理化学研究所×『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』~より早くて正確なゲリラ豪雨予測のサービス化を目指し、共同研究を開始~

 (株)エムティーアイ(以下、エムティーアイ)と理化学研究所は、3月1日(水)よりエムティーアイが運営するゲリラ豪雨検知アプリ『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』での局地的大雨(ゲリラ豪雨)予測の共同研究を開始します。
 本共同研究では、豪雨速報(以下、プッシュ通知)の精度を向上させるロジックを構築し、本年7月に予定している実証実験で有用性の検証を行います。



◆豪雨速報の的中率は8割以上!『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』
 ゲリラ豪雨検知アプリ『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』は、(株)東芝、大阪大学、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が共同開発した、日本初の気象レーダ「フェーズドアレイレーダ」のデータを用いてゲリラ豪雨の発生を知らせるサービスです。
 過去2年の実証実験で、プッシュ通知の全体適中率は83.0%と豪雨検知における精度の高さが実証されました。しかし、実際にゲリラ豪雨を回避する対策を取ることができた人は56.0%にとどまり、プッシュ通知が届いてからゲリラ豪雨がくるまでの時間をより長く確保する必要があることがわかりました。

◆理研×『3D雨雲ウォッチ』 最新鋭の予測システムでより早いゲリラ豪雨対策実現へ・・・!
 この結果を受け、ゲリラ豪雨予測の研究を行っている理化学研究所・計算科学研究機構 データ同化研究チーム三好建正チームリーダーらとともに、フェーズドアレイ気象レーダの観測データを「3次元ナウキャストシステム※」を使い、10分先の予測を可能にするための共同研究を開始します。
 また本年7月には、『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』に共同研究による予測データを用いる事で、3分半前だったプッシュ通知を10分以上前にお知らせできるサービスの実証実験を行う予定です。

※3次元ナウキャストシステムとは、30秒毎に更新されるフェーズドアレイ気象レーダの3次元画像を基に、時々刻々変化する雨雲の動きを捉え、そのまま動き続けたと仮定して5分先、10分先の雨雲の3次元的な分布を予測するシステムです。
[画像1: リンク ]


<『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』 の機能について>
【1】 豪雨の危険性を、いち早くスマホのプッシュ通知でお知らせ
 登録した「現在地」において、30分以内の30mmを超える豪雨の可能性を通知
【2】 雨雲内部の様子を3D描画で表示
 「現在地」上空の危険度や、10分前から現在までの上空の雨粒が地上に落ちてくる様子を30秒毎に3D描画で高速表示

※豪雨発生の可能性のある時間や場所などの通知は、フェーズドアレイレーダで取得した積乱雲の発達状況などを元に、『ライフレンジャー』の情報提供元である、気象予報会社のいであ(株)が提供します。

 今後も、本共同研究によりアプリの精度向上を図り、社会問題化している突発的なゲリラ豪雨の被害軽減と対策に役立つサービスに発展しつづけます。

[画像2: リンク ]

≪対象OS≫ ・Android 4.4以上推奨
      ・iOS 8以上推奨
≪課金額≫ 無料
≪アクセス方法≫ Google Play、App Storeで『3D雨雲ウォッチ』で検索、またはリンク にアクセス

※Google Play、Androidは、Google Inc.の商標または登録商標です。
※AppStoreは、Apple Inc.のサービスマークです。
※iOS は、米国およびその他の国におけるCisco社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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