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玉川聖学院高等部が「VOCALOID」を用いた情報教育を展開 -- 生徒が音声処理やDTMに挑む

大学プレスセンター 2016年10月20日 08時05分
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大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。

玉川聖学院(東京都世田谷区)では6年前から、高等部の情報科の授業の一環で音声合成ソフト「VOCALOID」を取り入れた授業を行っている。これは、教科書で学んだ音のデジタル化について、その特性と仕組み、利点と有用性を、音源を一から作成する体験を通して実感するために実施しているもの。実際に歌声が合成され、自分で苦労して作った作品が音源データという形で残るので、やりがいもあり、将来につながる体験として意義深いという。


 玉川聖学院は、自由ヶ丘の閑静な住宅街にある女子のキリスト教ミッションスクール。「世界をつなげる心を育てる女子教育」をスローガンに掲げ、多様な文化に直接触れ、さまざまな体験を通しての自己理解・異文化理解を深め、自分の可能性の追求と使命感を育む教育を実践している。
 校舎が新しくなった2000年には校舎全館のLAN整備を行い、授業においても高校生を対象に自由選択科目「選択情報」を設置。動画処理実習や3DCG実習など、この時代の生徒たちに何を体験させるべきかを日々真剣に考えながら、新たな取り組みに挑戦し続けてきた。

 情報科では2014年度のカリキュラムより、高校2年次に自由選択科目として「情報の科学」を、高校3年次に必履修科目として「社会と情報」を設定している。2016年度にはコンピュータ室のPCを入れ替え,全PCにVOCALOID for Cubaseをインストールし、どちらの授業でも「VOCALOID」を活用した授業を展開している。このうち「情報の科学」では、「コンピュータにおける音の表現」の単元において、歌声合成ソフト「VOCALOID」を用いた音声処理実習と第一線で活躍している講師による特別授業を行っている。

 「情報の科学」の教科書では、音のデジタル化やA/D変換の仕組み、PCM方式やMIDIにおける楽譜の符号化までが取り上げられている。しかし、音声認識や音声合成については実演をしてすぐに終わってしまってしまうため、この学びを先進性のある豊かな体験につなげるためには、日本が世界に先駆けて開発した技術である「VOCALOID」が有効であると判断した。
 また、教育的な観点からは、実際に歌声が合成され、自分で苦労して作った作品が音源データという形で残るので、やりがいも伴い、とても意義深いと考えられる。

 近年、「初音ミク」をはじめとする「VOCALOID」は急速に普及し、有名になった。今や、中学生に一番売れている参考書は“ボカロで覚える”シリーズであり、カラオケにもボカロ曲が収録されている。しかし、実際に「VOCALOID」で楽曲を制作するのは初めてだという生徒がほとんどであった。そのため、音声処理の仕組みや歴史などを学んだうえで実習を行い、実習のはじめの時間では「VOCALOID」の操作に慣れるための課題に取り組んだ。

 授業では、自分の好きな讃美歌の歌声付き音源データを制作。課題を提出した後は、それぞれの音源を聴き、相互評価した。

 「VOCALOID」をきっかけに、デジタル音声処理やDTMの基本を、実感をもって知ることができ、中にはもっと本格的に音楽制作を行ってみたいという生徒も数名いた。この難易度の高いCubaseというDAWソフトに取り組んだという経験は、将来新たな技術に出会ったときに、自ら積極的・自主的に関わる助けとなることが期待される。

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人 玉川聖学院
TEL: 03-3702-4141

【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク

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