ICIS:トランプVS習の対立が世界的石油化学サプレイチェーンの不透明感に拍車

ICIS 2017年04月21日 11時25分
From 共同通信PRワイヤー

ICIS:トランプVS習の対立が世界的石油化学サプレイチェーンの不透明感に拍車

AsiaNet 68142

ロンドン(英国)、2017年4月21日/PRニュースワイヤー/ --

トランプ政権は一貫した政策の方向性を模索中であり、次に何が起こるかは不明です。先週のトランプ大統領と中国の習近平主席の首脳会談を見てみましょう。会談に先立ち、米国側からは貿易で中国に厳しく臨むという敵対的な言葉が聞かれましたが、会談自体はトランプ大統領のツイートの口調の通りにはなりませんでした。これは、ホワイトハウス内部において自由貿易賛成・反対の両勢力が引き続き影響力の拡大を競っていることを示しています。その一方で中国は、他国と同様に国内の社会的、政治的、経済的課題に直面する中で、米国の動きを推測しなくてはなりません。

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現在の不透明性に応えて、石油化学におけるマーケット情報提供のトップであるICISは、コンサルタントのインターナショナル・イーチェム(International eChem)と共同で、世界的不安定性がもたらす課題とチャンスを乗り切っていく石油化学企業と出資者を支援するための季刊レポートシリーズ第1回目を発表しました。

レポートの共同執筆者であるICISのジョン・リチャードソンは、「我われがこの季刊レポートシリーズで目指すものは、2つあります。世界の2大経済圏で起きている構造的転換についての明確な理解を与えることと、これらビジネスおよび投資の開発が与える潜在的影響について説明する詳細な指針を提供することです」と述べています。

石油化学産業は、大きく広範囲な影響に備えなくてはなりません。もしドナルド・トランプ大統領が今後8年間職に留まり、10月の共産党大会で習近平主席の任期を5年間延長することが決まれば、今下される決定は中長期的展望に長引く影響を及ぼします。今こそ明らかにサプライチェーンの前途に待ち受けている大混乱に先立ち準備を始めるときです。

この不確実さ解析(Uncertainty Study)シリーズの第1回レポートは言論戦(War of Words)と題され、インターナショナル・イーチェムのポール・ホッジズとの共著となっています。同レポートの中核は、石油化学・プラスチック産業全体の基礎的要素として一般的に見られるエチレン、プロピレン、ベンゼン、パラキシレン(PX)という4つの重要なバリュー・チェーンに関する詳細な分析です。

購読者は、米国と中国の間の貿易に影響を及ぼす地域間の動きおよび、主要地域の生産者、消費者、貿易業者、投資家にとっての主なリスクと影響に関する分析を利用できます。トランプの様々な新しい政策や中国の刺激策の撤退で予想される影響についても、詳細に分析しています。ほかには、東西関係はどう変化するか、世界の状況に及ぼす今後の影響などの重大な問題を取り上げています。

ポール・ホッジズは、「原材料が当たり前のように地球の反対側まで輸送され、のちに製品として戻ってくるという近年のグローバル化モデルが今後長く生き延びるとは考えられません」と話します。

明らかに、数年先には旧態依然とした状況になりそうにありません。ICISとインターナショナル・イーチェムによるこの最新研究は、業界の現状にとって避けられない変化に対し十分に準備するために必要な洞察と分析を石油化学の幹部チームに提供します。

研究の詳細は、こちらから:
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ソース: ICIS


(日本語リリース:クライアント提供)


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