ドバイのInternational Humanitarian City(国際人道都市)を3倍に拡張
AsiaNet 67178(0096)
【ドバイ(アラブ首長国連邦)2017年1月20日PR Newswire=共同通信JBN】緊急援助への需要の急増を受けて、IHCの援助備蓄のためのスペースをさらに30万平方フィート拡大することが決定され、アラブ首長国連邦(UAE)ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領兼首相(ドバイ首長)は、援助機関を支援する活動を合理化し、強化するためにInternational City of Aid (IHC)の規模を3倍に拡大するよう業務委嘱した。完成すればIHCのスペースはさらに30万平方フィート拡張され、総計40万4000平方フィートになる。
(Photo: リンク )
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シリア、イエメン、アフガニスタン、ナイジェリアなどの紛争地域で紛争が激化したことにより、住民ら6500万人超にのぼる大規模な強制移住が発生、食料、シェルター、医薬品などの緊急援助のニーズが急増している。こうした援助への需要はいまや世界的に第2次世界大戦以来最高の水準になっており、各援助機関はこれに対応するため、追加の保管施設やロジスティクス支援を必要としている。
今回の拡張は、こうした急増する需要に対応しようと努めている主要な国連およびNGO組織、特に赤新月社、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、赤十字国際委員会(ICRC)、世界食糧計画(WFP)の緊急需要に応えるために承認された。特に、新たに拡張されるスペースは、IHCのメンバーに、新たな伝染病流行、自然災害、さらなる武力紛争の発生に備えた事前備蓄や援助従事者の訓練に役立つことになろう。
2003年に創設されたInternational Humanitarian Cityは、すでに世界最大の人道的ロジスティクス・ハブとなっており、メンバーに9つの国連機関と援助分野で活動する50近いNGOおよび企業を抱えている。2011年にジェベルアリ港とアルマクトム空港に近いDubai Industrial Cityの現在地に移転した際に規模が3倍に増えたが、さらに広いスペースを求める需要が急速に増え続けていた。
IHCは、ハイチやバヌアツの遠い地域での危機の際の初期対応で中心的な役割を演じたが、特に中東や東アフリカの紛争地域への物資輸送に極めて重要である。
ソース:International Humanitarian City Dubai
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