インドネシア共和国のインフラ関連事業における点検データ・写真の履歴管理システムの共同開発と販売

NEXCO西日本 2017年01月26日 12時41分
From PR TIMES

~ スマートインスペクション(SI)海外初展開 ~

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚由成)は、日本の高速道路技術に高い関心を示しているインフラ事業者であるPT Nusantara Infrastructure Tbk.(ヌサンタラ インフラストラクチャー社:NI社)が出資する高速道路会社のPT Margautama Nusantara (マルガウタマ ヌサンタラ社:MUN社)との間で2015年8月に「包括的な技術連携の覚書」を締結しました。
以来、日本の高速道路技術の導入及び外販ビジネスの基盤を構築すべく、複数の個別技術[スマートインスペクション(SI)、非破壊検査(橋梁、舗装)・新型軸重計]の導入検討を共同で進めてきました。
これら個別技術の中で、この度、MUN社と点検データの履歴管理を行うマネジメントシステムをインドネシア高速道路の環境や基準に合わせて共同開発いたしました。
更に、2016年12月にMUN社が運営するビンタロスルポンダマイ道路(BSD)、ボソワマルガヌサンタラ道路(BMN)の2路線への販売に至りましたので、お知らせします。



1. 「包括的な技術連携の覚書」の概要
日本の道路建設や維持管理の技術をインドネシア共和国へ導入
MUN社と共同した他会社へのコンサルティング・サービスや製品製造、販売に係るビジネス開発

2. スマートインスペクション(SI)の概要

インドネシア共和国の公共事業省有料道路庁(BPJT)の性能規定では、ポットホールなど24時間以内の補修が求められております。 
スマートインスペクション(SI)は、これに対応した構造物の損傷箇所や交通事故等をスマートフォンやタブレット端末で撮影し、必要な構造種別や損傷内容などの属性情報をインターネットを介して、点検管理データベースへの登録や検索・履歴管理を行うシステムです。
このシステムの導入により、点検から損傷評価、補修履歴までの一貫したデータ管理、経営管理への活用が可能であり、運用の簡素化、コストの低減、更には将来の拡張性も高い技術として期待されています。

効果
◆ 損傷箇所や事故状況をリアルタイムに把握
◆ 点検・補修履歴の検索・閲覧・一覧表示
◆ 未対応箇所が地図上で一目瞭然
◆ 補修工事等の概算事業費を算出
◆ 予算管理や資産管理、経営判断のためのデータを一元管理
◆ 道路以外のインフラ管理にも拡張

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1) システム全体概要

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2) View Mapで点検箇所をGoogle地図上にカラーピンで表示

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3) 点検データベースに点検・補修履歴と図面を登録し、点検の帳票をPDF形式で出力可能

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4) 事業費など資産全体の管理のため、CSVフアイル形式で点検リストを出力可能 

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3. 今後の展開
MUN社の運営するインドネシア高速道路会社に順次導入予定
インドネシア共和国が建設する高速道路の新規供用区間への導入やNI社の送電線事業などの他分野への外販を進めていきます。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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