Ruby & Rails > 第30回 プログラミングと教育 その3

CTC教育サービスはコラム「 Ruby & Rails > 第30回 プログラミングと教育 その3」を公開しました。

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ご無沙汰しております、株式会社ゼネットの松永です。
この2年間、アフリカにあるモザンビークという国で青年海外協力隊の活動を行っておりましたが、今年年初にその活動を終え帰国いたしました。
このコラムを最後に執筆したのが2014年12月ですから、実に2年3ヶ月ぶりということになります。いやはや時間がたつのは早いものですね・・・。
さて以前のコラムの中で、「プログラミングと教育」について2回に分けて執筆したことがありました(*1)。実は先月2月、帰国後早々に初級者向けのRuby講座の講師を3日間担当しましたので、今回はその第3弾を書いてみたいと思います。

ちなみに今回の講座は、以下のような方針で3日間行いました(*2)。

fig01

この講座の実施を通して、プログラミング教育やRubyについて改めて感じたこと、気づいたことを3つご紹介いたします。

エンジニアでない人がプログラミングを学ぶということ
この講座ではプログラミング未経験者を対象に設定しています。しかしいざ開講してみると、同じプログラミング未経験者といっても、エンジニア(を目指す人)とそうではない人とがいることに気づかされました。ここでいうエンジニアでない人とは、プログラミングそのものが仕事の中心であるエンジニアに対して(*3)、プログラミングそのものは主たるものではなく、何かを行うための選択肢の一つとしてプログラミングを利用する人たちのことを指しています。
この差は小さいようで大きく、エンジニアでない人にとってプログラミングはあくまでもツールの一つに過ぎないのですから利用しない、つまり学ぶことを諦めるという事もありえます。勿論きちんとした判断の下で利用しないという選択をすることが間違っているわけではないのですが、プログラミングに興味を持ってもらったのに諦められてしまうとなんだかもったいない気もしますし、何より折角なら好きになってほしいですよね。そのような人が諦めないために大切だと感じたのは、適切な難易度設定と修了後の具体的なイメージを伝えることの2点です。

私たちエンジニアが初級者向けの講座を実施する際、特に気を付けなければならないのはその難易度設定です。講師側は易しく作ったつもりでも受講者は難しく感じているというのは間々ある話で(*4)、期間に対して内容を詰め込み過ぎていたり、説明をしていない新たな情報をベースに内容を進めたり(*5)といったことが原因なるようです。受講者にとってハードルの高すぎるものであると理解が進まないばかりでなく、学ぼうというモチベーションさえも低下させかねません。
また講座を受講し修了することによって、どんなことができるようになるのか具体的なイメージを伝えてあげることも大切です。非エンジニアの人にとって実現したいことがその講座のゴールにあるとモチベーションも持続しやすいのかなと感じています。

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