「クライオ電子顕微鏡(Cryo-TEM)試料作成 & 観察」氷包埋法を用いた試料作成から画像取得までの実践的なトレーニングを開催いたします ~ 顕微鏡のライカマイクロシステムズ ~

ライカ マイクロシステムズ株式会社 2017年05月08日 09時29分
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ライカ マイクロシステムズ株式会社(社長:堀北 大介、東京都新宿区)は、2017年(平成29年)6月6日(火)から8日(木)までの3日間、創薬や流体材料系で注目のクライオ電子顕微鏡法(Cryo-TEM)の実践トレーニングを開催致します。今回のトレーニングでは、最もポピュラーな観察手法を扱いますので、初心者の方もお気軽にご参加ください!

このクライオ電子顕微鏡法(Cryo-TEM)ですが、生体試料(細胞、タンパク質)や、流体材料(エマルジョン、インク)などの含水試料を、ダメージを受けやすい水を含んだ状態で高分解能観察ができます。しかし、クライオ電子顕微鏡法非晶質の氷の薄い膜内に試料を包埋する(これを氷包埋という)実験操作や、霜によるコンタミネーションの防御、凍結試料をクライオ電子顕微鏡で観察する実験操作については、それぞれの研究室ごとに伝統的に継承されてきた秘伝・ノウハウがあり、これを知らなければ“まともな”観察が出来ない、というデメリットがあります。

今回は、兵庫県立大学大学院生命理学研究科の宮澤淳夫先生を講師にお招きし、急速凍結装置(Leica EM GP)を用いた氷包埋試料の作製と、汎用の透過型電子顕微鏡(JEM2100)にサイドエントリー型クライオトランスファーホルダー(GATAN Cryo Holder 914)を組み合わせ、クライオ電子顕微鏡(Cryo-TEM)観察までのトレーニングを行います。

トレーニング最終日には、一部の参加者の持込試料を用いたプレリミナリーなCryo-TEM観察を行うことも予定。さらに、電子線照射によるダメージを受けやすい試料の観察に、絶大な偉力を発揮する液体ヘリウム冷却ステージを搭載した透過型電子顕微鏡(JEM-3100FFC)による極低温下(-269℃)での観察も試みます。

生物系、材料系を問わず、凍結技法(氷包埋法)と、クライオ電子顕微鏡(Cryo-TEM)を用いた観察手法に興味をお持ちの方の受講をお待ちしております。


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