「DDN IMEが最先端共同HPC基盤施設の日本最速スーパーコンピュータOakforest-PACS上で1TB/秒を超える実効I/O性能を達成」

DDNジャパン 2016年12月01日 09時34分
From PR TIMES

最先端共同HPC基盤施設のスーパーコンピュータOakforest-PACSを研究に利用することで、HPCシステムの基本設計の変革やエクサスケールレベルのシステムアーキテクチャに求められる要件の理解の促進が可能になりました。



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株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン
2016年12月1日(米国時間2016年11月30日発表)
ニュースリリース

株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン (所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:ロベルト・トリンドル、以下DDN)は、東京大学情報基盤センター(センター長:中村宏)と筑波大学計算科学研究センター(センター長:梅村雅之) が共同運営する、最先端共同 HPC 基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing、施設長:中村宏) が運用する超並列型スーパーコンピュータOakforest-PACSのファイルキャッシュシステムとして構築されたデータダイレクト・ネットワークス(以下DDN)社製 IME(R)(Infinite Memory Engine) を用いて 1TB*/秒を超える実効 I/O 性能を達成したと発表しました。

実効I/O性能の測定には米国ローレンス・リバモア国立研究所のリバモア・コンピューティングセンターが公開しているI/OスループットベンチマークであるIORを使用し、FPP(File Per Process : 並列プロセスがそれぞれ独立したファイルI/Oを行う)、SSF(Single Shared File : 全ての並列プロセスが単一共有ファイルにI/Oを行う)の異なるI/Oアクセスパターンにおいていずれも1TB/秒を達成しました。特にSSFは従来型の並列ファイルシステムでは性能が得られないアクセス方式ですが、エクサスケールを目指す将来のスーパーコンピュータのアクセス方式としては有効であると考えられており、DDN IMEは従来型のI/O処理のみならず将来のエクサスケール・スーパーコンピュータのI/Oシステムとしての優位性を証明しました。以下にIORベンチマーク結果を示します。
   
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Oakforest-PACSのファイルシステムキャッシュは25基のDDN IME14KXで構成されています。1基のDDN IME14KXは48枚800GB NVMe SSDを搭載し、インテル(R) Omni-Pathを8ポート実装しています。DDN IME14KX 25基では、960TBのキャッシュ領域、1.5TB/秒の理論帯域を100ラックユニット(一般的なコンピューターラック2.5基に収まるサイズ)という省スペースで提供します。これは他のTB/秒のファイルシステムをサポートしている機器の量の10分の1から100分の1です。

DDN IMEの高いI/O性能は、Oakforest-PACSのリソースとして活用され、様々な次世代科学技術分野の研究開発を劇的に進歩させます。これによりOakforest-PACSは、最先端の計算科学研究だけでなく、計算科学や高性能コンピューティング分野の人材も開発し、各分野の将来の発展に貢献します。

■最先端共同HPC基盤施設 広報・企画部門 部門長/ 筑波大学計算科学研究センター 教授 建部修見氏のコメント

「ストレージ性能は、スパコン開発の最も大きな問題の一つとなってきました。DDN IMEは、2009年に学会発表された先進技術を元に、最新のデバイスを用いていち早く製品化されたものです。Oakforest-PACSでは、ストレージ性能の要求を満たすため、世界に先駆けてIMEを大規模導入しました。このたび、数万プロセスの同一ファイルへの書込みで1TB/秒を超える実効I/O性能を達成したことを非常に喜ばしく思います。この新しいストレージ技術により、計算科学、ビッグデータ解析、機械学習などの更なる発展に貢献できるものと確信しています。」

■DDNジャパン 代表取締役兼DDN グローバルセールス、マーケティング及びフィールドサービス担当 シニア・バイス・プレジデント ロベルト・トリンドルのコメント

「我々はJCAHPCと全体システムの構築を行った富士通株式会社と共に、サイエンティフィックコンピューティングとビッグデータ向けの、フラッシュをベースとした革新的かつ次世代のストレージ技術に関して協働することに大変期待しています。Oakforest-PACSプロジェクトは、ユーザーとサプライヤーの真のパートナーシップがハイパフォーマンスコンピューティングにおいてデータとストレージについての見方に影響を及ぼすものだと考えています。」

* 1TB(テラバイト)= 1,000,000,000,000 Byte(バイト)

関連資料
最先端共同 HPC 基盤施設(JCAHPC): リンク
東京大学情報基盤センター:リンク
筑波大学計算科学研究センター:リンク

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