ASUS子会社Askey製IoTゲートウェイにACCESSの「NetFront Agent」とロームのWi-SUNモジュールが採用

株式会社 ACCESS 2017年05月22日 09時00分
From PR TIMES

-「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」の採用が加速-

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼子 孝夫、以下ACCESS)とローム株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:澤村 諭、以下ローム)は、ACCESSの世界最小クラスのエッジコンピューティングエンジン「NetFront(R) Agent」とロームのWi-SUN(※1)対応無線通信モジュール「BP35C0」で構成される「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」が、ASUSTek Computerの子会社、Askey Computer Corp. (本社:台湾台北、以下Askey)の世界最小クラスのIoTゲートウェイ「AP5000W(RoHS)」に採用されたことを発表いたします。



「NetFront Agent」は、汎用ゲートウェイにインテリジェント機能を拡張し、電力消費量などのデータ収集・可視化・制御を可能とするエッジコンピューティングエンジンです。ACCESSの「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」の要として機能します。異なる無線通信規格に準拠したスマートメータや、家電、センサー機器等を束ねて相互通信を確立することで、迅速かつ容易に、低コストでデマンドレスポンス(※2)などスマートハウス向け電力マネージメントシステムの構築を実現します(3ページのシステム構成図参照)。

本ソリューションに、国内スマートメータで普及する無線通信規格のWi-SUN通信に対応するローム製モジュール「BP35C0」を組み合わせることで、ゲートウェイとスマートメータ間のデータ連携を可能にしています。

Askey 製「AP5000W(RoHS)」は、コンパクトな筺体を直接コンセントに差し込むだけで利用できる、安価で使い勝手の良いゲートウェイです。Wi-Fi 、Bluetooth、Wi-SUNに対応しています。ACCESSとロームの製品が実装された本製品を利用することにより、既存・新興の電力小売り事業者や、通信事業者、ケーブルテレビ事業者、インターネットサービスプロバイダなどは、開発にかかるコスト・時間を大幅に抑えて、デマンドレスポンスなどエンドユーザへ魅力あるスマートハウス向けサービスを届けることが可能になります。

「AP5000W(RoHS)」は、日本市場向けにAskeyより8月から販売開始される予定です。また、これに先立ち、サンプル品が7月より配布開始される予定です。

なお、ACCESSとロームは、「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」を、来る5月24日~5月26日に開催されるワイヤレスジャパン2017のWi-SUNブースにて参考展示する予定です。

引き続き、両社は本ソリューションの拡販を加速させてまいります。

Askey製ゲートウェイ「AP5000W」

[画像1: リンク ]

特長:
802.11n 1*1
BLE 4.1
Wi-SUN(BP35C0搭載)
筺体サイズ:50*50*45mm (W*D*H) w/o plug

「NetFront Agent」について
ゲートウェイ機器上で動作し、センサーをはじめとする、様々な入出力機器を束ね、データの収集・出力を司る、世界最小クラスのマネージドエッジコンピューティングです。データ収集・出力をはじめ、セキュリティ・FOTA(Firmware On-The-Air)・ハートビート機能(オプション)などインテリジェントな機能を付加し、データの制御・監視・可視化をWeb技術で実現します。またゲートウェイ側で膨大なデータを処理し、クラウドへの負荷を減らす仕組みであるエッジコンピューティング技術としても活用できます。
優れた省メモリ性、移植性、拡張性を特長としており、BLE、Wi-SUN、Wi-Fiといった異なる無線通信規格に対応していますので、これら規格に準拠したセンサーなどIoT機器から発信されるデータを集約し、クラウドインフラへ送信します。

ローム製Wi-SUNモジュール「BP35C0」について

[画像2: リンク ]

「BP35C0」は、業界トップクラスの受信感度を持つ920MHz帯無線通信機能(RF)とマイコン、Wi-SUNに最適な大容量メモリを内蔵するラピスセミコンダクタ製無線通信LSI「ML7416N」を搭載した、アンテナ外付けの小型面実装Wi-SUNモジュールです。
Wi-SUN ProfileのBルートとHANに対応し、業界最小クラスの15mm×19mmサイズを実現しているため、HEMSコントローラーや各種家電への採用に最適です。もちろん、ARIB STD-T108に準拠しているため、日本の電波法認証に沿った製品となっています。

「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」システム構成(イメージ図)

[画像3: リンク ]


(※1) Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)は、日本発の国際標準の無線通信規格。優れた省電力性と雑音に強い通信特性により電気・ガス・水道のスマートメータへの採用が進んでいます。
(※2) 「電力市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力消費パターンを変化させること」。経済産業省の定義より。

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
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[画像4: リンク ]



■ローム株式会社について
ロームは、1958年(昭和33年)設立の半導体・電子部品メーカーです。自動車・産業機器のほか、民生・通信など多様な市場に対し、品質と信頼性に優れたLSIやディスクリート、電子部品を供給するとともに、システム全体を最適化するソリューション提案を行っています。
また、通信事業者や電力事業者含む約100社からなるWi-SUN Allianceに参画し、グループ会社ラピスセミコンダクタ製の無線通信LSIを搭載したWi-SUNモジュールがCTBU(規格テストの基準器)に採用されるなど、ロームグループ全体でWi-SUN製品の展開・普及にむけた活動を行っています。
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[画像5: リンク ]



※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、Linkit、Linkitロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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