Element AI、DCVCと大手グローバル金融機関からシリーズAラウンドで1億200万米ドルを調達

Element AI 2017年06月15日 11時00分
From PR TIMES

新規雇用の創出、エンタープライズAIの導入加速、世界で最も強力なAIプラットフォームの実現を推進日本にゲームやヘルスケア、サービス製品に注力したアジア初の拠点を開設

画期的な人工知能(AI)ソリューションを提供するElement AIは、AI企業としてシリーズAラウンドでは過去最高額となる1億200万米ドルの資金を調達したことを発表しました。

【2017年6月15日/東京】画期的な人工知能(AI)ソリューションを提供するElement AIは、AI企業としてシリーズAラウンドでは過去最高額となる1億200万米ドルの資金を調達したことを発表しました。Element AIは、この調達資金を活用してグローバル規模のAIプロジェクトに参入と投資を行い、カナダ最大のグローバルAI企業としての地位を確立するとともに、2018年1月までにカナダのハイテク分野において250名の雇用を創出します。

さらにElement AIは、グローバルにおける事業拡大の一環として、今夏にアジア初の事業拠点を日本に開設し、ロボティクス、工業生産、サイバーセキュリティ、ゲーム、ヘルスケア、ならびにサービス製品を含めた大規模な市場への参入を視野に入れ、日本企業への働きかけを行います。また、今年中にはシンガポールに、東南アジア地域を統括するための事業拠点を開設する予定です。

アジアはElement AIが重要視する市場の一つであることに加えて、大きな資金調達の場でもあります。中国のTencent Holdings Ltd.と韓国のHanwha Investmentは、いずれもElement AIの重要な投資企業です。

Element AIは、企業がAIを自社の価値あるデータと組み合わせて活用し、短期間のうちに競合他社との差を付けたいという難解な課題を解決します。数々の企業の設立に携わってきたジャン=フランソワ・ガニェ(Jean-François Gagné)、Real Ventures社のニコラス・チャパドス(Nicolas Chapados)、ならびにディープラーニングを生み出した一人であるヨシュア・ベンジオ(Yoshua Bengio)は、世界をリードするAIの研究センターMontreal Institute of Learning Algorithms(MILA)において、ベンジオが推進していた、膨大なスケールを持つ学術向けAIの能力を産業界にも活用することを目標として、2016年10月にElement AIを設立しました。

Element AIは、世界トップ3 のAI研究センターであるMILAと共に独自の非搾取的な学術的協力モデルを初めて創出し、数多くの研究施設において実践を重ねてきました。Element AIはこのモデルを通じて、IT系大企業のリーチや予算を上回る規模のインサイト収集、人材獲得と最先端の研究環境を実現しています。

この資金調達ラウンドはData Collective(DCVC)が指揮を執り、Fidelity Investments Canada、Hanwha Investment、Intel Capital、Microsoft Ventures、カナダ・ナショナル銀行、Development Bank of Canada(BDC)、NVIDIA、Real Ventures、および世界最大のソブリンウェルスファンドの数社が参加しました。Element AIは調達した資金を通じて、数百名に及ぶ最高水準の研究者のための雇用基盤を整備できることに加えて、サイバーセキュリティ、フィンテック、製造、ロジスティクスと流通、およびロボティクス分野のお客様に向けて、AIを活用したソリューションをグローバル規模で積極的に拡大することが可能となります。

Element AIのCEOであるジャン=フランソワ・ガニェは、次のように述べています。「AIはグローバル企業にとって『不可欠』な要素であり、導入を控えれば、企業は競争力を損なう結果を招きます。AIへの投資に豊富な経験を持つDVDCの投資家はこれを理解し、一部の大規模テクノロジー企業のみが活用できていたAIの能力を民主化するために、Element AIが推進する取り組みを支持してきました。AI分野のハードウェアとソフトウェアのパイオニアでトップ企業であるインテル、マイクロソフト、NVIDIAも、自らの事業の発展は、すべての企業がワールドクラスのAIを手に入れることによって実現することを理解しており、それがElement AIが各社からシリーズAラウンドにおける最大規模の支援を受けられた理由です。この歴史的なラウンドは、Element AIが極めて強力なAIプラットフォームを、すべてのお客様に提供できるよう後押しするものです。」

DCVCのマネージングパートナーであるマット・オッコ(Matt Ocko)氏は、次のように述べています。「世界の産業界と政府が今日直面している最も深刻な問題には、多数の専門家が集まる組織でさえも認識が及ばず、高度に複雑かつ急速に変化するデータが関係しています。このような組織とその顧客や一般生活者は、こうした問題に連携して対応できるインテリジェントなシステムを求めています。すでに多くのグローバル規模の問題を解決しているElement AIと、そのワールドクラスの研究者やエンジニアのチームを支援できることを誇りに思います。」

インテルのArtificial Intelligence Products Group(AIPG)担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるナヴィーン・ラオ(Naveen Rao)氏は、次のように述べています。「インテルはAIに全面的に取り組んでいます。ハードウェアに加え、複雑で膨大なデータが関与するプロセスの加速に必要なソフトウェア開発を進めています。こうした取り組みは世界最高の頭脳に投資することを意味しており、Element AIは人工知能をかつてない水準にまで高めることのできる知的能力を備えています。」

NVIDIAのBusiness Development担当バイスプレジデントであるジェフ・ハーブスト(Jeff Herbst)氏は、次のように述べています。「Element AIはNVIDIAのディープラーニングプラットフォームを活用し、さまざまな産業においてAIを可能にする卓越した取り組みを行っています。Element AIが世界で最も困難な幾つかの課題を解決するために、NVIDIAは高性能なGPUとソフトウェアを通じて貢献します。」

今回のラウンドに伴い提供される証券については、現在ならびに将来ともに、米国1933年証券法およびその修正に基づく登録の対象にはなりません。また、登録またはこの法律による登録義務からの免除なくして米国内で投資の募集または販売が行われることはありません。本プレスリリースはいずれの司法区においても販売募集、または購入の勧誘行為の一部をなすものではありません。

Data Collectiveについて
Data Collective(DCVC)は、ディープテクノロジーの応用により巨大産業を変革しようとする企業家を支援するベンチャーキャピタルファンドです。DCVCとその主要メンバーは20年以上にわたりビジネスをグローバル規模で変革する優れた人々を支援し、巨額の富を生み出すと同時に世界をより良い場所へと変えてきました。DCVCは経験豊かなベンチャーキャピタリストのチームと、世界の上位100社のテクノロジー企業や研究機関において大きな成果を挙げてきた、50名を超えるテクノロジー企業家や専門家(CTO、CIO、チーフサイエンティスト、主席エンジニア、ならびにスタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、およびその他の主な技術系大学の教授)とを結び付ける、他に例のないモデルを有しています。DCVCは「種子」段階と「Series A」段階の企業、ならびに企業の成長する段階に注目しています。DVDCの詳細はwww.dcvc.com ならびにTwitter(@dcvc)をご覧ください。

Real Venturesについて
Real Venturesは初期ステージのベンチャーキャピタルファンドのマネージャーであるとともにエコシステムのビルダーでもあり、さらには多くのカナダ有数のスタートアップ企業にとって最初の機関投資家として知られています。同社はソフトウェア、コネクティビティ、および人工知能関連の資産を構築する、あるいはその活用を通じて産業界や既存の状態に破壊的変化をもたらそうとしている野心的な起業家と協力しています。Real Venturesが持つ運営とベンチャー関連の経験を、コミュニティ構築を目指すそれらのアプローチと組み合わせることにより、グローバルに成功を収める企業の設立、構築、および成長を支援しています。www.realventures.com

Hanwha Investmentについて
Hanwha InvestmentはHanwha Group(ハンファグループ)の投資部門です。1952年に設立されたハンファグループは韓国の上位10社に入る事業グループの一社であり、FORTUNE Global 500企業にも名を連ねています。ハンファグループは製造と建設、金融、およびサービスとレジャーの3つの主要分野にわたり、韓国内に56社、海外には226社の関連会社を展開しています。業界での60年を超える実績を持つハンファの製造および建設事業は、化学品と素材から宇宙航空とメカトロニクス、総合的太陽光発電ソリューション、およびグローバルな建設までの幅広い分野にわたります。保険、資産管理、および証券にわたる金融ネットワークは、韓国第2位のノンバンク金融グループとなっています。サービスとレジャー部門は小売とリゾート事業においてプレミアムなライフスタイルを提供しています。詳細はwww.hanwha.com をご覧ください。

Intel Capitalについて
Intel Capitalはインテルの戦略的投資部門として、コンピューティングとスマートデバイス、5Gコネクティビティ、クラウド、データセンター、AI、融合現実、自動運転、IoT、ロボティクス、没入的エンターテインメント、および半導体製造をターゲットとする革新的なスタートアップ企業に資金を提供しています。Intel Capitalは1991年以来世界中の1,476社に118億米ドルを投資し、ポートフォリオ企業のうち620社が株式公開を達成するか買収されています。Intel Capitalは、そのビジネス開発プログラムを通じてポートフォリオ企業エグゼクティブとインテルの顧客およびパートナーであるGlobal 2000企業の間で毎年数千回にもわたる紹介の機会を設けています。Intel Capitalが世界で最も強力なベンチャーキャピタルの一社である理由についてはwww.intelcapital.com ならびにTwitter(@Intelcapital)をご覧ください。

Microsoft Venturesについて
Microsoft Venturesは、モバイルファースト、クラウドファーストの世界をリードする、プラットフォームと生産性の企業であるマイクロソフト(Nasdaq「MSFT」@microsoft)の企業ベンチャー部門です。Microsoft Venturesはデジタル変革を推進しようとする、ビジョンを持った企業家と連携しています。ポートフォリオ企業への約束の一環として、Microsoft Venturesは他に例のないgo-to-marketのための経営資源と、グローバルな戦略的関係を提供しています。Microsoft Venturesは現在サンフランシスコ、シアトル、ニューヨーク、テルアビブ、およびロンドンで事業を展開しています。詳細はリンク をご覧ください。

National Bank of Canada(カナダ・ナショナル銀行)について
2017年4月30日時点で2,390億カナダドルの資産を持つカナダ・ナショナル銀行とその子会社は、カナダ有数の総合金融グループのひとつを構成しています。同行は21,000名を超える従業員を持ち、また最も優れた雇用者のひとつとして広く認識されています。同行の証券はトロント証券取引所に上場されています(TSX: NA)。同行の活動状況はnbc.ca をご覧ください。

NVIDIA について
NVIDIA(NASDAQ: NVDA) が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピュータ グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。詳細はリンク をご覧ください。

BDC Capitalについて
20億ドルを超える預かり資産を持つBDC CapitalはDevelopment Bank of Canada(BDC)の投資部門として、カナダで最も革新的であり、大きな可能性を持つ企業の戦略パートナーとなっています。同社はカナダの企業家が自らの事業をグローバルなトップ企業に合わせて拡大することを支援する、一連のエクイティ、ベンチャーキャピタルとフレキシブルグロース、およびトランジションキャピタルソリューションを提供しています。詳細はbdc.ca/capital をご覧ください。

Element AIについて
Element AIは、画期的な人工知能ソリューションをエンタープライズ企業に提供し、AIにおける最良のノウハウと企業家を組み合わせることにより、あらゆる組織において最先端の次世代AIを実現しています。Element AIは、カナダのケベック州モントリオールに本社を置き、DCVC、Fidelity Investments Canada、Hanwha、Intel Capital、Microsoft Ventures、カナダ・ナショナル銀行、NVIDIA GPU Ventures、およびReal Venturesを含む有数の投資家から資金を調達しています。詳細はリンク をご覧ください。

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