次世代自営無線通信システムPS-LTEの実証実験に共同参画

PS-LTE映像中継実験を「Smart-telecaster」により開始



株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区新宿、代表:鎌田信夫)は、一般財団法人移動無線センター(以下、移動無線センター)が主導、推進する次世代自営無線通信システム(PS-LTE)の実証実験に参画し、当社の「Smart-telecaster(スマートテレキャスター)」を用いて構成されたPS-LTE映像中継システムに関して、技術評価を実施します。

LTE方式は、現在日本では、公衆通信でのみ用いられていますが、今後この基本技術をベースに必要な改良を加え、警察、消防、救急といった公共安全の分野に適用する、いわゆるミッションクリティカルな自営の無線システム:Public Safety LTE(PS-LTE)として展開することが期待されています。

本PS-LTEは、既に国際標準化が進められており、米国、英国、韓国など世界の各国では整備が始まりつつあります。ここでは従来の音声、データ主体の通信のみならずリアルタイム映像の利用も積極的に活用する動向にあります。

このような背景の下、現在、主に官公庁向けにデジタルMCA無線サービスなどを提供している移動無線センターでは、今後適用するPS-LTEシステムの実用化を目指し、今般、埼玉県および東京都の実験試験局において、その技術検証を開始しました。

PS-LTEでのリアルタイム映像中継の技術評価は、公共安全を主たる目的とするPS-LTEの適用において欠くことのできないものであり、ソリトンシステムズはその要となる方式技術として当社開発の「Smart-telecaster」を提供し、共同で技術評価を行っています。

移動無線センターの次世代システム推進本部事務局長仲川史彦氏は今回の実験に当たり、次のように述べています。
「当財団では、ソリトンシステムズのPublic Safety-LTEの実証実験への参加を歓迎いたします。今後、日本のみならずアジアを含む全世界においてLTEベースのミッションクリティカルなサービスが展開され、セーフティネットが整備された安心・安全な国際社会が実現することを期待しています。」

ソリトンシステムズは今後も新技術、新方式への対応を積極的に進め、その適用領域を拡大するとともに、利便性や性能の向上により、モバイル映像伝送の一層の活用を促進して参ります。

【PS-LTE実証実験の概要】
期間:2016年12月13日(火)~15日(木)
場所:東京都新宿西新宿3-7-1 新宿パークタワー34F
   一般財団法人 移動無線センター

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                      【構成図】

【Smart-telecaster製品情報】
公衆モバイル回線を使って、高品質な映像をリアルタイムで伝送するソリューションであり、放送局から警察、消防などの公共機関まで国内外で数多くの実績を有しています。ソリトン独自の伝送技術 RASCOW (Real-time Auto Speed Control based-on Waterway model)TM により、揺らぎの大きいモバイル回線上でも、遅延が少なく、「切れにくい」安定した映像伝送が可能で、PS-LTE上でもその有効性が期待されます。
製品情報: リンク


【株式会社ソリトンシステムズについて】
日本でいち早くLANに取り組み、企業や官公庁の大規模ネットワークの構築を手掛けるとともに、ネットワークOSやプロトコルソフトの開発でも実績を重ねてきました。その技術力を基に、近年はインターネットの普及に合わせ、認証を始めとしたITセキュリティ関連製品の開発とそれを利用したサービス、及びブロードバンドによるコンテンツ配信システムの構築と運用、さらにスマートデバイスを活用したビジネスソリューションにも注力しています。設立:1979年   売上:124億円(2015年3月期/連結)

【 この件に関する問合せ先 】
(株)ソリトンシステムズ Mobile Broadcast事業部 営業部
 03-5360-3860 stc-sales@list.soliton.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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