アイリスオーヤマ法人向けLED照明照明制御事業に本格参入自社開発の無線照明制御システムとDALI対応照明器具を発売

生活用品製造卸のアイリスオーヤマ株式会社(本社:仙台市、代表取締役社長:大山 健太郎)は、法人向けLED照明事業において、照明制御の市場に本格的に参入します。当社独自の無線通信プロトコル※1を採用した照明制御システム「LiCONEX(ライコネックス)」と、照明制御の国際規格で汎用性が高い「DALI」に対応した照明器具を自社開発し発売することで、照明制御システムを組み合わせたLED化の提案を強化していきます。



 当社は2015年に業界最高の発光効率200lm/W※2を誇るLED直管ランプを発売するなど、高効率LED照明の先進企業として日本の節電に貢献してきました。一方で照明設備の市場では、照明を最適な明るさに制御し、時間帯などに合わせた個別制御を行うことで、省エネ効果を更に高める照明制御システムへのニーズが高まりつつあります。そうした中、当社は独自の通信プロトコルを採用した無線照明制御システム「ライコネックス」と、照明制御の国際規格「DALI」に対応し様々な照明制御システムと通信可能な照明器具を発売します。お客様のニーズに合わせて選択できる制御照明を取り揃えることで、「総合照明メーカー」として幅広い高効率照明の品揃えと組み合わせ設備全体の省エネ化の提案を強化していきます。

 当社は今後もLED照明の更なる高効率化に加えて、様々なニーズに適合する製品の開発進め、省エネルギー社会の実現と快適空間の構築に貢献していきます。


■新商品の概要
【無線照明制御システム ライコネックス】
ライコネックスはお客様のタブレット、スマートフォン、パソコンから照明の入切や調光ができる無線照明制御システムです。無線を利用しているため、天井裏の大掛かりな配線工事が不要であり、導入時の費用を最小限に抑えることができます。さらに、独自の通信方式である「メッシュリンクプロトコル」により壁などの障害物の影響を避け、安定した高速通信が可能です。独立した照明制御が可能なため、離席している箇所のみ消灯する、時間帯に合わせて照度を自動制御するなど、きめ細やかな節電が可能です。

【DALI対応照明器具】
照明制御の国際規格IEC62386で規定された「DALI」に対応した照明器具シリーズを発売します。国内の照明制御システムは各社独自の通信プロトコルを採用している場合が多く、使用できる照明器具が照明制御システムと同一メーカーの製品に限られる場合があります。DALIはオープンプロトコルのため、DALI対応の機器であれば、メーカーが異なる機器でも接続することができます。当社は自社開発したDALI対応の電源装置を今後幅広い品ぞろえの照明器具に搭載することで利用者の要望に合わせた柔軟な照明設計を提案していきます。


※1:通信手順。機器間で通信を行うための、手順や規約。
※2:ルーメン・パー・ワット。1Wあたりの光束(光の量)を表す数値。ランプの省エネ性能の指標


■商品特長【ライコネックス】
1.無線の照明制御装置のため、大掛かりな工事が不要
2.ウェブアプリによって、タブレットやスマートフォンから個別の制御が可能
3.独自開発の「メッシュリンクプロトコル」による高い安定性と高速通信


1.無線の照明制御装置のため、大掛かりな工事が不要
無線のため天井裏の大掛かりな配線工事をせずに設置でき、周辺機器も通信の親機となる「ベースモジュール」のみであり、有線の照明制御システムと比較して初期投資を大幅に抑えることができます。また、専用の灯具には一台ごとに設定された情報を記憶した「アドレスキー」を内蔵しており、灯具の交換の際にはアドレスキーを移し替えるだけで、再設定を行うことなく使用することができます。

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2. ウェブアプリによって、タブレットやスマートフォンから個別の制御が可能
ウェブアプリによる操作ができ、タブレット、スマートフォン、パソコンなど、さまざまな機器から操作が可能です。照明器具一台ごと個別に制御することができ、離席時に自分の席のみ消灯するなどの細やかな節電が可能です。さらに、時間ごとの調光が可能なため、昼の明るい時間には照度を抑えるなど、不要な消費電力を削減することができ、LEDによる節電効果と合わせて最大85%※の大幅な消費電力削減を行うことができます。

3.独自開発の「メッシュリンクプロトコル」による高い安定性と高速通信
一般的な無線照明制御システムは、親機からそれぞれの照明器具に直接指令を発信するため、壁などの障害物がある場合、親機を設置する場所に多くの制限がかかる場合がありました。ライコネックスは独自の通信方式である「メッシュリンクプロトコル」により、照明器具から照明器具へとリレー方式で信号を伝達します。指定の照明器具まで信号を伝える最短ルートをそれぞれの照明器具が自動で選択するので、素早く安定した通信が可能です。また、通信を阻害する他の電波が飛んでいる周波数チャネルを避けて、都度最適なチャネルで通信する「チャネルホッピング」により、混雑しやすい2.4GHz帯域ながら安定した通信が可能です。
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※:蛍光灯32Wインバーター式 Hf32形×2本(70W)とラインルクス無線調光型5200lm(34,3W)との比較。当社調べ。適正照度制御。スケジュール制御、不在時消灯を行った場合。設備、環境により削減率は変動します。


■商品特長【DALI調光対応照明】
今回当社は照明制御の通信プロトコルの国際規格である、DALIに対応した電源装置を自社開発しました。今後、当社の幅広い品ぞろえの照明器具に搭載することでDALIに対応した照明器具を順次展開していきます。第一弾として、LED一体型ベースライト「ラインルクス」、LEDグリット照明、LEDダウンライトにおいて、DALIによる照明制御に対応した製品約300アイテムを順次発売していきます。


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■DALIによる照明制御の特長
1.国際規格による高い汎用性
2.シンプルな配線。レイアウト変更が容易
3.デジタル調光により調光の微調整が可能

1. 国際規格による高い汎用性
照明制御の国際規格であり、DALI対応であれば異なるメーカー同士の製品でも通信ができるめ、豊富な器具を使用した柔軟な照明設計が可能です。

2. シンプルな配線。レイアウト変更が容易
既存PWM調光の照明制御システムの場合、ゾーン※ごとに配線が分かれており、照明器具がそれぞれ調光器に接続されるため、オフィスのレイアウト変更による照明の設定変更の際、再度配線工事が必要になる場合があります。DALIによる調光システムの場合、灯具一台一台が固有のアドレス(識別番号)を持つため、シンプルで済み、施工の手間を軽減することができます。さらに、プログラミングによって一台ごとのゾーン設定を行えるため、レイアウト変更の際にも容易に照明の設定を変更することができます。
※スイッチの操作によって連動して動く照明のグループ

3.デジタル調光により調光の微調整が可能
DALI調光はデジタル方式であるため、従来のアナログ方式であるPWM調光と比較し明るさを細かくコントロールすることが可能となります。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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