日本で最大測定エリアの独GOM社非接触3D形状測定システム 国内初、MSYSが試作メーカーのトピアへ販売

丸紅情報システムズ株式会社 2017年06月15日 09時30分
From 共同通信PRワイヤー

2017年6月15日

株式会社トピア
丸紅情報システムズ株式会社

日本で最大測定エリアの独GOM社非接触3D形状測定システム
国内初、MSYSが試作メーカーのトピアへ販売

丸紅情報システムズ株式会社(本社:新宿区、代表取締役社長:伊吹 洋二、以下「MSYS(エムシス)」)は、独GOM社(ゴム/GOM GmbH本社:ドイツ・ニーダーザクセン州、社長:コンスタンチン ガラヌリス、1990年設立)製3D形状測定・検査自動化システムの最上位機種である「エイトス スキャンボックス(ATOS ScanBOX) シリーズ8(以下、シリーズ8)」を、総合試作メーカーの株式会社トピア(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役社長:佐々木 英樹、以下「トピア」)へ国内一号機を販売しました。非接触式測定システムパッケージとしては国内最大の測定エリアを誇り、自動車の車体だけでなく、航空機の大型部品、鉄道の車両、大規模な機械設備などの形状を、全自動で測定することが可能です。MSYSはGOM社の国内総販売代理店です。

「シリーズ8」は、乗用車の車体一台分を十分収容できるような、幅2.5メートル・奥行6メートルほどの測定エリアの両側に走行レールを備え、2台のロボットアームに取り付けられたGOM社製3Dスキャナ「エイトス トリプル スキャン(ATOS Triple Scan)」が、各レール上を前後に移動しながら、大型の対象物を非接触でくまなく測定します。これまで自動測定が不可能であった、高さが最大3.5メートルまでの特大サイズも測定可能です。さらに、測定エリアの両外側に直径3メートル、最大積載重量2トンの自動回転テーブルが2台付属し、計測物を載せて回転させながら自動測定を行うなど、様々な測定方法を提供します。エイトス スキャンボックスシリーズに搭載されているロボットは、世界ナンバーワンの産業用ロボットメーカーであるファナック株式会社製です。ドイツの優れた光学技術、精密技術と日本の先進ロボティクスを融合し、大型自動計測を実現しています。

トピアは自動車・航空機・鉄道など、輸送分野の製造業各社を顧客として、試作製品を提供しています。近年、品質への要求は高まってきており、革新的かつ積極的に品質向上へ取り組むべきと判断し、その一環として「シリーズ8」を導入しました。本システムで全自動化したことにより、プレス・組立溶接後の車体骨格 全ての検査に要していた約8時間を、6分の1まで大幅に短縮することが可能となりました。これまでは納期との兼ね合いにより、検査回数が限られていましたが、本システム導入で検査対象件数を大幅に増やすことができます。また、計測作業を無人運用することができるため、導入前には計測現場で常時作業していたオペレーターを計測機から解放することができます。これにより、人材配置の効率化による業務改善や労働時間短縮を図り、製造現場のワークスタイル変革へつなげていきます。トピアは他社に先駆け、日本で初めて本システムを導入し、高い品質と納期を両立させました。今後も付加価値の高い製品・サービスを提供し、顧客の要求に応えていきます。

現在、自動車の車体だけでなく、航空機の大型部品、鉄道の車両、大規模な機械設備など大型対象物の3次元形状を、非接触で自動測定・検査可能なシステムパッケージは、日本国内でシリーズ8だけです。2016年にGOM社が販売を開始して以降、欧米の自動車メーカーを中心に高い評価を得て急速に導入が進んでいます。今回トピアが導入した2台の3Dスキャナを装備する「シリーズ8」と、同じシリーズで1台のスキャナを装備する「エイトス スキャンボックス シリーズ7」の受注実績は、合計で38システムと好調です。GOM社の本拠地ドイツで推進されているインダストリー4.0(*1)において、測定・検査の自動化は必須であり、急速に普及が進むと想定されます。MSYSは、トピアでの導入を皮切りに、自動車メーカーやプレス金型工場などで扱う大型部品の自動測定・検査の啓蒙、推進に力を注ぎ、国内ものづくり企業の品質向上に貢献していきます。

(*1)
インダストリー4.0 ドイツ政府が推進する製造業の高度化をめざす戦略的プロジェクト。情報技術を駆使し製造業を高度にデジタル化する事でコストを大幅に削減する取り組みである。全ての機器がインターネットによってつながり、自動化され、ビッグデータを駆使しながら、機械同士、機械と人が連携し製造現場を最適化することが目的。


【トピアについて】
トピアは、試作のリーディングカンパニーとして、自動車など工業製品の新製品開発を支えてきました。製品および部品の機能や形状を評価するためには、今も昔も試作は不可欠な工程であり、モノづくりの基本として認知されています。当社は、技術コーディネートから3Dデザイン、設計、金型製作、機械加工、板金、レーザー加工、溶接加工、検査・測定、量産化まで、モノづくりをトータルに手がけることができる専門メーカーです。
トピア ホームページ: リンク

【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューション・サービスをお客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融を中心とする様々な業界の知見やグローバルな視点、高度な提案力を強みとし新たなソリューション・サービスの提供を通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」を創出しビジネスを支援します。
丸紅情報システムズ ホームページ: リンク
エイトス スキャンボックス 紹介サイト: リンク

【GOM社について】
GOM社(GOM mbH)は、1990年設立の独ブラウンシュバイクに本社を置く、光学式3次元測定とデジタイジングのリーディングカンパニーです。デジタル画像処理技術を用いた3次元座標測定及び自動測定、変形解析にフォーカスしたテクノロジーであらゆる産業の製造プロセスの革新に役立つソリューションを提供しています。
GOM社ホームページ:リンク

<お問い合わせ先>
株式会社トピア
〒513-0031 三重県鈴鹿市一ノ宮町1477-1
営業本部
電話:059-383-7322

丸紅情報システムズ株式会社
〒169-0072 東京都新宿区大久保3-8-2 新宿ガーデンタワー
広報部広報課(プレス関係者窓口)
電話:03-4243-4040 ファックス:03-4243-4888

<エイトス スキャンボックスに関するお問い合わせ>
丸紅情報システムズ株式会社
製造ソリューション事業本部 計測製造ソリューション部
電話:03-4243-4140

*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
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