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<慢性蕁麻疹患者の実態調査> 慢性蕁麻疹患者の約3割は、症状がないときも心理的負担を感じ、その影響は男性よりも女性の方が大きいことが明らかになる

ノバルティス ファーマ株式会社 2017年05月22日 17時11分
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ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:綱場 一成)は、2017年4月に慢性蕁麻疹患者200名を対象とし、蕁麻疹の実態に関するインターネット調査を実施いたしました。

蕁麻疹は、膨疹(ぼうしん)と呼ばれる紅斑を伴う一過性、限局性の浮腫が病的に出没する疾患であり、その多くは痒(かゆ)みを伴います[1]。
これらの症状は仕事や学業の能率を著しく低下させ、日常・社会生活上の問題となって患者さんの生活の質を大きく損ないます[2]。
本調査は、20~40代の慢性蕁麻疹患者の男女を対象に、慢性蕁麻疹の症状が患者さんの生活に与える影響を明らかにすることを目的に実施いたしました。

本調査の結果から、過去4週間に蕁麻疹を発症している患者さんの約4割が「ストレスがたまる」「仕事・家事・学業で集中が妨げられる」など、日常生活に何らかの影響を受けていることが明らかになりました。
また慢性蕁麻疹患者さんの約3割で、症状が出ていない時でも蕁麻疹を意識してしまうため生活にマイナスの影響があると回答し、心理的負担が大きいという実態が浮かび上がりました。これら日常生活や心理面への影響は、どちらも女性の方が負担に感じる傾向にあり、特に「睡眠中に起きてしまう」「肌を露出できない」「衣類を選ぶ際に素材を気にしないといけない」といった回答が女性から多く得られました。

本調査の監修者である秀 道広 先生(広島大学大学院 医歯薬保健学研究科 皮膚科学 教授)は次のように述べています。
「今回の調査で、慢性蕁麻疹の症状が患者さんの日常生活に及ぼす影響や、症状がない時の心理的負担が明らかになった事は、大変意義深いと考えています。長引く蕁麻疹で日常生活に影響がある場合は、症状改善のために皮膚科専門医を受診することをお勧めします」

同じく監修者である、猪又 直子 先生(横浜市立大学 大学院医学研究科 環境免疫病態皮膚科学 准教授)は次のように述べています。
「今回の調査で、女性に特徴的な慢性蕁麻疹の影響が明らかになりました。患者さんと医師が積極的にコミュニケーションを取ることで、症状について諦めず、生活の質の改善を目指すことが大切であると考えます」


今回の調査の主な結果は以下の通りです。

■蕁麻疹の発症状況
•過去4週間で蕁麻疹症状が出た患者さんの症状発現平均日数は11.3日であり、月の3分の1以上症状に悩まされる患者さんが多いことがわかりました
•過去4週間で蕁麻疹症状が出た患者さんにおいて、症状の継続時間は平均4.1時間でした
•発症時間帯は「夜」が最も多く、全体の約4割でした。男女20代~40代に共通して「夜」の症状が多いことが確認されました

■蕁麻疹発症による日常生活への影響
•過去4週間で蕁麻疹を発症している患者の約4割が、症状が出た際に日常生活に影響があると回答しました。具体的な影響として、「イライラする、ストレスがたまる」「仕事・家事・学業で集中が妨げられる」「眠りにつくのが妨げられる」などが多く挙げられました
•男女別に解析したところ、女性のほうが「日常生活に影響がある」と回答した人が多く、男性よりも女性の方が多く受ける影響として、「睡眠途中に起きてしまう」や「肌を露出できない」などが挙げられました

■蕁麻疹が心理面に及ぼす影響
•慢性蕁麻疹患者さんの約3割が、症状が出ていないときも蕁麻疹を意識してしまうため生活にマイナスの影響があると答え、その75%は「いつ出るかわからないのが不安」と回答しました
•男女別に解析したところ、女性は男性よりも蕁麻疹によるマイナスの影響が大きく、特に「衣類を選ぶ際に素材を気にしないといけない」が男女間で顕著に差がみられ、女性は男性の2倍以上の割合でした
•さらに過去4週間の症状の有無、男女別で解析したところ、男性は最近の症状の有無によって心理的負担に差が出るのに対し、女性は最近の症状がなくても日常生活において心理的負担を感じていることが示唆されました


参考文献
[1].蕁麻疹診療ガイドライン2011. 日本皮膚科学会雑誌; 121(7):1339-88.
[2].Maurer M, Weller K, Bindslev-Jensen C, et al. (2011) Unmet clinical needs in chronic spontaneous urticaria. A GA2LEN task force report. Allergy; 66(3):317-30.


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