責務である」

2016年に採択されたECMWFの10年戦略は、高解像度の地球システムモデリングという野心的な目標を設定している。これは、現在のアンサンブル予報を現行の18キロ・グリッドからさらに精細にして5キロ・グリッドにする目標を明記している。当面の措置は、2020-2021年に9キロ・アンサンブル予報を実現することである。これらの解像度は、現在ECMWFが利用可能なコンピューター能力の約10倍にあたる新しい高性能コンピューティング施設を必要としており、その一部はより多くのプロセッサーによって達成できる。ボローニャの新施設はスーパーコンピューティングにおける最新技術を収容する柔軟性をわれわれに提供する。

編集者注
欧州中期予報センター(ECMWF)は、34カ国が支援する独立した政府間組織であり、1975年に創設された。中核となるECMWFの使命は、数値気象予報を作成し、科学技術研究を行い、予測スキルを向上させるとともに、気象データを保存することにある。

ソース:ECMWF

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