こんな現代だからこそ“共同台所”のような優しい場所を 『東京すみっこごはん』

株式会社旭屋書店 2017年04月21日 12時00分
From PR TIMES

あの作家の意外な素顔が・・・?著者出演インタビュー企画!

1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画"著者出演インタビュー"で、作家・成田名璃子が新刊にて第3作目が発表されたばかりの『東京すみっこごはん』について、じっくりと語っています。



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◆本編再生はコチラ!
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「見知らぬ人々がその日その場所に集まってくじ引きで料理当番を決めて、その人が作った料理を、まずかろうが、おいしかろうが、文句を言わず「おいしい」と言って食べるというとっても不思議な台所になっています。」

先日第3作目が発表された、人気シリーズ『東京すみっこごはん』は、年齢も職業も異なる人々が集まる“共同台所”というユニークな場所を舞台に描かれる、恋と愛に溢れた物語。この本で楽しめるのは、個性あふれる魅力的なキャラクター達の人間ドラマだけではなく、読んでいるとお腹が空いてくるような料理描写である。読み手の食欲に訴えかけるような描写を生み出すことができる成田さんが料理上手ではないわけがないと、読者の誰もが思うはずなのだが…。

「全然苦手ですね。雑な性格がそのまま料理に出るんです。登場人物で言うと、奈央(料理苦手な女の子)ですね。奈央の失敗談はそのまま私の失敗談なので…。焦げ臭いニオイとかすごいリアルだと思います。」

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そして、この作品には、成田名璃子自身の経験や想い、そして願望が詰まっているという。
「こういう場所が自分にもあったらいいなっていう想いで書きましたね。大学入学で、ちょうど4月ぐらいの時期に上京してきて3食不規則になって、寝る時間もバラバラになっちゃったりしてすごい心が弱ったと言うか…まさに5月病にかかって親に『大学やめて東京から帰る』って電話したことがあるんですよ。その時、本当にこういう“共同台所”があって誰かと話をして、3食ちゃんと食べていたら、もうちょっと心強く頑張れたんじゃないかな。」

“食”は忙しさを理由におざなりにされがちだが、心の相関関係は無視しがたい。現に、うつ病治療を目的とした「精神栄養学」という分野が注目されているほどだ。現代社会を特徴づけるストレスによって、気づかぬうちに精神的な負担を抱えている人が年代問わず多いだろう。
「そういう人達のシェルターになるような場所があったらいいのになっていうのも、この本が生まれた一つのきっかけになっています。」

ストレスや孤独に敏感な現代人は、クラス、職場、SNSなど、どんな状況でも自分の居場所を探してしまうもの。本当に暖かい場所とはどんなものか?改めて“食”を起点に、場所、隣にいる誰かの大切さについて考えさせられるきっかけが詰まった作品だ。

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文庫: 329ページ
出版社: 光文社

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