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サヘル地域における湿地劣化が生活を破綻させ、移住を余儀なくさせていることを国際湿地保全連合が報告

国際湿地保全連合(Wetlands International) 2017年05月08日 11時56分
From 共同通信PRワイヤー

サヘル地域における湿地劣化が生活を破綻させ、移住を余儀なくさせていることを国際湿地保全連合が報告

AsiaNet 68369

サヘル地域における湿地劣化が生活を破綻させ、アフリカからヨーロッパへの移住を余儀なくさせていることを国際湿地保全連合が報告

ブリュッセル、2017年5月3日/PRニュースワイヤー/ --国際湿地保全連合(Wetlands International)は、湿地生態系の健全性とアフリカのサヘル地域における不本意な人々の移住との関係を政策立案者に強く知らせることを目的とした報告書を発表しました。

「ウォーター・ショック:サヘル地域における湿地と人間の移住(Water Shocks: Wetlands and Human Migration in the Sahel)」と題したこの報告書は、どのようにして不十分な水管理が生態系の劣化を招き、それがヨーロッパなどへの人々の移住の見落とされた原因であるかを考察しています。
  
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立ち退きや紛争は、サヘル地域では一般的に見られます。たとえばチャド湖周辺では、2013年中頃から反政府組織ボコハラム(Boko Haram)の暴動により、130万人の子供を含む230万人以上が強制移住させられました。チャド湖流域(Lake Chad Basin)は、灌漑プロジェクトによる水の汲み上げで表面積の95%の水を失い、この地域の若者は仕事を得る機会を失ったため、武装グループに加わっています。

オランダ赤十字社(Netherlands Red Cross Society)国際支援責任者のユリアン・ラー氏は、次のように結論付けました。「人道支援団体は、持続的な解決策を見出すために、自らの活動を環境と開発の関係者らと結びつける必要があります。天然資源の枯渇に起因するであろう不本意な移住、社会紛争、貧困の複雑で多面的な要因をより深く理解することが必要です。」

欧州連合(European Union)は、サハラ以南のアフリカを横断した災害リスク管理の支援に充てるため、5年間で8千万ユーロの資金を計画しています。欧州連合とアフリカ大陸は、2020年までに1万メガワットの水力発電所の建設により、エネルギー効率と再生可能エネルギーの利用を向上させることを計画しています。

国連によると、サヘル地域には、主に水不足が原因で満足に食料が手に入らない人々が2千万人います。水力発電と灌漑のプロジェクトの開発計画が生態系を国家や地域の開発戦略の中心に据えなければ、ヨーロッパや他の国々は持続可能な開発目標(SDGs)を達成することはできないでしょう。

国際湿地保全連合CEOのジェーン・マドウィックは、次のように述べています。「サヘル地域において包括的かつ持続可能な開発を推進することは、緊急で世界的な優先課題です。しかしこれは、地域の自然水文学を混乱させてきた従来の開発の枠組みやハード面のインフラ構想から転換してこそ達成できるものです。天然資源の基盤の維持や修復は、水と食料の生産性を向上させ、気候変動に対処するための生活戦略を提供するために不可欠です。こうした中、河川の氾濫原や湖のような湿地は、とりわけ地域の最も貧しい人々にとってもきわめて重要です。」

報告書: リンク


情報ソース:国際湿地保全連合


(日本語リリース:クライアント提供)


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