自治体が主導する子供の情報モラル教育。静岡県三島市の「親と子のスマホ・SNS安心情報ネットワーク会議」への参画

一般社団法人セキュリティ対策推進協議会 2016年12月20日 11時00分
From PR TIMES

~様々な団体の活動を連携する地域ネットワークづくりを支援~

 一般社団法人セキュリティ対策推進協議会(会長:下村正洋 以下「SPREAD」)は、静岡県三島市にて2016年11月に発足した、「親と子のスマホ・SNS安心情報ネットワーク会議」へ参画し、地域の情報セキュリティ、情報モラルの教育、啓発活動の支援を開始いたしました。

■全国でも珍しい、地域一体となった取り組み

現在国内ではスマートフォンの急速な普及による、インターネット利用犯罪やSNS利用によるトラブルが数多く発生しています。金銭獲得を狙った様々な悪徳商法、詐欺行為、個人情報盗難、ウイルス感染、アカウント乗っ取りなどの犯罪行為。また、いじめや人権侵害、著作権侵害、誹謗中傷、ストーカー行為、性犯罪などの社会モラルや法律に反する行為も増加しています。これらは犯罪者がIT機器の操作や設定に詳しくない人を狙ったものから、法律やモラルに反する行為に関する知識不足などから起きていることもあります。

このような個々の犯罪やトラブルは、それぞれ相談対応する窓口が、警察、消費生活センター、地方自治体、弁護士、地方自治体などで別れており、それぞれが対応可能な範囲についても非常にわかりにくいという状況があります。また窓口相互の情報共有をする仕組みが無いことが多く、専門外の知識への対応も不十分だという課題も抱えています。

三島市の取り組みは、自治体が音頭を取って、これらの課題を解決する、団体間の情報交換のネットワークをつくるという意欲的な取り組みです。また、自治体が住民全体にこの施策を広く広報することによって、これまで実際にトラブルにあって困った人や興味関心のある人だけにしか届かなかった、ネット社会をよりよく生きる知見を、関心のない人々にも届けることができるようになるものです。


■三島市の施策とSPREAD方針の合致

SPREADはこれまで、「置き去りにしないセキュリティ」をテーマに、誰もが気軽に何でも相談ができる地域に根付いた窓口「情報セキュリティサポーター」の育成に尽力してまいりました。現在、サポーターの数は全国で約900名にも上っています。

ネットのトラブルは設定や操作などの技術的要因だけでなく、犯罪者の騙しのテクニックやそれに気づく予備知識の不足などから、なぜ自分がトラブルにあったのか、どこに原因があるのかすらわからない、またどこにどのように相談すればいいのかもよくわからないというケースがよくあります。そのような一般消費者をサポーター自身の持つ知識で救い、かつ相談者のITリテラシーの向上にも貢献していくことを目指しています。

三島市の取り組みは、青少年の情報モラルやITリテラシー教育にフォーカスが当てたものですが、SPREADの目指す情報セキュリティサポーターを地域に増やしていくという方針と非常に親和性が高いものです。講演などの教育活動や相談窓口となる方々との協業によって、真の地域一体となった質の高いサポート体制の構築が実現できるものと考えます。


SPREADは、三島市と「親と子のスマホ・SNS安心情報ネットワーク会議」の運営を通じて、青少年のITリテラシーの向上を図るとともに、それを見守る家族、ひいては地域全体に情報セキュリティへの関心や知識の底上げにつながる活動を支援していきたいと考えております。
【一般社団法人セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)について】

SPREADは、ITに関する身近な相談相手「情報セキュリティサポーター」の育成事業を日本全国に展開しております。「置き去りにしないセキュリティ」をテーマに、ITで困っている人の支援を行うサポーターを育成し、誰もが安心してIT活用はできる社会作りを目指しています。

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【問合せ先】

一般社団法人セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)
事務局 平田
Email:info@spread.or.jp

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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