パリ・オートクチュール・コレクションで注目を浴びたYUIMA NAKAZATOの作品!DMM.makeが全面協力した3Dプリント技術の今後の可能性とは?

株式会社DMM.com 2017年02月03日 11時00分
From PR TIMES

WEBを通じて様々なコンテンツを提供する株式会社DMM.com(代表取締役:片桐孝憲、本社:東京都渋谷区恵比寿 リンク 以下、DMM.com)は、DMM.make 3D PRINT(リンク)において、1月に開催されたパリ・オートクチュール・ファッションウィークで発表した中里唯馬「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」デザイナーの2017春夏コレクションで、3Dプリント技術などデジタルファブリケーションで全面協力しました。



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(YUIMA NAKAZATO COUTURE SPRING/SUMMER 2017 Photography by SHOJI FUJII)

3Dプリントやレーザーカッターなどで作った無数のパーツを1枚1枚組み合わせて完成させたという今回の作品、中里唯馬氏とDMM.make 3Dプリントプロデューサーに話を伺いました。

■中里唯馬氏へのインタビュー
Q. 今回の作品、コレクションの場での反応はいかがでしたか?
A. ショーの最中から歓声や拍手が起こるほど、リアクションは大きかったと思います。

Q. 今回の作品で3Dプリンタやレーザーカッターなど機材を御社で導入されず、弊社の造形代行サービスをご利用いただいた理由とは?
A. 3Dプリンターをはじめとした、デジタルファブリケーション技術が、1つの場所に集結している環境は、デザイナーにとってアイディアを形にするために非常に適しています。また、それぞれの技術に対する知識を持った専属のスタッフが常駐していることも魅力です。さらに、それぞれの機材を扱うスタッフだけでなく、元データを作成するスタッフ、さらに後加工まで、スケッチから最終的な物が出来上がるまで全て一貫して同じ場所で行うことができるという意味では、他にはないのではないでしょうか。

Q. デジタル技術面において、もっとこうだったら良いなど期待する点はありますか?
A. 理想は、既存のシステムを使用するだけでなく、ファッションのための新しい機材をゼロから構築することができたらと思っています。それには、かなり長期的なプロジェクトになるかもしれませんが。

Q. デジタルファブリケーションを駆使したファッションの、今後の可能性とは?
A. デジタルファブリケーションによって、ファッションのマスカスタマイゼーションが可能になると思っています。「一人一人にそれぞれのデザインを」という未来のヴィジョンをYUIMA NAKAZATOは描いています。実現すれば、閉塞感のあるファッション業界に、新たな流れを作ることができたらと願っています。

■DMM.make 3Dプリントプロデューサーへのインタビュー
Q. 今回の作品で技術面やプリンター性能上難しかった点は?
A. 3Dプリントは大量生産に向いている技術ではないため、今回のような大量の細かなパーツを造形・処理を行うことにとても時間がかかってしまいました。今後、それに耐えられる高性能なプリンタが出れば、大量生産も可能になると期待しています。

Q. 3Dプリントがファッション業界で利用される今後の可能性は?
A. 中里様もおっしゃっているように、3Dプリントやデジタルファブリケーションの技術は、作り手の感性をくすぐるものだと思います。「これができればこんなものを作れる」といった具体的なイメージを持っている人にとっては、機材を使用して形にすることが可能ですし、構想が固まっていない人にとっても良い刺激を与えることが出来るのではないかと考えます。3Dプリントでの出力物に素材が増えていく限りは、ファッション業界に限らず可能性は大いにあるかと思います。


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中里唯馬氏
1985年東京生まれ。芸術家の家庭に育ち、高校卒業後、単身渡欧。ベルギーアントワープ王立芸術アカデミーを日本人最年少で卒業し、DIESEL社主催の世界的コンテストインターナショナル・タレント・サポート(ITS)では2年連続受賞。09年には自身のファッションレーベル『YUIMA NAKAZATO』(リンク)を設立。
最近では、レディー・ガガ、ファーギー、EXILE、三代目J Soul Brothers等の衣装デザインを手掛け、2016年7月にはパリ・オートクチュール・ファッション・ウィーク公式ゲストデザイナーの一人に選ばれ、日本人として史上2人目、森英恵氏以来12年ぶりの快挙を遂げた。今回、2017年1月で2度目の公式参加となる。
独自の素材開発から最新テクノロジーを用いた商品の提案、異業種とのコラボレーション等、幅広い活動を続けている。


■DMM.make 3D PRINTについて
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DMM.make 3Dプリントは、モノづくりの経験者と初心者がクロスする“つくって・売って・買える”サービスを提供しています。
プロ向けデザインワークから趣味のフィギュア作りまで、ネットから気軽に高品質3Dプリントが実現できます。3Dデータをアップロードし好きな素材を選択して3Dモデルを楽しんでいただけます。各素材で最高レベルの高性能プリンターを利用しており、素材によっては、医療や飛行機、自動車の部品開発でも使われているプロ向けのプリンターも利用しています。
また、アップロードした3Dデータをもとにクリエイターとしてショップを開設し、出品することもできます。出品した商品が購入されると、DMMが商品の造形を行い、購入者にお届けします。


■本件に関するお問い合わせ
株式会社DMM.com 広報部
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番地3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー21階
TEL:03-5789-7031(連絡可能時間帯:平日10:00~18:00)
E-MAIL:release-dmm@dmm.com

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