ダッソー・システムズ、次世代ロケット アリアン6の設計と開発に向けてエアバス・サフラン・ローンチャーズとの協業を確認

ダッソー・システムズ株式会社 2016年12月16日 11時00分
From PR TIMES

ダッソー・システムズの航空宇宙産業向け「ウィニング・プログラム」、欧州のロケット開発プログラムで中核的な役割を担うことに

3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、エアバス・サフラン・ローンチャーズ社との長期的な協業を確認したことを発表しました。商業・軍事ロケットの開発と供給を行うエアバス・サフラン・ローンチャーズ社は、欧州宇宙機関(ESA) の次世代ロケット「アリアン6」の主契約業者です。ヨーロッパの各拠点でアリアン6 の開発に関わるエンジニアは、エアバス・サフラン・ローンチャーズ社およびそのパートナーを含めて700名以上にのぼり、システム設計、詳細設計定義、推進系や宇宙船の検証にダッソー・システムズのソリューションを使用しています。



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アリアン6の開発と供給に向けては、最も競争力の高い機器構成を選択する必要がありました。各構成の長所・短所を考慮した比較検討の実施や、数多くの代替案を検討し、意思決定プロセスを促進する上で、ダッソー・システムズの航空宇宙産業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスである「ウィニング・プログラム」が大きく貢献してきました。最終的に選択されたアーキテクチャは、エアバス・サフラン・ローンチャーズ社のデジタル資産となり、最適化され、開発フェーズ全体を通して継続的に検証されます。

協調設計の環境下でデジタル・モックアップ (バーチャルな試作機) を共有し、そこからデジタル資産の作成と検証を行うことで、(実機に伴う) エラーや変更を最小限に抑えることができます。これによって、開発から生産の立ち上げまでの期間を数ヶ月間短縮することが可能です。ダッソー・システムズのアプリケーションは、VR (仮想現実) の活用により複雑な製造オペレーションを正確に定義できるため、イン・コンテキストでの設計プロセス、社内・多国籍企業間での協調設計レビュー、プログラム・レビューに使用されています。

エアバス・サフラン・ローンチャーズ社のCEOであるAlain Charmeau氏は以下のように述べています。「アリアン6でも、エアバス・サフラン・ローンチャーズ社はダッソー・システムズのソリューションを元に創出してきた実績や価値をベースにします。同社のソリューションはアリアン5の設計にも貢献したもので、パートナー各社とも共有する忠実度の高いデジタル・モックアップに基づいており、欧州全体でロケットを開発する際の、産業モデルの中核を担い続けています」

宇宙産業はかつてない熾烈な競争にさらされています。世界各地でのスタートアップの台頭や、新興市場における企業の登場により、宇宙産業のこれまでのプレイヤーは、多目的用途で、高性能、かつコスト効率のよいロケットの提供に向けて、オペレーションの変革を余儀なくされています。ダッソー・システムズの「ウィニング・プログラム」は、航空宇宙・防衛産業の企業向けに、航空機開発プログラムの初期フェーズや、設計・シミュレーション・コラボレーションを使ったプログラム管理を最適化します。さらに構想設計フェーズにおける高度なレベルの設計詳細、ならびに知識の共有を実現し、プログラム全体のコスト、パフォーマンス、スケジュールの順守率を大幅に改善します。

ダッソー・システムズの取締役会副会長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは以下のように述べています。「エアバス・サフラン・ローンチャーズ様と当社との、イノベーション、パフォーマンスに向けたパートナーシップが、より高い次元へと引き上げられたことを誇りに思います。 宇宙ビジネスの商業化がすすむ時代、両社の協業は、宇宙開発におけるエクスペリエンスを重視した新しいモデルの設計や開発、ならびにアリアン6のデリバリ (納機) が、予算・スケジュール・仕様どおりに進むような見通しを早期につけることをねらいとしています。ダッソー・システムズの航空宇宙・防衛産業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスは他の追従を許さないものです。エアバス・サフラン・ローンチャーズ様におかれましては、本ソリューションの活用によって、可能性を探り、エコシステムのあらゆる領域や関係者と共に顧客との協業にあたり、適切なコンセプトを構築することができるようになります。エアバス・サフラン・ローンチャーズ様と当社で、設計とデジタル資産の力を集約し、業界に変革をもたらすことができるでしょう」

ダッソー・システムズの航空宇宙・防衛産業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスについての詳細はこちらをご覧ください:リンク

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

(以上)

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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