隈研吾建築都市設計事務所がダッソー・システムズのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス「デザイン・フォー・ファブリケーション」を採用

ダッソー・システムズ株式会社 2017年02月06日 14時42分
From PR TIMES

3Dエクスペリエンス・プラットフォームのクラウドによるBIMソリューションデザインのスピード、精度、協業の仕組みを改善

3D エクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3D デジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、日本を代表する設計事務所の一つである隈研吾建築都市設計事務所 (Kengo Kuma & Associates) が、ダッソー・システムズの建築・建設業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスである「デザイン・フォー・ファブリケーション」を採用したと発表しました。隈研吾建築都市設計事務所は、クラウドベースの協業型設計環境である「デザイン・フォー・ファブリケーション」を活用することで、建築設計業務における品質と業務効率の改善をはかります。



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隈研吾建築都市設計事務所は、建築にその地域に根差した自然素材を取り入れる設計で知られています。竹、木材、石材などの素材を、長さ、角度、断面、アーチ、パターンなどのパラメータを用いて制御し、建築と自然を高度に融合させた建築物を生み出します。隈研吾建築都市設計事務所の代表的なプロジェクトには、新国立競技場 (東京、進行中) 、ビクトリア&アルバートミュージアム ダンディ (英、スコットランド、進行中) 、中国美術学院民芸博物館 (中国、杭州) 、Saint-Denis Pleyel Emblematic Train Station (仏、パリ、進行中) などがあります。

ダッソー・システムズの「デザイン・フォー・ファブリケーション」は、同社が3Dエクスペリエンス・プラットフォーム上で展開する建築・建設業界に特化したインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスです。隈研吾建築都市設計事務所は、「デザイン・フォー・ファブリケーション」を採用することで、ほぼどのような建築においてもコンセプト設計からファブリケーションまで進められます。このBIM (注1) ソリューションは隈研吾建築都市設計事務所におけるパラメトリック・デザイン (注2) の更なる高度化を図ると同時に、高いデータ精度により、設計から後工程のプロセスを強化します。 自然素材はその形状や長さなどが均一ではなく、建築物への応用が難しい側面がありますが、「デザイン・フォー・ファブリケーション」の採用により、そうした課題も克服されます。

「デザイン・フォー・ファブリケーション」はクラウド環境下で提供されます。隈研吾建築都市設計事務所が、東京、パリ、北京といった複数の拠点で多くの建築プロジェクトを進める際にも、本ソリューションを拡張し、遠隔地にいる社員と共にプロジェクトを進めることが可能です。本ソリューションは個々のファイルではなくデータベース全体で情報を管理するため、使用者は常にプロジェクトの最新データにアクセスでき、情報をアップデートしたり、変更にあわせて再度作業する必要が減り、プロジェクト全体のコストや予定をより正確に把握できるようになります。隈研吾建築都市設計事務所はこれまで以上に柔軟に業務を進め、顧客からのきめ細かいリクエストに応えながら設計を改善し、かつ設計モデルを全ての関係者間で共有できるようになります。

隈研吾建築都市設計事務所の設計室長である名城俊樹氏は次のように語っています。「当社のチームメンバーは単一のデジタルリソースにアクセスし、プロジェクトをより効率的に進めたり、各方面のフィードバックを集めたり、必要に応じて設計上の変更を加えたりしています。今後はより深いレベルでのコラボレーションができるようにして、当社ならではの高い設計品質を維持しつつ、世界各国で複数のプロジェクトを並行して進める際にも的確に管理していこうと考えています」

ダッソー・システムズの建築・建設業界バイス・プレジデントであるマーティ・ドッシャーは次のように語っています。「建築・建設業界に特化した当社のインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスは、『デジタルな連続性』 (デジタル・コンティニュイティ) を確保することで、設計データと、製作図を作成するためのファブリケーション・モデルとの間に生じるギャップを埋めます。その結果、再設計や施工のやり直しが減り、建設工程における廃棄物も削減できます。隈研吾建築都市設計事務所の皆様は、様々な国のファブリケーターや建設会社と効率的に仕事を進め、斬新なエクスペリエンスを提供する建築物を生み出すことができます」

ダッソー・システムズの建築・建設業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスの詳細については、こちらもご覧ください。
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注1: BIM (ビルディング インフォメーション モデリング) :建物の設計、建設、竣工、維持管理までをコンピュータ・データとモデルを使って管理する工程全般あるいはその手法
注2: パラメトリック・デザイン:3D CADにおいて、コンピュータ上の設計図の要所要所にパラメータ‘ (変数) を紐付け、数値と形状を連動させながら設計する手法

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳 (抄訳) したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

(以上)

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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