大幸薬品株式会社と大阪大学大学院医学系研究科、「空間環境感染制御学共同研究講座(産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)」を設置

大幸薬品株式会社 2017年06月05日 14時00分
From PR TIMES

低濃度二酸化塩素ガス制御技術を中心とした新たな感染制御法の確立を目指して

大幸薬品株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:柴田高、以下「大幸薬品」)と国立大学法人大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下「大阪大学」)は、本年6月1日に、大阪大学大学院医学系研究科に「空間環境感染制御学共同研究講座(産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)」を設置しましたのでお知らせいたします。

本共同研究講座では、大幸薬品が開発した低濃度二酸化塩素ガスによる空間除菌システムを中心に、再生医療分野や感染制御分野で「空間環境感染制御学」という新たな学問領域を立ち上げ、臨床応用に向けてのサイエンスレベルの高い安全性や有効性データを取得することを目的としています。

また、低濃度二酸化塩素ガスを始めとする様々な環境消毒剤による感染制御技術の開発とその応用により、既存技術では不可能とされていた空間環境への安全で有効な感染制御法の確立を目指します。(大幸薬品は、人が一生涯吸い続けても健康への有害な影響がないとされる低濃度二酸化塩素ガス*を空間中で維持させる低濃度二酸化塩素ガス発生装置と高感度二酸化塩素ガスセンサーの開発を行い、実験空間での有効性の検証を行っております。)空気飛沫感染対策や多剤耐性菌を含む付着感染源に対する感染制御技術を開発、確立するとともに、細胞培養室、無菌室、動物実験室、手術室、薬剤管理室、移植病棟を含む病室、病院内全体の空間環境下での安全性と有効性の科学的評価を行い、その実用化を推進し、さらに、食品工場や製薬工場など幅広い環境管理への適用に向けて、基礎的研究と実証を行います。

さらに、大阪大学大学院医学系研究科・医学部附属病院が取り組むクロス(オープン)イノベーションにより、再生医療の最先端の技術と臨床の現場として全国の先進医療の中核を担う臨床研究中核病院たる大阪大学医学部附属病院を備えた医学系研究科のみならず、空間環境感染制御の要素技術として必要な大阪大学の多様な研究科との異分野融合領域の研究を行います。本共同研究講座では、感染制御方法の新時代を築き、医療技術の発展に寄与していきます。

*:一般社団法人日本二酸化塩素工業会:二酸化塩素ガス室内濃度指針値

<共同研究講座概要>


設置講座名:空間環境感染制御学共同研究講座(産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)
設置場所:大阪大学大学院医学系研究科(〒565-0871 吹田市山田丘2-2)
設置期間:2017年6月1日~2020年5月31日
研究責任者(世話教授):医学部附属病院長(乳腺・内分泌外科学 教授)野口眞三郎
研究代表者:特任教授(常勤) 江副幸子



■大幸薬品株式会社について
大幸薬品は、【「自立」、「共生」、「創造」を基本理念とし、世界のお客様に健康という大きな幸せを提供します】の企業理念のもと、『正露丸』、『セイロガン糖衣A』を主力製品とする医薬品事業と、『クレベリン』を主力製品とする感染管理事業を活動の柱としております。感染管理事業においては、二酸化塩素分子の除菌・消臭能力に着目し、世界に先駆けて物体・空間除菌市場を創造致しました。知的財産の蓄積、新技術の開発等に加え、新製品・サービスの企画・販売をパートナー企業とのアライアンスも積極的に活用しつつ、さらなる市場拡大を目指しております。詳細は公式サイト(リンク)をご覧ください。

■大阪大学 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブによる共同研究講座について
大阪大学の共同研究講座は、企業などの外部組織から資金、研究者などを受け入れて大学内に設置する研究組織です。大阪大学教員と企業研究者とが対等な立場で共通の課題について研究を行うことによって、優れた研究成果が生まれることを促進する制度です。
本共同研究講座は、医学系研究科が推進する産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ(リンク)によるクロス(オープン)イノベーションの推進の一環として研究を行います。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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