世界歯科連盟が普遍的に適用可能な「口腔衛生」の新定義を打ち出す

FDI World Dental Federation 2016年09月07日 14時54分
From 共同通信PRワイヤー

世界歯科連盟が普遍的に適用可能な「口腔衛生」の新定義を打ち出す

AsiaNet 65538(1061)

【ポズナニ(ポーランド)2016年9月7日PR Newswire=共同通信JBN】FDI World Dental Federation(世界歯科連盟)は7日、ポーランドのポズナニで開催した年次世界歯科会議で、口腔衛生を全体的な健康・幸福の不可欠な部分と位置づける新たな定義を打ち出した。これは約200の国別歯科協会(NDA)によって採択され、口腔衛生共同体に世界的に展開される。

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FDIのパトリック・ヘスコット会長は「この新たな定義は口腔衛生業界にとって重要なマイルストーンである。われわれのビジョン2020擁護戦略と世界を最適な口腔衛生に導くというわれわれの念願に忠実なこの新定義によって、われわれは世界的なレベルで一貫したデータ収集のための標準化した評価、判定ツールを開発できるだろう」と述べた。

▽FDIの定義による口腔衛生
口腔衛生とは、多面的なものであり、以下に限るものではないが、話をし、笑い、匂いを嗅ぎ、味わい、触れ、噛み、飲み下す能力をはじめ、自信を持って、いたみや不快感を感じることなく、顔面頭蓋合併症もなく、表情を通して、一連の情動を伝えるものである。


その他の口腔衛生の特性は、

* 個人および社会の価値観、行動傾向により継続的に影響を受ける健康および身体的、精神的健全性(wellbeing)を構成する基本的な要素である。
*生活の質(QOL)に不可欠な生理的、社会的、心理的な特性(attributes )を反映する。
*個々人の変化する経験、認識、希望や状況に対応する能力によって影響を受ける。

新定義は口腔衛生、公衆衛生、保健経済学の専門家を含むFDIのビジョン2020シンクタンクのメンバーが作成した。外部の利害関係者に対してテストされたコンパニオン枠組みとともに、口腔衛生の新定義は患者、口腔衛生専門家、NDA、公衆衛生共同体、学術界、政府、産業界、第三者を含むより幅広い協議の結果である。

FDIのビジョン2020シンクタンクのデービッド・ウィリアムズ共同議長は「われわれはこの新定義によって口腔衛生の異なる領域についての認識を広めたいと望んでおり、口腔衛生は孤立して起こるものではなく、相対的な健康のより幅広い枠組みから切り離せないことを強調したい」と語った。

FDIのビジョン2020シンクタンクのマイケル・グリック共同議長は「われわれは口腔衛生の現代的な定義を提案しており、これは多くのNDAと世界保健機関(WHO)が使用しているものと共鳴する。したがってこれは革命ではなく進化である」と述べた。

FDIはこの口腔衛生の定義を広く宣伝し、各国で適用できる標準的な測定方法を確立するための運用可能化を推進する計画である。測定ツールボックスは2017年に準備ができ、口腔衛生政策を知らせ、推進できる個人と住民のニーズの評価に利用できるようになる。

▽FDI World Dental Federation(世界歯科連盟)について
FDI World Dental Federationは世界の約100万人の歯科医の中心的な代表組織である。会員には約200の国別メンバー協会と約130カ国の専門医グループが含まれている。FDIのビジョンは「最適な口腔衛生へ世界を導く」である。リンク

▽メディア問い合わせ先
Charanjit (Chaz) Jagait PhD
FDI Communications & Advocacy Director
E-mail: cjagait@fdiworldental.org
Tel: +41-22-560-81-48

ソース:FDI World Dental Federation

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