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我が子を残虐に殺した鬼畜は、実の親だった。その手に掛けながらも、皆"愛していた"と言う矛盾―気鋭のノンフィクション作家・石井光太がメスを入れる

株式会社旭屋書店 2017年05月08日 12時00分
From PR TIMES

あの作家の意外な素顔が・・・?著者出演インタビュー企画!

1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画"著者出演インタビュー"で、ノンフィクション作家・石井光太が2016年に刊行された最新作『鬼畜の家~わが子を殺す親たち~』について、語っています。



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◆本編再生はコチラ!
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国内外を舞台に、貧困、医療、戦争、災害など数々の時事問題やセンセーショナルな事件を取り上げた作品を執筆するノンフィクション作家・石井光太。『レンタルチャイルド-神に弄ばれる貧しき子供たち』『遺体-震災、津波の果てに』をはじめ、逆境の中で生きる人々の美しさにスポットを当てた、多くの著書を世に送り出している。
「よく貧困地域だとか、戦争をしている地域だとか、事件の場所だとか、辛いところを取材しているねと言われるんですけども、僕は取材によって辛い現実を見たいというのではなくて、その辛い現実の中で人間が、必死に生きる美しさというものを見つめてみたいという気持ちがあるんです。」

今回石井さんには、2016年に刊行された最新作として、『鬼畜の家~わが子を殺す親たち~』について語ってもらった。耳を塞ぎたくなるような残虐な児童虐待事件について、2年間かけて行った徹底的な取材。石井さんは、決して虐待する親の悲惨さを描きたいのではないと語る。
「実際に虐待をしている親に会ってみると、みんな口を揃えて“愛している”と言うんですね。私の子供を愛していた、だけど殺してしまったんですと、涙ながらに言うんです。」

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報道とは異なる役割で、石井さんの作品はひたすらに真実を深く抉る。例えば、虐待する親たち三代にわたってさかのぼる調査は、その生育の歴史まで追っていく。
「僕は、“愛していた”と“殺してしまった”というものが全く違うものだと思っていたんですが、実際に彼らの生い立ちなどを辿ると、親に愛された事が無かった、親に捨てられてきた、親に私生活を搔き乱されてきた。そういった人というのは、子供を愛しているんだけども、子供の“愛し方”が分からない。それが結局、虐待、もしくは子供を殺めるという事につながってしまう。でも彼は必死になって子供を愛そうとしてるんですね。僕は、やはりその姿を描きたいと思ったんです。」

いつでも真実というものは一つだが、この世界に生きる全ての人間が、それぞれの立場と体験を抱えている。石井さんの作品、イラクで実際に起こった日本人人質事件をモチーフに執筆された『砂漠の影絵』では、イスラム過激派の立場すらも描写されている。いま過酷な世界の中で生きる人々の、何とかして生き延びよう、何とかして生きていこう、何とかして人を助けよう、という気持ち。そこに焦点を当てて闇の中の光を描くことこそが、石井さんのテーマだという。時に偏った世論に流されて、本質を見失っていないだろうか?少し立ち止まり、石井光太が魂を削りながら綴り続けている、世界の本質を覗いてみてほしい。

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単行本: 272ページ
出版社: 新潮社

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