日本オーチス・エレベータ株式会社(代表取締役社長 ステファン・ド・モントリボール、本社 東京都文京区、以下 日本オーチス)が提供するエレベーター次世代運行管理システム(群管理システム)「CompassPlus (コンパスプラス)」が、2016年7月15日発表されました第46回機械工業デザイン賞(日刊工業新聞社主催)にて「審査委員会特別賞」を受賞いたしました。
今回「審査委員会特別賞」を受賞した日本オーチスのエレベーター次世代運行管理システム(群管理システム)「CompassPlus」は、出勤時間帯などにおけるエレベーターホールの混雑解消と、エレベーターホールから目的階に到着するための時間短縮を目的に開発されたシステムです。利用者に行先階を事前に入力していただくことで、行先階別に利用者を最適に割り振り、乗車するエレベーターの号機を利用者ごとに指定することによって、輸送効率のさらなる向上を実現しました。また、近接フロア利用者を集約し、停止数を減らすことで、定格速度での運行が可能となり、起動回数を最小限にすることで、消費電力効率が向上します。日本オーチスのシミュレーションでは、従来の群管理システムでは平均サービス時間(エレベーターホール到着から13階に到着するまでの平均時間)が約120秒であるところ、CompassPlusの利用によって約40秒短縮(到着までの時間を33%削減)することが可能となります。
本システムは建物新築工事に限らず建物改修工事にも適用でき、エレベーター乗車時間、待ち時間の短縮が可能となります。
また、本システムは、セキュリティゲートのカードリーダーと併用することによりセキュリティの強化に有効であると同時に、パスコードを入力することで特定号機を指定して呼び出すことにより、最速で対応できる号機を手配できるVIP運転にも対応しています。
CompassPlusはすでに海外の多くのビルで導入が進んでおり、日本国内では2016年2月に在日アメリカ大使館への採用が決定しています。
日本オーチスは、今後も次世代エレベーターシステムの進化を加速させ、建物管理者およびエレベーター利用者の皆様にさらに快適で効率的な建物内の移動を提供するとともに、お客様のニーズに合った安全で革新的な製品の開発を続けてまいります。
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク
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