最先端デジタル技術と融合した歌舞伎公演、 「第1回クールジャパン・マッチングアワード」グランプリを受賞

松竹株式会社 2017年02月17日 15時00分
From 共同通信PRワイヤー

2017年2月17日

松竹株式会社

最先端デジタル技術と融合した歌舞伎公演、 「第1回クールジャパン・マッチングアワード」グランプリを受賞

「『KABUKI LION 獅子王』と『超歌舞伎・今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』における歌舞伎とテクノロジーの融合」に対して、「第1回クールジャパン・マッチングアワード」のグランプリを受賞

松竹株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:迫本淳一、以下 松竹)は、連携先企業のパナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀一宏、以下 パナソニック)、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)及び株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司、以下 ドワンゴ)とともに、「『KABUKI LION 獅子王』と『超歌舞伎・今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』における歌舞伎とテクノロジーの融合」に対して、「第1回クールジャパン・マッチングアワード」のグランプリを受賞いたしました。

クールジャパン官民連携プラットフォーム(事務局:内閣府知的財産戦略推進事務局)が主催する「クールジャパン・マッチングアワード」は、日本の魅力を海外に展開する商品やサービスを生み出す異業種連携による先進的なビジネスプロジェクトを表彰するもので、今回が初めての開催となります。

『KABUKI LION 獅子王』では世界のショーケースであるラスベガスでは初の劇場公演を行い、さらに『超歌舞伎・今昔饗宴千本桜』では初音ミクというバーチャル・シンガーとコラボしました。日本が誇る伝統芸能である歌舞伎と、最先端デジタル技術であるプロジェクションマッピング、AR(拡張現実)や高度な動画転送技術を組み合わせ、大きな発展可能性を示したことが高く評価され、今回の受賞にいたりました。

「第1回クールジャパン・マッチングアワード」のグランプリ受賞を後押しに、さらに歌舞伎と新しいテクノロジーの融合を国内外に向けて、継続して展開してまいります。


1. 授賞式概要

「第1回クールジャパン・マッチングアワード」表彰式
■日  時:平成29年2月16日(木)15:00~16:30
■会  場:虎ノ門ヒルズフォーラム 5階 ホールA
      (東京都港区虎ノ門1-23-3 虎の門ヒルズ森タワー)
■主  催:クールジャパン官民連携プラットフォーム (事務局:内閣府知的財産戦略推進事務局)
       リンク
■後  援:クールジャパン機構、日本商工会議所、日本貿易振興機構(JETRO)

2. 受賞対象作品

『KABUKI LION 獅子王』と『超歌舞伎・今昔饗宴千本桜』における歌舞伎とテクノロジーの融合
受賞者:松竹
連携先:パナソニック、NTT、ドワンゴ

(1) Japan Kabuki Festival in Las Vegas 2016
『KABUKI LION 獅子王』
新作歌舞伎『KABUKI LION 獅子王』を市川染五郎、中村歌六ほか多彩な出演者により上演致しました。歌舞伎は初めてというラスベガスのお客様にもわかりやすく、楽しんで頂けるよう、株式会社ネイキッドと提携してプロジェクション・マッピングをはじめとした最新映像技術を駆使した他、劇中のセリフや長唄の詞章を英語にするなど随所に“ローカライズ”を施しました。中でも、特別協賛のパナソニック、技術提供のNTTによる両社の技術は、歌舞伎の舞台演出に新たな可能性を示した他、劇場前で行われた両社の技術展示イベント「KABUKI LION Interactive showcase」や、NTTによる日本への舞台映像ライブ伝送など、コンテンツを用いた日本の最新技術のPR展開においても多大な成果をあげました。
日程:2016年5月3日(火)~7日(土)
場所:MGM Grand HOTEL内DAVID COPPERFIELD THEATER
主催・製作:松竹
特別協賛・技術協力:パナソニック
技術提供:NTT
協賛:株式会社D.A.G、八海醸造株式会社、セコム株式会社、セイコーウオッチ株式会社
空間創造:ネイキッド
協力:MGM Resorts International

「KABUKI LION Interactive Showcase」
劇場前のホワイエにて、パナソニック、NTTの技術を用いた企画展示を致しました。公演のチケットをお持ちでない方でも、すべて無料で体験いただけました。
日程:2016年5月3日(火)~8日(日)
場所:MGM Grand HOTEL内DAVID COPPERFIELD THEATER前
内容: 1) 「3D KABUKI AVATAR」 (パナソニック)
デジタルカメラLUMIXを54台劇場前に設置。来場客が全身を3D撮影した像もとに作られたアバターがプロの歌舞伎俳優の動きの通りに踊る動画を生成するサービスや、来場客自身のオリジナル歌舞伎フィギュアを作るサービスを実施。ブースには、光にスマートフォンをかざすと情報がとれる、パナソニック独自の光ID技術を使った情報案内も採用。また、観客の一部の方には、生成動画が舞台に登場する新しい試みも行った。
2)「変身歌舞伎 Henshin Kabuki」 (NTT)
体験者が手に取った好みの隈取のお面を、専用機器が「アングルフリー物体検索技術」によって高精度に自動認識し、体験者の顔に隈取を重ねて表示(AR重畳表示)させた。また、巨大な立体顔面オブジェクトに歌舞伎特有の間や表情といったダイナミックな演出と共にプロジェクションマッピングする演出を行った。加えて、壁面に掛けられた動くはずのない隈取のお面に、止まった画像にリアルな動きの印象を与える光投影技術「変幻灯」技術によって、笑ったり、怒ったり、多彩な表情を加えた。

「Panasonic presents "Water Screen Digital Show by Shochiku x teamLab"」
ベラージオの噴水を吹きあげてつくり出すウォータースクリーンに、ホログラム映像を出現させ、ダイナミックな歴史物語をご覧いただきました。
日程:2016年4月29日(金)~5月7日(土)
場所:Bellagio HOTEL前人口湖
主催・製作:松竹
映像制作:チームラボ
(2) 「超歌舞伎 supported by NTT 『今昔饗宴千本桜』(読み:はなくらべせんぼんざくら)」
「超歌舞伎 Supported by NTT」の上演演目は、ユーザーによってニコニコ動画に投稿され、いまや映画・舞台・小説などさまざまなメディアで人気を集めるボーカロイド楽曲「千本桜」と、歌舞伎の代表的な演目のひとつである「義経千本桜」がコラボレーションし、新たに超会議のために創作された新作歌舞伎『今昔饗宴千本桜』でした。舞台では、中村獅童とバーチャル・シンガーの初音ミクが共演し(初音ミクはCG投影)、中村獅童が演ずる「佐藤忠信」と、初音ミクが演ずる「美玖姫」が出会い、桜の木の下に織りなす物語を紡ぎました。
大きな見どころとなった忠信と美玖姫の連れ舞を始め、アナログとデジタルが融合した演出の数々は、歌舞伎ファンはもとより、歌舞伎を初めて観るニコニコユーザーからも称賛の声が寄せられたほか、クライマックスでのニコニコユーザーのコメントが大きな役割を果たす、観客参加型の演出も話題となりました。新作歌舞伎の舞台をニコニコ動画により全5公演を生配信するというのも初めての試みで、コメントによる大向こうの掛け声や、コメントによって歌舞伎の知識や演出について情報を共有し、補完しあうという、これまでにない鑑賞方法も生まれました。
また、NTTのイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」の研究開発成果から、「バーチャルスピーカ技術」によって、まるで初音ミクの口元から声が出ているかのような音響演出を実現したり、「被写体抽出技術」によって抽出した中村獅童の擬似3D虚像を離れた場所に映し出し、本人と共演する「分身の術」を披露するなど、従来実現し得なかった、全く新しい歌舞伎演出にチャレンジしました。
日程:2016年4月29日(金)12時の部、14時の部、16時の部
4月30日(土)13時の部、15時の部(2日間計5回上演)
場所:幕張メッセ イベントホール
主催:ニコニコ超会議実行委員会
製作:松竹/ドワンゴ
制作協力: クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
超特別協賛/技術協力:NTT



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