テクトロニクス、業界をリードする波形モニタにおいて新たにHDR、WCGサポートを発表

報道発表資料
2016年9月5日


テクトロニクス（代表取締役 米山 不器）は、本日、WFM/WVR8000シリーズ波形モニタ／ラスタライザのHDR（High Dynamic Range）、Rec. ITU-R BT.2020 WCG（Wide Color Gamut）フォーマットのモニタリングをサポートする、フィールドインストール可能なソフトウェア・アップグレードを発表します。カメラ・オペレータ、編集者、カラリストがHDRビデオ・イメージ・コンテンツの取込みや再生を、適切に実行できるようサポートするこのアップグレードは、オランダ アムステルダムで開催される2016 IBCの展示会で展示されます。
（WFM/WVR8000シリーズ　リンク）

高解像度の4Kコンテンツ取込みにおいて、HDR/WCGフォーマットはさらに重要性が増しています。しかし、ガンマ・レベルを調整し、放送チェーンで高忠実度信号を正しく処理するには課題があります。このアップグレードでは、HDR対応の新しい目盛がサポートされカメラのホワイト・ポイントを正しく設定でき、コンテンツのダイナミックレンジをフルに活かしたHDR領域での信号設定が可能となります。

テクトロニクス、ビデオ・プロダクト・ライン、ジェネラル・マネージャのチャーリー・ダン（Charlie Dunn）は、次のように述べています。「テクトロニクスは、業界で最も包括的な波形モニタ／ラスタライザにおいて、常に機能拡張を続ける一方、お客様のビデオ・モニタリング機器の投資を保護しています。使いやすく操作が簡単な新しいHDR機能により、優れたビジュアル・コンテンツを取込み、視聴者に配信するためのモニタリング機能が提供されます」

エンタテインメント、ニュース・コンテンツの制作、管理、配信に従事するプロフェッショナル向けのイベントであるIBC 2016は、9 月9～13日、オランダ、アムステルダムで開催されます。世界170ヶ国から55,000人以上の参加が見込まれ、1,600以上のメーカが製品を出展します。テクトロニクスは、数多くの業界トップクラスのビデオ・テスト、モニタリング・ソリューションを展示します（ブース番号：10 D41）。
 
テクトロニクスのWFM/WVR8000シリーズについて
4K、HDR技術の急速な進化、業界における採用の増加に伴い、カメラ製造メーカ、ポスト・プロダクション、放送局など、4Kコンテンツの制作、配信に関わる企業は、新しい4K関連機器への投資を始めています。テクトロニクスの波形モニタ／ラスタライザは、簡単で、フィールドインストール可能なソフトウェア・アップグレードによる4Kサポートが可能であり、4K、HDR/WCG対応番組の放送、準備、配信のために高価なハードウェアに置きかえる必要はありません。

プラットフォームは、4Kコンテンツのスループット要求に対応可能な高性能なアーキテクチャを採用しています。優れた性能、機能、アップグレード性を備えており、コンテンツ制作メーカ、機器メーカ、ポストプロダクション・ハウス、放送局、その他のビデオ・サービス事業者の4K/HDR要件に応えます。今ある要件に対応した機器の購入を続けることができ、4KおよびHDRコンテンツへの本格展開のタイミングで簡単にアップグレードできます。

提供開始時期
HDR機能はWFM/WVR8000シリーズのオプションPRODに組み込んで2016年第4四半期にリリースされる予定です。オプションPRODのライセンスを所有するお客様は無償でアップグレードすることが可能となります。また、PRODオプションはソフトウェアオプションとしてお手持ちのWFM/WVR8000にフィールドインストールすることが可能です。


＜テクトロニクスについて＞
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト／計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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