ヴイエムウェア、VMware vCloud NFV 2.0により、シンプルな運用管理が可能な俊敏かつオープンなセキュア ネットワークを提供

本番環境で実績のあるVMware vCloud(R) NFV(TM)プラットフォームが、ネットワークの変革と最新のサービスの配信、継続的なコスト削減、5G対応を加速

VMware Ready(TM) for NFVプログラムの認定ソリューションが30以上に拡大


ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、世界中の通信サービス プロバイダのネットワーク アーキテクチャと運用の革新を支援するVMware vCloud(R) NFV™ 2.0を発表しました。すでに本番環境で実績のあるSoftware-Defined Infrastructure(SDI)ソリューションと管理ソリューションを基盤とするVMware vCloud NFVプラットフォームは、サービス提供の高速化、運用効率の向上、インフラ関連コストの削減を通じて通信サービス プロバイダの収益性を改善します。次世代5GやIoTへの対応に向けてネットワーク環境を進化させている通信サービス プロバイダは、VMware vCloud NFV 2.0により俊敏かつオープンでセキュアなSoftware-Defined Architecture(SDA)を通じて競争優位性のある最新のサービスを提供できるようになります。

VMware vCloud NFVは、欧州の電気通信標準であるETSI(European Telecommunications Standards Institute)に準拠した統合型モジュール式マルチテナント プラットフォームです。高度な可用性を備えたキャリア グレードのネットワーク仮想化インフラ(NFVI)に、Day 2オペレーション管理とサービス保証の機能を組み合わせることで、効果的なNFVの導入と運用を実現します。VMware vCloud NFVにより、ユーザはNFVI、仮想インフラ マネジャー(VIM)、仮想ネットワーク機能(VNF)、NFVオーケストレーション(NFVO)を含む、NFVに関するテクノロジ スタックを自由に選択できます。ヴイエムウェアは、モバイル、有線、IoT、Software-Defined WAN(SDWAN)、セキュリティなどの用途にも対応できるようVMware vCloud NFVの相互運用性を引き続き進化させる計画です。また、VMware vCloud NFVは、今日の最新のサービスの開発に必要とされるプラットフォームとしてだけではなく、5Gネットワークの構築の前提となる仮想化を通じて将来の5G導入に取り組む通信サービス プロバイダ向けのアーキテクチャとしての機能も備えています。

導入と日々の運用を簡素化するVMware vCloud NFV 2.0
VMware vCloud NFVには、ヴイエムウェアのコンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、管理製品という仮想化ポートフォリオの最新の技術を活用しています。このポートフォリオは、最新版のVMware vSphere(R)、VMware NSX(R) for vSphere、VMware vSAN™、 VMware vCloud Director(R) for Service Provider、VMware Integrated OpenStack、VMware vRealize(R) Network Insight™、VMware vRealize Log Insight™、VMware vRealize Operations™、VMware Site Recovery Manager™で構成されています。VMware vCloud NFV 2.0では、サービス自動化、セキュアなマルチテナント、運用管理という通信サービス プロバイダにとって必要不可欠な3つの分野でさらなる進化を実現しており、同時にキャリア グレードの可用性も大幅に改善しています。

・サービス自動化: VMware vCloud NFVは、サービスの開発、提供、導入の高速化と、NFVI全体でのポリシーベースのリソース/ワークロード配分を可能とします。最新版には、サービス視点の高度なポリシー機能のほか、VNFのパッケージングや既存のVNFワークロードをVMware Integrated OpenStackに自動インポートする際のリソース要求などの機能を搭載しています。またVMware vCloud NFVは、自動レコメンデーション機能を通じてVMware vRealize Network Insightからのマイクロ セグメンテーションの導入を簡素化するとともに、機能強化されたREST APIにより、NFVIの導入ライフサイクルの自動管理を可能とします。

・セキュアなマルチテナント:VMware vCloud NFVにより、通信サービス プロバイダはNFVIの機能全体でセキュアなマルチテナント環境を通じた完全なサービス アイソレーションが可能になります。VMware vCloud Directorとネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSXのネイティブな統合により、通信サービス プロバイダはマイクロセグメンテーション機能を活用して、プロバイダ側とテナント側の両方で粒度の細かいセキュリティとロールに応じたアクセス権の管理を実行できるプログラマブル ネットワークを導入することができます。これにより、複数のサービスを提供するマルチVNFでインフラをシームレスに共有しながら、それぞれが完全に分離した環境を構築することができます。

・運用管理: VMware vCloud NFVは、完全な可視性に加え、パフォーマンスのフィードバックと迅速な修復を可能にする事前分析/予測分析によって、NFVIの運用を自動化します。最新版ではVMware vRealize Network Insightsを通じて、オーバーレイ/アンダーレイ/仮想/物理の各環境で導入済みサービスを構成する全コンポーネントの完全な可視性を提供します。VMware vCloud NFVプラットフォームは、ネットワーク リソースの稼働状況、パフォーマンス、キャパシティに関するほぼリアルタイムのデータを継続的に提供するほか、リソースとサービスのオーケストレーション ワークフローのクローズドループ型の統合に向けて、アラート通知の優先付けが可能になります。さらに、OPEN APIにより、主要なサービス保証ソリューションとのノースバウンド連携が可能です。

・キャリアグレードの可用性:可用性に優れたプラットフォームであるVMware vCloud NFVは、大規模な本番環境用ネットワークのサービス継続性を向上します。シンプルなインフラ ライフサイクル管理により、通信サービス プロバイダは運用性やネットワークの安定性を損なうことなく、アップグレードやパッチ適用をスムーズに実施することができます。また高度な可用性を支えるHA機能により、インテリジェントかつプロアクティブなHAをVNFの要件やプラットフォームの機能に合わせて実行できます。さらに、予測的かつネットワーク視点の分散リソース スケジューラ(DRS)により、プロアクティブかつ予測的なVNFリソース のモニタリングとクローズドループ型の修復が可能になります。そして、高速化したパケット パフォーマンスによる性能強化に加え、仮想マシン レベルの暗号化とセキュアブートによるセキュリティ強化も実現しています。

VMware Ready for NFVプログラムで相互運用性を向上
VMware Ready for NFV認定プログラムは、ヴイエムウェアのパートナが提供するVNFソリューションとVMware vCloud NFVのシームレスかつ効果的な導入、実行、相互運用を保証するプログラムです。ヴイエムウェアは現在、世界の23社が提供する30種類のVNFソリューションを認定しています。ヴイエムウェアのVNF認定パートナの広範なエコシステムは、顧客の課題解決やNFV導入をサポートするマーケットプレースです。VMware Ready™ for NFV認定ソリューションの一覧は、下記URLよりご確認ください(英語)。
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VMware, Inc. 通信業界向けNFVグループ ソリューション担当副社長 ガブリエレ・ディ・ピアッツァ(Gabriele Di Piazza)コメント:
「通信サービス プロバイダは今日の厳しい競争環境において、革新的なサービスをより速く、可能な限り低コストで、エンドツーエンドの最高の利用体験とともに提供しなければなりません。しかしながら、仮想ネットワークを含む現在のネットワーク アーキテクチャの構築と管理は柔軟性に乏しく、そして高コストなものです。ヴイエムウェアはこれまで、グローバルで総計3億人のユーザを抱える45社以上の通信サービス プロバイダ向けに、80件を超えるNFV導入プロジェクトを支援してきました。VMware vCloud NFVを通じて、よりダイナミックかつ俊敏なネットワークをソフトウェアで構築できるため、ネットワーク アーキテクチャ、サービス提供、運用、そして収益性に変革をもたらします」

*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
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■ご購入および価格について
VMware vCloud NFV 2.0は、2018年度第1四半期(2017年2月4日~5月5日)に提供開始予定です。なお、このソリューションには、VMware vSphere 6.5、VMware Integrated OpenStack 3.1、VMware vCloud Director for Service Provider 8.20、VMware vRealize Log Insight 4.0、VMware vRealize Operations、VMware VSAN Standard 6.5 がバンドルされています。VMware NSX for vSphere 6.3、VMware vCenter 6.5、VMware vRealize Network Insight 3.3、VMware Site Recovery Manager 6.5は含まれていません。

詳細情報はヴイエムウェアの営業担当までお問い合わせください。
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ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で世界をリードし、顧客のデジタル トランスフォーメーションを加速させています。そして、Cross-Cloud Architecture™や、データセンタ、モビリティ、セキュリティのソリューションの提供を通じて、顧客企業がビジネスやITに対してSoftware-Definedの手法を活用できるように支援しています。今日、全世界で50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、2016年度の売上高は、70億9,000万米ドルに上ります。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、vCloud、vCloud NFV、vSphere、vSphere with Operations Management、NSX、vSAN、vCloud Director、vRealize、vRealize Network Insight、Log Insight、vRealize Operations、Site Recovery Manager、Cross-Cloud Architectureは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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