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SAS、データと群衆のパワーを結束してグローバルな人道問題の解決を支援


米国オーランド「SAS Global Forum」発
人道支援組織やNPO法人は膨大なデータを保持していながらも十分なリソースがないために、データをグローバルな危機の解決に役立てることが困難な現状があります。この課題を解決するのが「GatherIQ(TM)」です。アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)が推進するこの革新的なクラウドソーシング・プロジェクトは、アナリティクスを一般市民の手に預けて、世界的な問題を解決しようという取り組みです。GatherIQの最初のプロジェクトとなったのが国際移住機関(IOM)との協力です。SASとIOMは、移民者が直面している危機をより詳しく理解できるよう、一般市民にデータ分析の支援を呼びかけています。

毎年数千人もの移民者が、新天地に辿り着く前に、行方不明、もしくは命を落としています。IOMはこうした被害者が2000年から2016年の間に63,000人を超えていると予測しています。IOMが分析支援を求めている移民危機の問題点など詳細は、GatherIQのモバイル・アプリから知ることができます。GatherIQは、人口統計値や移民ルート、移民先などのIOMが所有する「Missing Migrants Project」から膨大なデータを収集しています。

GatherIQコミュニティーに参加すると、モバイル・アプリから「SAS(R) Visual Analytics」のインタラクティブなレポートにアクセスして、関連する分析結果のビジュアライゼーションを探索することができます。こうして得られた洞察を、問題を解決してくれそうなコミュニティーに投稿したり、観測所見として共有したり、あるいは互いの分析結果の検証に使用することができます。

このモバイル・アプリを使用することで、洞察をソーシャル・メディアで簡単に共有し、人々の関心を移民危機に向けさせたり、GatherIQコミュニティーへの参加を促したりすることができます。IOMは群衆によるパワーを活用して、移民者に今何が起こっているのか、組織としてどんな支援ができるのかをより詳しく理解したいと考えています。

IOM報道官のレオナルド・ドイル(Leonard Doyle)氏は、「移民危機は収まることなく今も続いています。彼らが直面しているリスクをより詳しく理解できれば、彼らを保護するために私たちはもっと多くのことができるはずです。データを分析して問題の解決に貢献してくれる人が増えれば、私たちはもっと多くの命を救うことができます」と述べています。

GatherIQアプリ(英語版)は、App Store(R) からをダウンロードできます。 Android版とウェブ版も近日中に提供される見込みです。

データを活用した人道支援/社会支援(Data for Good)と有用なスキルの習得
SASはGatherIQを通して優良なNPO法人と協力し、それぞれの団体が所有するデータから多くのことを学べるよう支援していきます。各プロジェクトでは、一般市民に呼びかけて、彼らの時間、知識、分析能力を国際社会が抱える人道的、教育的、環境的課題の解決に役立ててもらいます。

SAS国際開発担当グローバル・マネージャーのアイサー・シェイ(I-Sah Hsieh)は、「複雑な国際問題の解決に貢献したいと思っていても、どこから始めていいか分からないすべての人にとって、GatherIQはひとつのきっかけとなります。アナリティクスで世界をより良くしたいという当社のミッションに手を貸してください。データ・サイエンティストである必要はありません。前向きな好奇心と人を助けたいという気持ちがあればいいのです」と述べています。

GatherIQコミュニティーの参加者は人道的危機の理解の向上に一翼を担う一方で、最新のデータ・ビジュアライゼーション・ツールを使ったデータの探索方法を習得することができます。データを分析して新しい洞察を導き出す能力は、今日の経済で高く求められているスキルのひとつです。GatherIQは分析とビジュアライゼーションを研究プロジェクトや教科学習に当てられる機会を提供します。

アイサー・シェイは、「教員、教授、学生にはこのプロジェクトを学習や研究に当ててもらいたいと思います。今の学生は世界を変えたいと願っています。GatherIQに参加してデータ分析の経験を積めば、ゆくゆく問題となるデータ・スキルのギャップも同時に埋めることができます」と述べています。

SASとIOM、データを活用した人道支援/社会支援(Data for Good)活動で協力
SASとIOMによる人道支援のコラボレーションは、すでに大きく貢献した実績を有するとともに、より近代化した災害対応の好例と言えます。2013年、フィリピンに未曾有の被害をもたらした台風30号の襲撃後に、SASはIOMの避難所データを分析して、救援活動の対象を絞り込み、最も重大な健康問題が発生している地域を特定しました。例えば、過密具合、飲み水の衛生問題、がれきの処理問題といった危険な状況にある避難所をIOMがマップで確認できるようにしました。また数多くの家族が仮設の避難所で生活している地域をピンポイントで迅速に特定できるようにしました。この協力により、IOMは救援が最も必要とされている地域にサービスとリソースを提供することができました。

2015年のネパール大地震発生後の救助活動の際にもSASはIOMと共同作業を行っています。雨季が近づいていたことから、SASは3億行にも及ぶ世界中の貿易データを分析して、ブリキの屋根資材の調達先を迅速に特定しました。IOMはすぐに31万枚のブリキ板を発注して、住まいを失った45,000戸の家族に避難施設を提供しました。

ドイル氏は、「SASとIOMは、アナリティクスとデータ・ビジュアライゼーションの価値が希望を失った人々に希望を与えることができることを実証してきました。一般市民の参加により、その価値は爆発的に高まることが期待できます」と述べています。

本発表は、3万人を超えるSASソフトウェアの法人ユーザーとITユーザーがオンサイトとオンラインで集結した世界最大のアナリティクス専門カンファレンス、SAS Global Forumにおいて行われました。

GatherIQ(英文)アプリについては、下記URLをご覧下さい。
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Missing Migrants Projectの詳細については、下記URLをご覧下さい。
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<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、83,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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