中国の上級の人材は経営陣の質が最も重要、ハイドリック&ストラグルズの最新雇用者ブランド戦略調査で判明

ハイドリック&ストラグルズ(Heidrick & Struggles) 2017年04月26日 17時14分
From 共同通信PRワイヤー

中国の上級の人材は経営陣の質が最も重要、ハイドリック&ストラグルズの最新雇用者ブランド戦略調査で判明

AsiaNet 68316 (0611)

【香港2017年4月26日PR Newswire=共同通信JBN】エグゼクティブ・サーチ、リーダーシップ・コンサルティング、カルチャー・シェーピングの各サービスの大手プロバイダーであるハイドリック&ストラグルズ・インターナショナル(Heidrick & Struggles International, Inc.、リンク )(NASDAQ: HSII)は、Getting Employer Branding Right in China (リンク )調査報告を発表、優秀な人材を求める市場競争が激化している中で、上級の人材は何を期待しているかを探った。

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報告の全文は以下のサイトを参照。
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ハイドリック&ストラグルズ中国は最近、雇用者のブランド戦略が企業の成功にどの程度影響を与えているか、また上級エグゼクティブを1つの組織に引き付け、そこにとどまらせる要因は何かを明らかにするため、中国本土でディレクター・レベル以上の上級エグゼクティブ151人を対象に調査を実施した。

ハイドリック&ストラグルズ上海オフィス担当パートナーのリンダ・ジャン氏は「中国における多国籍企業のリーダーは、低経済成長、コスト高、規制強化、eコマースによる破壊的圧力、中国の人口動態の変化によって形作られた“ニューノーマル(新標準)”と呼ばれる今日の経営環境の中で、必要なリーダー人材を引き付け、雇用するのは一段と難しくなっているとみている。熟練労働者の不足と高い離職率により、企業は引き続き人材が最大の懸念だとして挙げている」と述べた。

組織を良い働き場所にする最も重要な要因を3つ挙げよとの問いに対して、回答者らはまず「上級リーダーシップの質の高さ」(57%)や「魅力的な企業文化」(52%)を挙げ、「給与や手当面での優位な雇用条件」(49%)を上回った。しかも、企業のブランド力や名声、個人的な発展・昇進への道が明確であることは、プル要因に関する限りそれほど重要な要因とはみなされていない。

ある企業に引き付けられる要因は何かとの問いに関しては、調査対象のエグゼクティブの90%以上が、カリスマ的で刺激的で信頼できるスポークスマンである上級指導者を保有していることが企業に入社する際の決定に極めて重要であると回答している。これはアリババのジャック・マー氏やBaiduのロビン・リー氏のようなハイプロファイルでカリスマ的な経営幹部が企業イメージと同義語になり、従業員や顧客を鼓舞、触発するという「セレブとしてのCEO」のトレンドに沿ったものだ。

ハイドリック&ストラグルズの中国責任者ジョージ・フアン氏は「われわれの経験では、中国における上級エグゼクティブの離職率は約12-15%。人材獲得競争が激化すると、企業は給与を一級のシニアリーダーを引き付け、つなぎ留める唯一の武器としてあてにできなくなる。中国の上級レベルの従業員の大半は、戦略的ビジョンを持つ、鼓舞するリーダーに付いて行こうとする。そのビジョンがある事業、または財務目標を達成するためのものか、または新たな技術によって業界を破壊するためのものかどうかにかかわらずである。強力な企業文化を育成する鼓舞するリーダーとともに働くことから来る満足感は、上級レベルのエグゼクティブの雇用者の決定にますます影響を与えつつある」と語った。

企業に留まる点に関しては、従業員を企業に留まらせるよう促す最も重要なリーダーシップの資質は、シニアリーダーがそのスタッフを信頼し、高い透明性を維持し、経営者と従業員間の互いのコミュニケーションを育成することである。

調査報告によると、企業の構造やビジネスモデルにとって最も重要な要因を3つ挙げよとの問いに対し、業績優秀者の表彰(99%)、友好的で協力的な職場環境(93%)、多様な思考、新アイデアに対する尊重と奨励(91%)が、説得力のある企業文化を構成する重要な要素とされた。この結果は、以前ハイドリック&ストラグルズが実施したアジア太平洋地域の上級エグゼクティブに対する雇用者ブランド戦略調査であるAsia Pacific Consumer Markets Report 2015(リンク )の結果と似ている。その調査では、回答者の98%が職場での思考の多様性が最も重要な指標と回答、他方、業績優秀者の表彰は97%で2位だった。

調査対象のエグゼクティブの約31%が新たな就職の機会を検討中とし、12-18カ月以内に現職を退職したいと回答した。また、ほかに29%がより良い機会があれば今後2年以内に現在の仕事を辞めるだろうと回答している。この調査結果は、中国の従業員がアジアの他の地域の従業員に比べ、仕事が最適でない現状に辛抱強くないことを示唆している。以前のアジア太平洋調査では、ちょうど30%が現在の雇用者の元を去ることを検討していると回答、このうち半分強が18カ月以内に行動を起こしたいとしていた。

この調査の対象には、中国における幅広い産業にわたる多国籍企業の上級エグゼクティブが含まれており、その産業構成は工業(42%)、消費者(19%)、ヘルスケア(16%)、テクノロジー(10%)、金融サービス(5%)、専門的サービス(3%)、マーケティングサービス(2%)、教育・非利益(1%)、コングロマリット(2%)などとなっている。回答者はすべて世界中で5000人以上の従業員を擁する企業に所属しており、79%は中国で1000人以上の従業員を持つ企業の所属である。また過半数は、中国が彼らの企業のグローバルな収益の10%以上を占めている。

▽ハイドリック&ストラグルズ(Heidrick & Struggles)について
ハイドリック&ストラグルズ(Nasdaq: HSII)はリーダーシップ・コンサルティング、カルチャー・シェーピング、上級エグゼクティブサーチ・サービスの大手プロバイダーとして、世界トップ組織のエグゼクティブ人材とリーダーシップのニーズに応えている。ハイドリック&ストラグルズは60年以上前にエグゼクティブ・サーチという専門的職業の先駆者となった。同社は現在、信頼できるアドバイザーとしての役割を果たしており、統合リーダーシップ・ソリューションを提供し、顧客が世界と1つの経営陣を同時に変革するのを手助けしている。リンク

▽メディア問い合わせ先
Karen Lau
Marketing & Communications Manager, Asia Pacific  
+852-2103-9329
klau@heidrick.com

Alex Brown
Public Relations Manager, Americas
+1-312-496-1871
abrown@heidrick.com

ソース:Heidrick & Struggles


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