ギスラン博士博物館とヤンセンが2017年「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」の候補の推薦を呼びかけ

ギスラン博士博物館とヤンセンが2017年「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」の候補の推薦を呼びかけ

AsiaNet 67518

【ゲント（ベルギー）2017年3月10日PR Newswire】
＊精神障害者のために顕著な貢献をした活動家たちをたたえる機会

ベルギーのゲントにあるギスラン博士博物館（Dr. Guislain Museum）とヤンセン・リサーチ・アンド・デベロップメント（Janssen Research & Development, LLC）（「ヤンセン」）は27日、第6回「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞（Dr. Guislain "Breaking the Chains of Stigma" Award）」の候補推薦を募集すると発表した。同賞は、精神障害にまつわる汚名の軽減に顕著な貢献をした個人、プロジェクト、または組織をたたえるものである。世界中の個人、組織からの候補推薦は、ウェブサイトwww.drguislainaward.org で2017年4月16日まで受け付ける。受賞者・団体は、精神障害にまつわる社会的汚名を軽減する努力をさらに進めるために5万ドルの賞金を授与される。

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ギスラン博士博物館のゼネラルディレクターであるルネ・ストックマン修道士は「人々は社会的汚名のためにしばしば精神障害への支援を求めることをためらうことをわれわれは知っている。『汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞』は、精神障害にまつわる汚名を軽減するのに寄与している類まれな人々を認め、たたえるものである」と述べた。

メンタルヘルス分野の国際的な活動家や著名な権威で構成される独立した選考委員会が「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」の受賞者を決定し、受賞者は2017年10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にベルギー・ゲントで行われる式典で表彰される。

2016年の「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」の受賞者にはチャンタラバディ・チョウラマニ（Chantharavady Choulamany）医学博士（MD）が、ラオス人民民主共和国で精神疾患を患いながら生活を送っている人々の生活の質に影響力を与えたとして選出された。人口600万余りのラオスでわずか2人の精神科医の1人であるチョウラマニ博士は、心の健康サービスの利用を増やし、心の病を治療し、理解を進める教育プログラムの開発に生涯をささげた。チョウラマニ博士はあらゆるレベルの政府機関とともに取り組み、より良い治療サービス、より多くの訓練を受けた医療従事者作り、そしてメンタルヘルス・プログラム支援のための資金作りを唱道している。

ヤンセン・リサーチ・アンド・デベロップメントの神経科学・国際治療科長であるフセイニ・K・マンジ医博（MD）は「ヤンセンではわれわれは精神疾患を持つ人々の擁護に深くかかわっている。われわれは世界のメンタルヘルス・コミュニティーと協力して、変化をもたらし、脳疾患を患う人が誰も差別扱いを受けないようにするために努力している。この賞は、汚名を打破するために影響を与えている世界中の人々を認め、たたえる重要な賞である」と語った。

ヤンセンは、ポール・ヤンセン博士（1926年－2003年）の功績を礎に神経科学領域の研究の発展に長きにわたりコミットしている。「ポール・ヤンセン博士」は、20世紀で最も才能があり最も熱心な医師、薬学研究者の1人として知られている。ヤンセンは博士の意志に敬意を払い、メンタルヘルス・コミュニティーやさまざまな活動組織およびプロジェクトを支援している。ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のヤンセンファーマ（Janssen Pharmaceutical Companies）は2011年、精神疾患の新しい治療法発見を加速するため、バイオテクノロジー、製薬、公共部門のコラボレーション促進を図る総合的なイニシアチブ「Healthy Minds（ヘルシーマインド）」を発足させた。

▽「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」（the Dr. Guislain "Breaking the Chains of Stigma" Award）について
メンタルヘルスケア（精神医療）への取り組み、またはメンタルヘルスケアに関する意識高揚に顕著な貢献があった世界の個人、組織、またはプロジェクトが「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」の対象者になる（注）。同賞は、以下のような個人（複数を含む）、組織、またはプロジェクトに授与される。

＊文化・社会レベルで最も広義のメンタルヘルスケアに対して優れた貢献をした
＊精神障害にまつわる汚名を軽減するうえで真の貢献をした
＊メンタルヘルスケアに注意を喚起した
＊上記のすべてを情熱、創造性、革新性をもって実行した

「汚名の連鎖を打破するギスラン博士賞」―ヨセフ・ギスラン博士（1797年－1860年）は精神障害患者に献身した活動家で、患者に科学的根拠がある治療を行ったベルギー初の精神科医である。ギスラン博士は精神障害患者の熱心な擁護者であり、患者の権利を守り、その社会的地位の向上を支援するためにたゆまぬ努力を重ねた。ギスラン博士博物館とヤンセンは共同でこの賞を後援しており、資金はヤンセンが提供している。両組織は精神障害の研究、治療、教育の分野に豊かな伝統を擁し、長期にわたり関与してきた。

▽ギスラン博士博物館について
ギスラン博士博物館（Dr. Guislain Museum）は1986年、ベルギーのゲントに設立された。展示は、精神医学の歴史とアウトサイダーアートに関する常設展と特別テーマ展になっている。博物館には一連の精神障害の治療写真、2世紀にわたる包括的な記録文書、さらに精神医学の歴史をたどる大規模な図書館がある。博物館の展示は包括的で、公衆教育および精神障害治療に関する誤解や偏見の是正を目指している。ギスラン博士博物館には毎年、7万2000人が来場する。

（注）ジョンソン・エンド・ジョンソン、ヤンセン・リサーチ・アンド・デベロップメント、およびそれぞれの子会社、ギスラン博士博物館、広告代理店の幹部および従業員、直系親族、家族は、推薦者や候補、選考委員としてギスラン博士賞に参加する資格がない。直系親族の定義は、親、兄弟、あるいは使用人として世帯に同居する者である。

▽問い合わせ先
Patrick Allegaert
Dr. Guislain Museum
+32 9 216 35 95
allegaert.patrick@gmail.com

Yoon HeeLamot
Dr. Guislain Museum
+32 9 216 35 36
y.lamot@museumdrguislain.be

ソース：Dr. Guislain Museum

（日本語リリース：クライアント提供）