Silicon Mobilityがハイブリッド及び電気自動車のパワートレイン制御用OLEA T222を発表

Silicon Mobility 2016年09月15日 16時47分
From 共同通信PRワイヤー

Silicon Mobilityがハイブリッド及び電気自動車のパワートレイン制御用OLEA T222を発表

AsiaNet 65704

ソフィア アンティポリス - フランス、2016年9月15日
本日、Silicon Mobilityは、ハイブリッド及び電気自動車に特化したパワートレイン制御向けに画期的なソリューションとなるOLEA T222を発表しました。

OLEA(R)T222は、堅牢且つセキュリティ性の高いプログラマブルロジック搭載した初の車載用マイクロコントローラで、OLE(R)ファミリーの新製品です。OLEA(R)T222は、ハイブリッド車(HEV)及び電気自動車(EV)の中核にあるあらゆる電気機構に最善の結果を引き出すよう設計されています。その柔軟性、ハードリアルタイム並列処理と安全性の高いアーキテクチャは、車輪モータもしくはアクセルモータ、DC/DCコンバータ、フル電気自動車パワートレインにおいて、ベルトスタータジェネレータ(i-BSG)、クランクシャフト モータ駆動ジェネレータ(CMG)、ギアボックスモータ駆動ジェネレータを含むハイブリッド化、マイクロ、マイルド、フルハイブリッド化の制御に最適です。
さらに、OLEA(R)T222のテクノロジーと機能は、他のアプリケーションにも対応し、バッテリーマネジメントシステム(BMS)、排気もしくは選択接触還元システム(SCR)、あるいは従来の内燃エンジンにも理想的なコントローラとなります。また、シャーシの制振制御などのアプリケーションにもOLEA(R)T222の利点が活かすことができます。


自動車の電化
OLEA(R)T222は、自動車の電化普及を可能にすることにより車からのCO2排出削減に直接寄与します。独自のテクノロジーと性能により電気モーターの小型化を可能にし、車の性能を損なうことなく最高のエネルギー効率を提供します。OLEA(R)T222を使用することにより、自動車業界のTier 1及びOEM各社は、最強のシステム設計ができるだけでなく、アプリケーションに必要な部材数を制限し実装面積を削減しながら、エンジンコントロールユニット(ECU)の品質を大幅に向上できます。

高度な統合性と柔軟性
Silicon Mobility特許技術であるOLEA(R)T222のAMEC及びSILantの特徴

AMEC技術は、車載の制約に対して設計されたプログラマブルロジックエリア(AMEC FLU)と特殊なアクチュエータ/センサー周辺ユニット (AMEC PrP)を組み合わせた高度なハードリアルタイムで決定論的パラレルインターフェイスです。AMEC(R)FLUは、高速、正確な並列処理で決定的な実行により、最も厳しいコントロールアルゴリズムを実行するに最適なリソースを提供します。その特殊な周辺ユニットには、Pulse Width Modulators (PWM)、 Complex Wave Generators (CWG)、電気モーター及びエンジン位置予測、SENTs, PSI5s, SPIs, UARTs、集積アナログコンパレータ付ADC グループマネージャがあります。一例として、AMECは、システム不良に対し100ナノ秒レベルで対応し、高い安全性を確保しながら、高精度の高周波制御ループ1(200KHz以上)で動作可能です。
SILan(R)技術は、ハードウェア、ソフトウェアおよびシステムレベルでの統合を可能とするOLEA(R)T222の安全機能上位セットです。SILant(R)は、性能を損なうことなくASIL-D ISO26262に準拠したハードウェアセイフティメカニズムをカバーしています。
SILant1は、アプリケーションの最高レベルの集積保証に必要なソフトウェアの量及び複雑さを大幅に削減します。
SILant(R)は、自動車業界のOEM及びTier1各社が、省力、製品化、システム性能及び品質といった価値向上に向け、安全性設計者やソフトウェアデザイナーに予測可能性、制御及び正確性を提供します。


オープン、スタンダード、シンプル
OLEA(R)T222は標準ARM Cortex-R5F 200HMzをベースにしています。このデバイスは必要とされるメモリー及び通信ポートすべてを備えております: 2 MBフラッシュ、80KBシステムメモリー、2M/secサンプルレート32チャネルADC、LIN及びCAN-FD
OLEA(R)T222は、ISO26262 ASIL-Dに準拠し、SEooC (Safety Element out of Context)を搭載し、顧客の安全性設計評価が可能です。これは、AEC-Q100 Grade1 -40Cから125Cの動作保証されたAEC-Q100 Grade1製品です。
OLEA(R)T222は、初のARMベースのパワートレインソリューションです。また、ソフトウェアパートナー及びデザインツールサプライヤーからなる強大なエコシステムにより強化されています。OLEA(R)開発フローには、モデルベースの設計、自動コード発生及びソフトウェア/ハードウェアコンパイラ/デバッガーが組み込まれています。AUTOSAR 4.2に準拠したコンパイラソフトウェアと開発ボード(OLEA(R)T222アプリケーションボード)を含むスターターキット間もなく発表される予定です。

OLEA(R)T222はすでにデモが可能です。エンジニアリングサンプルも2017年第1四半期に提供可能予定です。なお、OLEA(R)ファミリー、OLEA(R)T222及びOLEA開発環境に関する情報はSilicon Mobilityのウェブサイトをご参照ください。

Silicon Mobility社について
Silicon Mobilityはクリーン、安全でスマートなモビリティの設計を可能にするファブレス半導体メーカーです。自動車、航空宇宙、鉄道及び防衛等要求の厳しい重要でクリティカルな組み込みシステム向けの設計、開発、柔軟、リアルタイム、安全でオープン半導体ソリューションを提供します。Silicon Mobilityの製品は、エンジンの電化、ハイブリッド化、自動運転コントロールの中核となります。
Silicon Mobilityの本社は、フランス ソフィア-アンティポリスにあります。

詳細は、 www.silicon-mobility.com  をご覧ください。

(日本語リリース:クライアント提供)

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