ストリーミング・データから洞察を導き出して行動に変える新ソリューション「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platform」を発表


米国オーランド「SAS Global Forum」発
石油採掘作業員の安全性確保、心臓病患者の健康管理、スマートフォンによる買物客の誘導など、モノのインターネット(IoT)はますます重要となり、その将来性は計り知れません。しかし、その将来性を大きく切り開くのに必要なハードウェアとソフトウェアを統合したIoTプラットフォームを自前で構築するのは容易ではありません。アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、ネットワーキングのリーディング・カンパニーであるシスコと提携し、統合IoTソリューション「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platform」を発表しました。

Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platformは、Cisco Validated Designに裏付けられた、IoTアナリティクスのための業界初エッジ・ツー・エンタープライズ・プラットフォームです。容量、速度、待機時間の要件に基づいてさまざまなネットワーク層でアナリティクスを適用できる、柔軟で拡張性に富んだプラットフォームです。検証済みの設計になっているため、障壁やリスクが軽減されています。そして何よりも重要な点は、IoTプラットフォームを苦労して自前で構築する必要がなく、重要な意味を持つ結果の発見に集中できることです。

調査会社IDC Researchのリサーチ・ディレクターのアラン・ウェバー(Alan Webber)氏は、「IoTの価値はIoTが生成するデータの中にあります。しかし、アナリティクスや分析の手法を使ってデータを情報や知識、行動に変換しなければ、データはただ存在するだけです。今回のSASとシスコの提携がこれほどエキサイティングに迎えられているのもそのためです。世界の両翼を担う2社が手を携えたことで、IoTで収集したエッジ・データをアナリティクスの活用によりこれまでにないビジネス価値へと変換し、真のエッジ・ツー・エンタープライズの価値を享受できるようになったのです」と述べています。

製造業、生産業者、業界リーダー、ソリューション・プロバイダーから構成されるグローバル・コミュニティーのMESA Internationalのプレジデントであるマイク・ヨスト(Mike Yost)氏はこのプラットフォームの価値について次のように述べています。「IoTの核心について掘り下げて議論すると、必ず同じ結論にたどり着きます。すなわち、IoTはIT(情報技術)とOT(運用技術)がもたらす潜在的なビジネス価値であり、当コミュニティーのメンバーが解決を求めてやまない複雑な課題です。データが生成されるネットワーク全体にアナリティクスを適用することで、多くの課題が解決されると確信しています。データの管理者からデータの探索者へと変わることで、データの中にあらゆる可能性とより確かな洞察を発見できるようになると確信しています」

SASとシスコの共同開発プラットフォームの詳細については、451 Research発行の
「SAS takes Event Stream Processing to Cisco’s Edge for Internet of Things Stack」(英文)レポートをご覧ください。
リンク

<事実に基づく俊敏な行動>
プラットフォームの主な特徴:
■エッジ・コンピューティング:シスコのIoTゲートウェイと「SAS(R) Event Stream Processing」の融合により、データを生成しているデバイスやセンサーのすぐ近くで、「流れているデータ」に対して分析モデルを瞬時に適用することができます。分析の結果、アラートを起動したり、保存に適したデータか、あるいは転送してよいデータかなどの定義を行うことができます。

■柔軟なエンタープライズ・コンピューティング:関連するデータセットがエッジで特定されると、データセンターまたはクラウドに転送され、別のエンタープライズ・データと結合されてコンテキストが作成されます。これにビジュアライゼーションやデータ・マイニング、機械学習などの高度な分析手法を適用して新しい洞察を導き出したり、まったく新しい分析モデルを作成することができます。こうして作成した分析モデルをクラウドに配備したり、必要に応じてエッジに戻すことも可能です。

■管理:エッジとデータセンター/クラウドとを接続する強固なインフラストラクチャーの提供とさまざまなネットワーク層におけるアナリティクスの管理サポートはシスコが提供します。特に大量の数のエッジ・デバイスを配備してスマートグリッドを展開している電力会社などに有益です。

シスコ ユニファイド コンピューティング システム グループの最高技術責任者(CTO)であるラフナス・ナンビアー(Raghunath Nambiar)氏は、「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platformは、幅広い業界の多種多様な用途に使用できます。企業は情報を瞬時に取得して俊敏に行動に移せるようになります。シスコとSASは、カスタマー・エクスペリエンスの向上、設備資産パフォーマンスの改善、不正防止の対策など、あらゆる種類の用途に向けてストリーミング・データの価値を共に強化しています。両社が手を取り合うことで、両社のお客様が思いのままにデータを管理し、機敏な対応を高められるよう支援します」と述べています。

本発表は、3万人を超えるSASソフトウェアの法人ユーザーとITユーザーがオンサイトとオンラインで集結した世界最大のアナリティクス専門カンファレンス、SAS Global Forumにおいて行われました。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、83,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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