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京都工芸繊維大学美術工芸資料館が所蔵する機械捺染の着尺図案から京都女子大学の学生がセレクトした柄をもとに製作した復刻柄ゆかたを京都高島屋で販売!

株式会社高島屋 2017年06月22日 17時54分
From Digital PR Platform


京都工芸繊維大学美術工芸資料館(京都市左京区)は、機械捺染(きかいなせん)の着尺図案約3,000点を所蔵しています。これは、昭和初期に京都で機械捺染の図案家として活躍し、その後、日本の染色の発展や後継者育成に貢献した寺田哲朗(てらだ・てつろう)さん(1908~2000年)のご遺族から2001年に寄贈されたものです。繊細でダイナミックな柄が魅力です。

このたび、高島屋では、その着尺図案のうち4柄をもとにゆかたを製作。京都高島屋呉服売場(京都市下京区)で販売中です。柄の選定には、京都女子大学(京都市東山区)家政学部生活造形学科の青木美保子(あおき・みほこ)准教授と学生22名の協力を得ました。

■商品データ
京都高島屋・大阪高島屋限定販売 機械捺染(ローラー捺染)復刻柄ゆかた
4柄 各税込41,040円(数量限定)


■製作に至った経緯
今年1月、和の感性に現代らしさをプラスしたゆかたを製作しようと模索していた高島屋MD本部呉服ディヴィジョン(以下DV)のバイヤーが、機械捺染の図案について青木准教授から話をききました。

その後、バイヤーが京都工芸繊維大学を訪問、図案の実物を見る機会を得ました。バイヤーは、「銘仙柄」をはじめ、繊細で巧緻、かつ時代性が反映された図案に感動、魅力と可能性を感じ、現代の感性でアレンジしてゆかたとして発表することになりました。                               

         
■製作&販売の流れ
2017年3月 高島屋MD本部呉服DVバイヤーが、京都工芸繊維大学美術工芸資料館が所蔵する膨大な図案から15柄を選定
2017年3月 学生22名が、上記15柄から、着用してみたいと思う柄とそれぞれアレンジしたい色などをアンケート用紙に回答する形式で提案
2017年3月 学生らの提案を参考にしながら、高島屋のバイヤーと売場担当者が、最終の4柄を決定
2017年4月 学生らの提案を参考にしながら、高島屋のバイヤーと売場担当者らが色と柄の調整
2017年5月 インクジェット染色→出来上がった着尺をゆかたとして縫製
2017年6月14日(水) 京都高島屋、大阪高島屋にて販売開始(数量限定)
2017年7月2日(日) 京都高島屋にて、京都女子大学の学生13名(予定)によるファッションショーを開催


■ゆかたとして復刻する着尺図案の例
「芙蓉」(ふよう)
学生らの提案を受けて、元図案の繊細なデザインを活かしつつ、2017春夏のトレンドカラーを取り入れています。今年トレンドの「アビス」(深海のようなブルー)をモチーフに、ディープブルーを背景色としました。花をイエローに配色することで、鮮やかなコントラストがポイントになるようにアレンジしました。

「七宝ストライプ」(しっぽうすとらいぷ)
学生らの提案を受けて、「大人っぽく落ち着きのあるゆかた」にアレンジしました。元図案から色数を減らし、メインカラーを品のあるパープルにチェンジ。緻密なストライプによる七宝は、元図案のままホワイトで表現しています。大胆な配色の元図案から一転し、きもののような配色にアレンジしました。

「矢絣に百合」(やがすりにゆり)
学生らの提案を受けて、元図案の大胆な構図・配色を活かし、より「大人っぽくゴージャスなゆかた」に表現しました。元のベージュをイエローに配色し、夜のシーンにも一際映えるようアレンジしました。


■ファッションショーについて
日時:2017年7月2日(日)午後3時~、午後5時~(各回約30分)
場所:京都高島屋5階呉服売場
参加者:京都女子大学の学生(1回生・2回生)13名(予定)

機械捺染(ローラー捺染)復刻柄ゆかたをはじめ、今年の新作ゆかた13点を紹介するファッションショーを開催します。学生がモデルになり、実際に着用。ゆかたの着こなしアレンジには、学生たちのアイデアも一部登場する予定です。当日の司会進行も学生が担当します。


■機械捺染(ローラー捺染)とは
昭和初期、庶民が普段着として身につけていた着尺地の染色の多くに、機械捺染が用いられていました。そのさきがけは、明治後期に西洋から京都に輸入されたローラー捺染機です。ローラー捺染は、昭和初期には、国内に広く普及しました。この技術により、絣や絞りなど様々な文様を模倣的に表現できるようになり、当時の女性たちは気軽におしゃれを楽しむことができるようになりました。

ローラー捺染は、大量生産を目指した手軽な技術という位置づけで、これまであまり調査や評価がされてきませんでした。そのような中、2001年、寺田哲朗さんのご遺族から京都工芸繊維大学に機械捺染の着尺図案や資料が寄贈されたことをきっかけに調査が進みます。

中心となって取り組んだ青木准教授は、時代を捉えた繊細で巧緻な図案に感嘆し、また、機械生産というイメージの影にかくれていた高度な彫刻技術や染色技術など当時の関係者の努力や匠の技が見えてきたといいます。


■寺田哲朗さん
1908(明治41)年、愛媛県生まれ。1923(大正12)年に京都の図案家・布施喆詮(ふせ・てっせん)の塾に入門。1929(昭和4)年、独立、多くの門下生を養成しつつ、機械捺染の図案家として活躍。1940(昭和15)年徴用。1945(昭和20)年、戦後いちはやく仕事に復帰。1953(昭和28)年、国際図案作家連合創立(理事、副理事長、理事長を歴任)、この頃よりプリント服地なども手がける。その後も、日図デザイン会館建設副委員長ほか役職を歴任。1985(昭和60)年、図案家としての第一線を退く。1989(平成元)年、勲四等瑞宝章受章。2000(平成12)年逝去。享年93歳。



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京都市下京区四条通河原町西入真町52
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