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大企業に勤めている方には、データストレージは厄介な問題だという認識があると思います。大量のデータにはより効果的な対処法が必要ですが、データをファイルに保存し、階層構造を常に拡張していく方法は経費がかかりすぎます。エンタープライズによるデータの蓄積速度は、年平均50~60%であるとも言われています。データ量と成長率と合わせて考えると、データストレージはビジネスの成長速度の大きな障壁になっていることが分かります。
しかしこの大量のデータですが、すべての情報がどの程度の頻度で使用されているのかという疑問が湧きます。頻繁に利用されているデータを分ければ、その他のデータは最小限の手間で管理できるのではないのでしょうか。構造化されていない大量のデータを可能な限りシンプルに保存したい、という要望は、「オブジェクトストレージ」にある考え方です。
従来のファイルストレージはデータを構造化内のファイルとして取り扱いますが、オブジェクトストレージはデータを単に平坦なアドレス空間に配置します。vCloud Air Object Storageが動く構造についてはこちらで解説していますので、この記事では、エンタープライズ向けの3つの主な利点についてフォーカスします。
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