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「ハンセン病に関する『親と子のシンポジウム』高松会場」採録記事公開。

公益財団法人人権教育啓発推進センター 2016年09月02日 15時20分
From PR TIMES

2016年7月21日に香川県高松市において、法務省主催「ハンセン病に関する『親と子のシンポジウム』高松会場」を開催しました。
当日のプログラムは、ハンセン病回復者による講演や、地元の中学生が参加するパネルディスカッション、映画の上映など。参加者はハンセン病を取り巻く問題を考えるとともに、幅広い人権を尊重する大切さを学びました。



ハンセン病に関する「親と子のシンポジウム」高松会場

正しい知識と行動で誰もが尊重される社会に
皆さんは「ハンセン病」の患者や回復者、その家族が、周囲の誤った知識や思い込みで偏見を持たれ、差別を受けてきたことを知っていますか?そんなハンセン病について、小中学生やその保護者が正しく理解するためのシンポジウムが、7月21日に香川県高松市で開かれました。当日のプログラムは、ハンセン病回復者による講演や、地元の中学生が参加するパネルディスカッション、映画の上映など。参加者はハンセン病を取り巻く問題を考えるとともに、幅広い人権を尊重する大切さを学びました。司会は、高松市立玉藻中学校3年の佐藤碧南さんが務めました。

【ハンセン病とは?】
ハンセン病は「らい菌」という細菌に感染することで起こる病気です。手足の指先の神経が麻痺したり、皮膚が変形したりすることがあります。しかし、らい菌の感染力は極めて弱く、感染しても発病することはほとんどありません。発病しても適切な治療を受ければ治ります。

【基調講演】
療養所の社会への開放を
国立療養所大島青松園入所者自治会長、全国ハンセン病療養所入所者協議会会長 森 和男さん
ハンセン病患者の強制隔離を定めた「らい予防法」の制定など、誤った国策により、偏見や差別は助長されたといえるでしょう。療養所での生活においては、外出を禁止されて過酷な労働が課せられた上、子どもを授かることも許されませんでした。
今年はらい予防法が廃止されて20年という節目の年です。これからは、瀬戸内海の離島に位置するハンセン病療養所・大島青松園が、多様な人権問題を考えることにもつながる人権研修の場などとして、広く社会に開放されていくことが望まれます。

【パネルディスカッション】
〈パネリスト〉
香川県民が先頭に立って
高松市立玉藻中学校3年 野中 嶺さん
強制的な隔離が行われた大島青松園は、多くの学びを得られる施設で、失ってはならない貴重な存在です。大島青松園がある香川県、そこに住む私たちは、先頭に立ってハンセン病問題について考え続けなければなりません。

病気への理解を広めたい
高松市立庵治中学校3年 西森 楓華さん
ハンセン病はうつりにくく、治る病気。正しい知識を広げ、差別のない世界をつくることが重要です。毎年、部活動の演奏会で大島青松園を訪れるのですが、入所者の優しさに触れて、私たちの方が元気をもらっています。

若い世代の使命として
坂出市立白峰中学校3年 三谷 愛弥さん
差別や偏見をなくし、一人ひとりの人権が尊重される社会を実現するためには、僕たちが考え、伝え、行動することがカギになるのではないでしょうか。それは、ハンセン病回復者から託された若い世代の使命だと思います。

〈コメンテーター〉
問題の風化を防ぐために
森 和男さん
全国のハンセン病療養所では、どこも入所者が高齢化し、減少しています。ハンセン病問題が風化することのないよう、本シンポジウムのような啓発活動を継続的に行っていってもらいたいです。

意識すべき身近な人権
国立療養所大島青松園園長 新盛 英世さん
人権を侵害する事例は、皆さんの身の回りにたくさんあります。ハンセン病問題を考えることを通じて、友だちや高齢者、子どもなど、身近にある様々な人権も意識して、守ってください。

〈コーディネーター〉
公益財団法人人権教育啓発推進センター理事長 横田 洋三 さん
いまだにハンセン病について誤った認識を持つ人がおり、国内外で差別が残っている現状は、即刻改善されるべきです。あらゆる偏見・差別をなくすために、誰に対しても優しい気持ちで接しましょう。

【映画「あん」上映・対談/トークショー】
作家、詩の道化師 ドリアン助川 さん
役者 樹木 希林 さん
どら焼き店の雇われ店長と求人募集の張り紙を見てやってきたハンセン病回復者の出会いから別れまでを描いた映画「あん」を鑑賞し、会場は深い感動に包まれました。上映後のトークショーでは、原作者のドリアン助川さんが、ハンセン病回復者たちとの交流が小説を執筆するきっかけとなり、作品に“人間の生きる意味”を込めたというエピソードを披露。主演の樹木希林さんは、周りの環境次第で誰にでも偏見・差別に関わってしまう可能性があることなどを語りました。
[動画1: リンク ]

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●このシンポジウムの模様は、動画共有サイトYouTubeの「人権チャンネル」でご覧いただけます。
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わかりやすくまとめた映像で、ハンセン病をきちんと知ろう
「ハンセン病問題」~過去からの証言、未来への提言~
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「家族で考えるハンセン病」
実際のハンセン病問題の関係者も登場するドラマ作品。中学1年生の清香が友だちと療養所を訪れるなどして、ハンセン病問題や人権の大切さについて理解していきます。
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法務省人権擁護局・全国人権擁護委員連合会

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