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6月23日は「オリンピックデー」 今本当に考えるべきは何か? 2020年はビッグチャンス!芸術文化を社会のエンジンに

公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 2017年06月13日 14時13分
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2020年五輪の開催地が東京に決定して以降、最近の五輪報道で目立つのは、会場、予算、エンブレム等ネガティブな話題ばかり。世の中で巻き起こっている議論の焦点が負の側面に集中し、五輪の開催自体への批判すら生まれています。

一方、今月6月23日は、「オリンピックデー」。日本だけでなく各国のオリンピック委員会が記念イベントを行い、五輪に向けた気運が高まる日です。2020年まで約3年と近づいてきている今、これを機に、「東京五輪に向けて本当に必要なことは何なのか」、ポジティブな議論をしていくべきなのではないでしょうか。

■五輪における文化プログラムの重要性 ~都市の発展につなげたロンドン大会の成功~
先進国である日本にとって、インフラ整備、スポーツ施設の建設など、ハード面でのメリットは多くはありません。では、2020年東京五輪は何をもたらしてくれるのか。その答えは、「文化」にあります。

オリンピック・パラリンピックといえば、スポーツの祭典というイメージが強いですが、「文化の祭典」でもあります。開催国の日本が誇る文化を世界に発信し、また世界各国と文化で交流し、五輪後にも残るレガシーとする、またとないチャンスなのです。それは、4年間で約17万件の文化プログラムを展開し五輪成功の一翼を担ったといわれる2012年ロンドン五輪が証明しています。

例えば、ロンドン五輪における文化プログラム約17万件は、ロンドンだけでなく、イギリス全土の中小都市約1000ヶ所で行われ、204の国と地域から、4万人を超えるアーティストが参加。4年間で4340万人が文化プログラムに参加したといわれています※2。英国は、大規模で先進的な文化プログラムの展開により、文化都市としての価値を大きく向上させたのです。

■東京の文化プログラムをリードする「アーツカウンシル東京」
東京都は、大規模な文化プログラムの展開に向けて動き始めています。その実行部隊として、2020年に向けた東京の文化プログラムの創造をリードしているのが、「アーツカウンシル東京」です。

「アーツカウンシル」とは、”芸術文化に対する助成を基軸に、政府・行政組織と一定の距離を保ちながら、文化政策の執行を担う専門機関。

「アーツカウンシル東京」は、アート団体・個人を対象とした助成・支援、アートプロジェクトの主催・共催など、2020年に向けた文化プログラムの展開をリードし、且つそれ以外にもアート活動に取り組む人たちを色々な角度から支援しています。芸術文化都市としての“東京”の魅力を高め、日本国内、そして世界に向けて発信する役割を担っているのです。

■アーツカウンシル東京が推進する、2020年に向けた文化プログラム
現在2020年に向けてアーツカウンシル東京が展開している文化プログラムの代表事例が、「東京キャラバン」「TURN」という2つのプロジェクト。

「東京キャラバン」は、劇作家・演出家・役者である野田秀樹氏の発案により、多種多様なアーティストが出会い、“文化混流”することで新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げ、日本各地に出現し繰り広げられる「文化サーカス」。3年目となる今年は、京都・熊本・八王子で開催します。

「TURN」は、異なる背景や習慣を持った人々が関わり合い、さまざまな「個」の出会いと表現を生み出すアートプロジェクト。一人ひとりの”その人らしさ”を尊重することのできる、より豊かな関係性の創造を目指し、アーティストの日比野克彦氏監修の下プロジェクトを推進し、今年5月に年間プログラムを発表しました。

また、「東京文化プログラム助成」という助成事業、「東京文化プログラム公募事業」という委託事業を積極的に展開し、2020年に向けた文化プログラムの推進に寄与しています。いわゆる芸術文化のジャンルである音楽や演劇、美術などに限らず、テクノロジー分野との融合など、新しい表現の創造、新しい技術開発などの未来に向けたチャレンジも、五輪後のレガシーになりうる文化プログラムとして、積極的に支援を行っています。

■ 2020年は日本の芸術文化にとって大きなチャンス。この機会をどう活かすかが重要
アーツカウンシル東京オリンピック・パラリンピック文化戦略担当課長 石綿 祐子

・2020年をきっかけに、日本の文化をどう進化させるか
「2020年は、芸術文化にとって大きなチャンスであり分岐点であると捉えています。まず、次世代のアーティストが文化プログラムの創造にチャレンジできる機会であること。若いアーティストたちには、ぜひこのチャンスを掴んでステップアップしてほしいと思っています。また、演劇、音楽、美術、伝統芸能など日本が誇る魅力的な芸術文化を世界に発信する機会であること。まだまだ世界に知られていない日本や東京の魅力を、芸術文化を通して世の中に発信していくことができるでしょう。普段芸術文化にあまり触れない人や、国内だけでなく海外にも積極的に情報発信し、その魅力を知っていただきたいです。この機会をどう活かせるか、しっかり考え実行していくことがアーツカウンシル東京の役割だと考えています。」

・2020年に向けて
「アーツカウンシル東京は、芸術団体への助成・アートプロジェクトの開催といった事業を通して、2020年に向けた文化プログラムの創造を推進しています。現在進行形の事例として、野田秀樹さん監修の『東京キャラバン』と、日比野克彦さん監修の『TURN』などのプログラムが進んでいます。2020年に向けて他にも様々なプロジェクトがこれから動き始めます。」

※アーツカウンシル東京の事業内容につきましては、添付PDFならびにアーツカウンシル東京ホームページをご覧ください。

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