リニアより「新国立競技場」の工事が人気。働きたいゼネコン1位は清水建設。「i-Construction」より「週休2日」に期待。

C4 2016年12月26日 13時37分
From PR TIMES

建設技術者アンケート調査 by『現場の神様』

C4株式会社(本社:神奈川県横浜市、 代表取締役社長:上村隆雅、以下C4)が運営するコミュニティサイト『現場の神様』(リンク)は、施工管理技士を中心とした建設技術者を対象に、アンケート調査を実施しました。



アンケート結果のサマリー


「リニア中央新幹線」より「新国立競技場」の工事が人気!
期待できる政策は「i-Construction」よりも「完全週休2日制」
働きたいゼネコンは、1位清水建設、2位鹿島建設、3位竹中工務店


【調査概要】
調査期間:2016年12月1日~15日
調査対象:『現場の神様』の登録会員(施工管理技士を中心とした建設技術者
有効回答者数:150名
調査方法:インターネットによるアンケート調査

【お願い】本リリースの内容をご紹介いただく際は「施工管理技士コミュティサイト『現場の神様』調べ」と記載ください。

○回答者データ

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○働きたいゼネコンはどこ?

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まず、建設技術者150人に対して「働いてみたいゼネコン」を尋ねたところ、全体の56%に当たる84人がスーパーゼネコン5社の名前を挙げました。一番人気があったゼネコンは清水建設で、回答者は27人と全体の18%を占めました。次いで、鹿島建設20人、竹中工務店17人、大林組12人、大成建設8人という結果になりました。その他、西松建設やNIPPOなど知名度の高い企業名を挙げる技術者が散見される一方で、地場ゼネコンを回答する方も多く、なかには「大手以外が良い」という回答もありました。
また、企業名ではなく、「海外に力を入れているゼネコンが良い」「現場が美しいところ」「経営状態が良い会社」「鉄道工事に関われる会社」などと企業名にこだわらない回答も目立ちました。
さらに企業名を回答した一部の回答者に対して、なぜその企業名を挙げたのかアンケート後に尋ねたところ、多くの方が「(性格的に)良い技術者が多かったから」「現場の雰囲気が良かったから」など過去の現場経験に基づいて判断しているケースが多いことがわかりました。建設業はJVなど他社の職員と接触する機会も多いため、このような傾向が強いのだと考えられます。
なお、今回のアンケートでは「働きたくないゼネコン」についても質問しましたが(結果は非公開)、「嫌な態度の人がいたゼネコン」「所長の態度が悪いゼネコン」という理由を挙げるケースが多く、建設業界では、まさに社員一人ひとりが会社の看板を背負っている、と言えそうです。

○「新国立競技場」と「リニア中央新幹線」、参加するならどっち?

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豊洲新市場の建設がいったん落ち着いた今、国内で最も注目を集めている大型建設工事と言えば、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる「新国立競技場」、そして2027年までに品川-名古屋間を最短40分で結ぶ「リニア中央新幹線」の2つの国家的プロジェクトではないでしょうか。
そこで、もし建設技術者として参加するなら、「新国立競技場」と「リニア中央新幹線」のどちらの工事が良いか、建設技術者に2択の質問をしてみました。すると、全体の58%に当たる87人が「新国立競技場」を選択。「リニア中央新幹線」と回答したのは全体の42%に当たる63人でした。建築を専門とする技術者はほぼ「新国立競技場」と回答。一方、土木技術者の中には「リニア中央新幹線」と回答する方が散見されました。
「新国立競技場」と答えた土木施工管理技士に理由を問うたところ、「リニアはほとんどトンネル工事だから」「新国立競技場のほうがリニアよりも自慢できそうだから」という回答がありました。

○建設業の人手不足で期待している施策は、「i-Construction」「けんせつ小町」「完全週休2日制」のうちどれ?

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建設業は深刻な技術者不足に陥っており、国土交通省主導のもと、さまざまな取り組みが実施されています。ICT(情報通信技術)を活用して2025年までに生産性20%アップを目指す「i-Construction」や、建設業の女性技術者・技能者を「けんせつ小町」と呼び、この「けんせつ小町」を2019年までに18万人まで増加させる施策。また、土曜日の出勤が多い建設業に若手就業者を呼び込むための「完全週休2日制」モデルの導入。今回のアンケートでは、上記3つの施策について、最も期待している施策はどれか、3択で質問してみました。すると圧倒的に「完全週休2日制」との回答が多く、全体の80%に当たる120人が選択しました。「i-Construction」は12%の18人、「けんせつ小町」は8%の12人という結果になりました。
「完全週休2日制」を選んだ一部の回答者にその理由を尋ねたところ、「現実的には建設業で完全週休2日制は不可能に近いが、小学生時代から土曜日が休みとなっている最近の若者に建設業界に入ってもらうためには、完全週休2日制は必須」「休みの少なさが若手減少の一番の理由だと思う」などの声が多く聞かれました。また「私自身、土曜日も休みたいから」という個人的な意見もありました。

○働きたい地域はどこ?

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多くの建設技術者に単身赴任は付き物ですが、次は建設技術者が「働きたい地域」について尋ねました。その結果、「関東地方」が70人、東北地方が44人、九州地方11人、関西地方10人、東海地方8人、北海道5人、四国地方2人、という結果になりました。
もちろん、回答者が居住している地域を回答するケースも否めませんが、回答者の中には「給与が高い首都圏へ行ってみたいから」「都市部の技術力が高い工事に参加したいから」「東北の復興は稼げると聞いている」などという方もいて、少なからず関東地方や東北地方の待遇と技術に関する建設技術者の羨望が読み取れる結果となりました。

○転職するならどの雇用形態がよい?

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最後に、もし転職するなら「正社員」「派遣社員」「契約社員」のうち、どの雇用形態が良いかという3択の質問をしました。結果は予想通り「正社員」が最も多く95人と全体の約63%を占めました。次いで「派遣社員」が45人と全体の30%、「契約社員」は10人で約7%。55歳以上の回答者はほぼ「派遣社員」を選択する結果となりました。

『施工管理求人ナビ』を運営しているC4のデジタルマーケティング担当近藤ちひろは、「派遣を選ぶ建設技術者が想定よりも多かった」と前置きした上で、「IT業界ではフリーランスのほうが優秀な人材が多いのと同様に、最近は若い建設技術者でも、仕事ができて、稼ぎたい人ほど、あえて派遣を選ぶケースが増えてきている」「参加したい現場を自分で選べるのも派遣の魅力」「実際、新国立競技場に参加したいと言う問い合わせも増えている」と解説。また「正社員は60歳近くになると、嘱託職員となって給与が減るケースが多いため、その前に正社員から派遣に転じる50代後半の技術者も増えてきている」という。

現在、建設技術者の人材需要は看護師を超えるほど高まってきており、有効求人倍率は5倍にまで到達しています。今後、2020年東京オリンピック・パラリンピックの関連工事をはじめ、まだまだ終わらない東北震災復興工事、渋谷駅を始めとした都心部の大規模再開発工事、インフラ老朽化対策工事など、日本国内では多くの建設工事が続きます。こうした売り手市場を背景に、建設技術者の正社員にこだわらない新しい働き方が、どこまで浸透していくのか注目です。

■『現場の神様』について

『現場の神様』は、全国の施工管理技士を中心とした建設技術者たちが、建設現場での悩み、収入、趣味、健康、施工管理のノウハウなどについて、気軽に語り合うコミュニティサイトです。全国各地の施工管理技士とコミュニケーションをとったり、現金が当たるプレゼントキャンペーンに参加したりすることができ、建設関係者であれば無料で利用することができます。

【C4株式会社概要】
会社名:C4株式会社(読み:シーフォー、 英文表記:C4 Inc.)
代表取締役:上村隆雅
本社:神奈川県横浜市港北区新横浜2-2-15 パレアナビル6F
東北支店:宮城県仙台市青葉区本町2-15-1 ルナール仙台4F
郡山復興事務所:福島県郡山市駅前2-10-15 三共郡山ビル北館2F
事業内容:インターネットを利用した広告、 マーケティング、 コンサルティング、 施工管理技士の求人求職支援および人材派遣事業
運営サイト:
施工管理求人ナビリンク
日本最大級 施工管理技士コミュニティサイト 現場の神様
リンク

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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