日本のミュージック・エンターテインメント最大手エイベックス・グループが中国本土市場を再発見

NetEase Cloud Music 2017年03月02日 16時07分
From 共同通信PRワイヤー

日本のミュージック・エンターテインメント最大手エイベックス・グループが中国本土市場を再発見

AsiaNet 67640 (0309)

【杭州(中国)2017年3月2日 PR Newswire=共同通信JBN】
*エイベックスは日本の音楽著作権の独占的ライセンスを中国のデジタルミュージック・プラットフォーム大手のNetEase Cloud Musicに付与

日本のミュージック・エンターテインメント最大手エイベックス・グループ・ホールディングス(Avex Group Holdings Inc.)と中国のデジタルミュージック・プラットフォーム大手のNetEase Cloud Music(網易クラウドミュージック)はこのほど、双方が中国本土における日本の音楽著作権の独占的ライセンスをNetEaseに付与する戦略的パートナーシップの構築に関する合意書に調印したと共同発表した。この合意により、NetEase Cloud Musicは、中国本土でのエイベックスの音楽コレクションの配信とプロモーションを担当し、NetEase Cloud Musicは中国本土での著作権で保護された最大の日本音楽のコレクションを備えたプラットフォームとなった。合意書調印は、エイベックスが6年間の中断後に中国本土市場に再び参入したことを示している。

エイベックスがこの重要市場への復帰を決断したのは、中国の規制当局である国家版権局(China Copyright Administration of China、NCAC)が、かつてはひどい違反行為が横行していた市場に秩序をもたらすことに成功したことを受けたものだ。

日本を拠点とするエンターテイメント関連子会社の持株会社であるエイベックス・グループは、日本のこの分野で最大の企業であるだけでなく、世界最大級の独立系レコード会社である。エイベックスは、長年にわたり過去最高のレコード売上を記録して日本市場を独占し、浜崎あゆみ、Every Little Thing、倖田來未、大塚愛、AAA、Wagakki Bandなど、日本で最も人気のあるミュージシャンの多くのマネジャーを務めている。エイベックスは1998年に初めて台湾に事務所を構え、中国市場への初めての正式な参入を計画した後、上海に事務所を開設した。エイベックスは6年前、インターネット上での音楽の海賊行為の横行にもはや対処することはできないと判断し中国市場から撤退した。

NetEase Cloud Musicとエイベックスとの提携は、日本の音楽を中国に大規模に輸入する先例となる。中国のオンライン音楽プラットフォームは、適切な著作権保護を備えた日本音楽に関して何を提供することができるのかという問題とこれまで取り組んでいたため、日本音楽ファンは利用可能な楽曲が少ないことに不満を抱いていた。

NetEase Cloud Musicの実績は、エイベックスが同社を中国での独占著作権代理人に選んだ大きな要因の1つだった。Netease Cloud Musicは2013年4月からライブを開始して以来、2億人のファン層を構築し、中国のトップ3のオンライン音楽プラットフォームの1つとなった。さらに同社は、ファンによって作成された2億件以上のプレイリストと4億件のユーザー作成レビューで、音楽を中心としたソーシャルフレームワークとあいまって評判を高め、ファンが自分たちが好む楽曲への熱意を共有することを容易にした。このサイトは「中国最高の音楽プロモーションプラットフォーム」と名付けられた。

NetEase Cloud Musicでの日本音楽に対する需要増加とスタッフの管理能力もまた、エイベックスが同社を提携相手に選ぶうえで重要な役割を果たした。NetEase Cloud Musicの使用状況データによると、日本の楽曲が聴かれている回数、特に日本のアニメ、漫画、ゲーム(ACG)に関連する楽曲の数が爆発的に増加しており、日本からの音楽ストリームは前年比80%増加し、ACG関連の音楽は280%も急増した。これらのユーザーの中心は、主に青少年層で、特に1990年以降に生まれたファンである。

長年の不在の後、エイベックスはNetEase Cloud Musicを、同社が中国本土市場への復帰と拡大を加速するのを助けるパートナーと見ている。

ほんの数年前の環境とは対照的に、ユーザーは今聴いている音楽の使用料を支払うつもりだ。NetEase Cloud Musicが提供し、ファンが同好のオーディオファンと連絡を取ることを可能にするソーシャルメディアツールは、有料顧客になる意欲を一段と高める。2016年に有料顧客となった人数は前年の9倍に増えた。デジタルアルバムを購入したユーザー数が7倍に増える一方で、ユーザーがプラットフォームで1日に費やした平均時間は1.5時間に伸びた。昨年は、中国のポップシンガー、周杰倫(ジェイ・チョウ)の「Jay Chou's Bedtime Stories」、バラードシンガーの趙雷(ジャオ・レイ)による「Unable to Grow up」、李贄(リー・ジー)の「Through Every Sad Street」、チェン・リーの 「Reams of Dream」などのアルバムの売上高が100万元を超え、音楽市場は好転の最初の旋律を体験し始めたばかりだ。

NetEase Cloud Musicなどプラットフォームによって培われた新しい環境の2つの要素である、新たに芽生えた著作権尊重と音楽へのアクセスに代金を支払う用意は、エイベックスなどの音楽会社に門戸を開き、機会をつくり出した。中国の外国音楽ファンに関しては、海外からの著作権保護付き音楽の輸入は、彼らの音楽リスニング体験を豊かにせざるをえない。

ソース:NetEase Cloud Music

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]