Aras、製造プロセス計画向けにPLMプラットフォームベースの新アプリケーションを発表

プラットフォームによるアプローチで、インダストリー4.0に対応する 「ものづくりのビジネス全体の効率化」のためのデジタル変革を後押し

エンタープライズ・プロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソフトウェアの次世代リーディングカンパニーであるArasは、本日、製品開発から製造まで複雑なビジネスプロセスを管理するプラットフォームベースの新たなアプローチとしてのアプリケーション「Aras Manufacturing Process Planning(製造プロセス計画、MPP)」を発表しました。この製造プロセス計画アプリケーションには、作業指示やMBOM(製造部品表)の作成のほか、設計変更にあわせて自律的・自動的に同期を行なう機能が備わっています。このイノベーションによってEBOM(設計部品表)からMBOMへの直接変換が可能となり、企業内のギャップが解消され、ひいてはインダストリー4.0やインダストリアルインターネットへの対応に必要なプロセスの基盤を構築することができます。

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また、9月1日・2日東京で開催している「ACE 2016JAPAN」の会場で、MPPの講演および展示をご覧頂けます。

EBOM / MBOM 連携がついに実現

Aras MPPを使うことで、グローバルな製品チームはEBOMとMBOMの間の不一致を無くしつつ製造プロセスや作業指示、MBOMをコンカレント(同時)に定義できるようになります。これは、エレクトロニクスやソフトウェア、ファームウェアが組み合わさった複雑なメカニカル設計を必要とする製品において特に有効です。プロセス計画では、オペレーションや設備、ツールがモデル、図面、写真、図形、動画、テキストを使って説明されます。また、EBOM/MBOMの自動照合がas-designed(設計)とas-planned(計画)の各構成間のトレーサビリティにつながり、製品ライフサイクル全体にわたるデジタルスレッドを実現します。

「Arasでは、GEアビエーション(航空)やロールスロイス、米国陸軍など、過去10年にわたる幅広い顧客との経験に基づいて機能を強化し、複雑でコネクテッドな未来の製品、工場をより良くサポートするための新たな革新を生み出しています」と、Arasのチーフアーキテクト、Rob McAveneyは述べています。

主な機能

・製造プロセス計画、作業指示、MBOMを変更発生にあわせて自律的・自動的に同期
・オペレーション、ステップ、部品の利用やリソースの活用状況、スキル、参照された文書が詳細にわかる、バージョン管理されたプロセス計画
・自動照合されたEBOMからMBOMを作成
・インパクト分析と有効性をともなう変更管理ワークフロー
・プラント別のMBOMとプロセス計画
・PFMEAや検査および試験のコントロールプランを含む品質管理機能にも直結

インダストリー4.0の基盤として

米国の研究機関Digital Manufacturing and Design Innovation Instituteの調査によれば、企業の81%が製造におけるデジタル変革が将来の競争力の鍵であることを理解している一方、そのために必要な技術や専門性を自社で適切に持ち合わせていると考えている企業はわずか14%に留まっています。

Aras MPPは柔軟で拡張性のある、アップグレードも可能な単一プラットフォーム上に構築されており、EBOM、構成・変更管理、要件仕様管理、品質管理などの機能との相互接続が可能です。さらに、利用中のERPやMES、既存のPDM環境と統合できるように設計されているため、こうした新たなプロセス機能を現在の企業システム上に追加できます。既存システムの上にArasのプラットフォームを重ねることで、大企業は”完全な置き換え”という手段によるリスクや混乱を防ぎ、デジタル変革を速やかに起こすことができるのです。

Aras CEOのPeter Schroerは次のように述べています。「製品開発から製造までのプロセスが、インダストリー4.0やインダストリアルIoTの実現に向けて真っ先に取り組まなければならない不可欠な基盤であることは間違いありません。世界中に工場を持つ企業は、少しでも早く変革を起こすためのより良い方法を必要としています。そうした企業にこそ、既存システムの上に当社のプラットフォームを構築し、自社の戦略を直接サポートする新しい機能の数々を今すぐに手に入れて頂きたいと思います。」

【Arasについて】
Arasは、複雑な製品・プロセス構造に悩むグローバル企業にベストなプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソフトウェアを提供しています。高い拡張性、柔軟性、アップグレード性を備えたそのレジリエント(しなやか)なプラットフォーム技術は世界の大手企業に採用されており、Business of Engineering(ものづくりビジネス全体の効率化)を実現するための機能として必要なアプリケーションも完備しています。Airbus、GE、日立、ホンダ、川崎重工業、モトローラ、ゼロックスなど、世界中のビジネス顧客がArasを採用しています。Arasは米国マサチューセッツ州に本社を構えるプライベートカンパニーです。詳細に関してはウェブサイト リンク、Facebook www.facebook.com/ArasPLMJapan、および Twitter @ArasJapan をご覧ください。

※本資料は米国マサチューセッツ州アンドーバーで2016年9月1日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳したものです。
※※ここに掲載されている製品名称やサービス名称はそれぞれ各所有者の登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

Aras製造プロセス計画(MPP)アプリケーションの画面イメージ

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