ソフトバンクの英ARM買収発表:英EU離脱決定後のビジネスにおける変化

ソフトバンクグループによる英半導体設計のARMホールディングス買収の発表を受けて、フロスト&サリバンは今回の買収がビジネスにもたらす影響についてのコメントを発表しました。

フロスト&サリバンの英国オフィスにおけるデジタル・トランスフォーメーション部門リサーチアナリストのヴィジェイ・ミシャリックは「英国のEU離脱決定に伴う英通貨ポンドへの影響によって、数多くの英国企業が買収のターゲットとしてより好ましいものとなっています」と述べています。

ARMはモバイル及びIoT (Internet of Things) 時代において、チップの設計とプロセッサで大きな成功を収め、米アップルや韓国サムソン電子にもライセンスを提供しています。ARMはこれまでに、モバイル関連事業の収益改善とIoT事業での競争を図る米インテルの買収対象として、度々提案されてきました。また、ARMの2大顧客であるアップルとサムソン電子も、ARMの買収に関心を持っているとも言われています。

「ソフトバンクは投資と買収によって、日本の3大通信事業者としての地位を築いてきました。ソフトバンクによるARMの買収は、同社が今後IoT事業に注力していく意向を示すものと言えるでしょう」と、ミシャリックは話します。

「ソフトバンクはARMの買収によって、家電からコネクテッドカーまでの多岐にわたるIoT端末において、大きな収益を見込んでいるでしょう。自動車や医療、拡張現実(AR)などにおける低遅延が必要とされる先進アプリケーションを通じて、ARMのチップやプロセッサの処理能力はより高度化しており、同社が持つ可能性をさらに高めるものとなるでしょう。近年ソフトバンクは人工知能(AI)事業にも乗り出しており、今回のARM買収は、同社の事業においてさらに強力な相乗効果を生み出すでしょう」と、ミシャリックは述べています。


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