津波から市民の命を守る人工高台「平成の命山」市内4箇所に整備完了

袋井市 2018年02月27日 11時28分
From 共同通信PRワイヤー

2017/3/5

静岡県袋井市

津波から市民の命を守る人工高台「平成の命山」市内4箇所に整備完了

静岡県袋井市では、想定される南海トラフ巨大地震などの大規模地震による津波から市民の生命を守るため、「袋井市津波避難計画」に基づき、平成25年度から津波一時避難場所となる人工の高台「平成の命山」4箇所の整備を進めてきました。

平成24年度から整備事業に取り組み、平成29年3月4日までに市内4箇所の命山の整備を全て完了しました。
これにより沿岸部の住民1,940人の安全が確保されたこととなります。

本事業は、東日本大震災における津波による被害を教訓に、沿岸部住民の命を守るべく、平成23年5月、浅羽南地区において立ち上げられた住民組織「津波から命を守る幸浦(さちうら)プロジェクト」と市が協働で取り組んできました。

小学校などの公共施設をはじめ、工場、事務所などの民間事業者とも連携して避難場所の確保に努めるも、既存の施設では一時避難が難しい地域に4箇所の命山を整備することを計画、実施したものです。

本市には、江戸時代に高潮の被害から村人の命を守るために造られた人口の築山「命山」(静岡県指定文化財)が、市内大野地区と中新田地区に現存しています。津波から尊い人命を守るため、先人の知恵に学びつつ、現代工法による「平成の命山」が、地元住民の声により誕生しました。

整備概要

1 湊西地区命山「江川(えがわ)の丘」
・敷地面積:5,968㎡ ・収容面積:300㎡ ・収容人数:300人 ・海抜:10m ・地上高:8.1m
・海岸からの距離:約1.3km ・工期:H24.11.17~H25.12.21 ・事業費:約3億7,600万円

2 湊東地区命山「湊命山」
・敷地面積:6,433㎡ ・収容面積:1,300㎡ ・収容人数:1300人 ・海抜10m ・地上高:7.2m
・海岸からの距離:約1.3km ・工期:H26.10.15~H28.3.15 ・事業費:約2億6,300万円

3 東同笠・大野地区命山「寄木(よりき)の丘」
・敷地面積:7,859㎡ ・収容面積:300㎡ ・収容人数:300人 海抜:10m ・地上高:7.5m
・海岸からの距離:約1.2km ・工期:H27.6.25~H29.2.19 ・事業費:約3億7,700万円

4 中新田地区命山「きぼうの丘」
・敷地面積:8,716㎡ ・収容面積:400㎡ ・収容人数:400人 ・海抜:10m ・地上高:7.5m
・海岸からの距離:約1.2km 工期:H28.2.20~H29.3.4 ・事業費:約3億1,700万円



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