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KDP NEWS 『原爆に遭った少女の話』の著者 さすらいのカナブンさんのストーリー (Vol.8 /July 2016)

アマゾンジャパン合同会社 2016年07月29日 11時00分
From PR TIMES

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■NEWS

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■注目の著者インタビュー 

『原爆に遭った少女の話』の著者 さすらいのカナブンさん
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なるべく多くの人に
祖母の被爆体験を
知って欲しかったので
Kindleで出版しました

 世界で初めて原子爆弾が投下され甚大な被害を受けた広島では、終戦から71年を迎える現在まで熱心に平和学習が行われてきた。ペンネーム「さすらいのカナブン」さん(以下、カナブンさん)が小学生の頃にも、「近所の被爆者の人から体験を聞こう」という宿題が出された。彼女が近所のおじいさんに話を聞き、それをまとめていたところ、急に祖母が「わしも原爆におうたんで」と話し始めたという。「田舎の山中で暮らしている祖母が、広島の中心部で路面電車を運転していたこと、そして被爆していたとは、最初は全然信じられませんでした」

 祖母が15歳で広島電鉄家政女学校に入学し、学びながら男手不足を補うために路面電車を運転していたとその時初めて知った。祖母が話す楽しい女学生時代の話、生々しい原爆の話にはリアリティがあった。
被爆者しか語り得ない貴重な体験談を後世に引き継ぐために、祖母の話をまとめ、いつか発表したいたいと考えた彼女は、祖母から話を聞いてはメモを取り続けた。
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 そしてようやく、高校生の時に文章にまとめ、特別授業や卒業文集などで発表したが、読者は身近な人に限られていた。もっと多くの人に読んでもらえる方法を求めて、思いついたのが漫画だった。

 以前祖母に「お前は絵がうまいんじゃけ、ワシが御幸橋の上で見た被爆者の姿を描いてくれ」と頼まれていたこともあり、漫画ならその約束も果たせると考えた。

 漫画として描くためには、当時人々の生活や町の様子も知る必要があった。しかし、構想を練り始めた当初はまだインターネットがなく、広島平和記念資料館や図書館などで得られる資料も限られていたため、資料集めは難航し、「せっかく描くのに、嘘を書いてしまっては何の意味もない」と思い詰めた時期もあったという。「祖母から聞いた内容を盛り込みながら、嘘がないように、そして漫画として読みやすくわかりやすくすることがとても難しく、悩みました。しかし、祖母の体験談は文章ではすでにまとめていたので、漫画は体験談に興味を持ってもらうための入り口だと割り切り、作品を完成させることに集中しました」

 会社員として働きながら、夜や早朝の時間に机に向かい、ようやく2013年に『原爆に遭った少女』を完成させた。漫画として構想を練り始めてから、15年近くもの歳月が過ぎていた。まずは自身のホームページに掲載。しかし、それだけでは多くの人に作品があることすら知ってもらうことができないと気づく。

 書籍化も検討したが、紙の本では在庫がなくなった後に重版ができるかは出版社の判断にゆだねるしかないため、そのまま消えてしまう恐れがあると感じた。
「その点、Kindleで出版すれば、在庫がなくなることもなく、いつでもどこに住んでいても漫画を入手することができます。また、Amazonに掲載されれば、検索機能で多くの人に自分の作品を知ってもらえると期待してKindleで出版しました」

 2013年8月にKindleの日本語版をAmazon.co.jpで販売開始。すると作品が次第に売れ始め、カスタマーレビューでも高評価を得ることができた。
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自分にできることとして
体験談を掘り起こし、
遺された声を拾い上げたい

 「kindleの本棚に、プロの方々の本と一緒に自分の作品が並ぶことには恐縮しました。まだまだ力不足の部分もあるので、厳しいカスタマーレビューも参考にさせていただいています。出版前にすでにホームページで発表していた作品ですが、売上を翻訳の資金に充てて、英訳版を出したいと公表したところ、それを知って買ってくださった方もいて、ありがたかったです」その英語版も翻訳者の協力を得て、同年12月に出版しAmazon.comで販売することができた。

 「Amazonで『原爆』というキーワードで検索したときに自分の漫画の表紙が出てくれるのはうれしいですね。さまざまな表紙が並ぶ中で、漫画の絵があったら若い人でも読んでみようと感じてもらえるのではないかなと思います。そこから祖母の体験を知ってもらえたり、原爆について考えてもらえるきっかけになれたら光栄です」

 完成した漫画を見て、祖母は大いに喜んでくれたという。その喜びを胸に、現在第2作、第3作の準備を始めている。2作共に原爆の被爆体験を描く予定で、被爆体験者から執筆の許可はすでにとってある。

 「被爆した方が亡くなり、語る人が少なくなったとき、すっかり当時の反省も後悔も忘れ去られ、戦争が再び起こるのではないかという恐れが私にはあります。私は戦争を経験していませんし、原爆にも遭っていません。自分にできることとして体験談を掘り起こしていき、遺された声を拾い上げたいと考えています」好き嫌いで判断されないためにも、主観を入れずに、あくまで代弁者の立場で描くことを心掛けているというカナブンさん。これからもプロは目指さず、会社員として働きながら、原爆や戦争の恐ろしさを伝える活動を地道に行っていく。

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プロフィール
ペンネーム:さすらいのカナブン
広島市在住・会社員・30代。
『原爆に遭った少女の話』が初めての長編作。


ピックアップ カスタマーレビュー 『原爆に遭った少女の話』より
 投稿者:寝太郎さん ★ ★ ★ ★ ★
  きれいな絵柄なので、原爆投下後の惨状などが見やすいのが美点だと思います。それでも10代の女の子が経験するあまりの過酷さに涙を禁じ得ません。

 投稿者: 新一さん ★ ★ ★ ★ ★
  なんだろうか、極端な感情表現や描写がない為非常に淡々と物語が進み、頁もめくられて行く。
だが確実に家が焼け、人が苦しみ、喘ぎ、死んで行く。そんな中で、まるで「心を置き忘れて来た」かの様に自分に出来る事を行い、生きる人々。でも当時の十代の女の子ならそんなものかもしれない。
なんだろうか。作者がそこまで意図して描いているのであれば、素晴らしい漫画力の持ち主と思う。
意図していなかったとしても、「現実」という文字が、漫画を通して読み取れる様である。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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