見えなかったものを可視化する視覚障害者向けの3Dサービスを開始

株式会社ミリメーター 2016年06月30日 14時48分
From PR TIMES

子供の成長記録や思い出の手紙を物体化することで、視覚障害者のエンジョイライフをサポートします

株式会社ミリメーター(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粕谷孝史)は、株式会社オープンエイジ総合研究所(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小田島雅章)と共同で、視覚障害者向けの立体型画像と点字を組み合わせた販売サービスを2016年の夏から開始します。



[画像: リンク ]

日本には30万人を超える視覚障害者がいて、内3万人は点字だけで生活しています。点字プリンターといった支援ツールや点字新聞のようなサービスが提供されていますが、幾つか課題もあり十分と言える状況ではありませんでした。


与えられた情報の中から取捨選択することしかできず受動的にならざるを得ない
表現方法が限られ、リアルタイム性のあるサービスがない
そもそも視覚障害者からみてどこに情報があるかわからない


そこで、社会の課題解決に挑戦しているオープンエイジ総合研究所と共同で、視覚に障害がある方やそのご家族のために、写真や画像から立体の絵を作り、点字と組み合わせることで世界に一つだけの絵本を製作するサービスを開始します。従来の限定的かつ断片的な「点の世界」から脱却し「立体の世界」に移行することで、点と立体の融合による新しい感覚を生み出し、課題を解決することを狙いとしています。

例えば、子供の成長記録や思い出の手紙、世界各地の写真を点字のメッセージと合わせて物体化することで、視覚障害者1人1人にあわせた個性ある情報を伝える手段を提供するだけでなく、意思を発信できるコミュニケーションの場を生み出すことも可能になる見込みです。

サービスの実現方法
点図や点字の世界においては、プリンターやディスプレイの制約から点の有無という2次元の情報しか表現できませんでした。しかし、3Dプリンターという新しいテクノロジーを利用すれば、3次元の豊かな表現が可能です。複雑な絵や写真をそのまま手の感触で読み取れるようにする今回のサービスは、視覚障害者に向けた新たなサービスが生まれるきっかけにもなると考えています。

ミリメーターは、社会的に必要とされるサービスであれば僅か数人のためであっても挑戦したいと考えており、このサービスに自社の3D技術とノウハウを提供することでサービスの実現と定着化を支援していきます。


株式会社オープンエイジ総合研究所について
株式会社オープンエイジ総合研究所は、人と人とのコミュニケーションの機会や空間をプロデュースし、未来のITサービスにおける異業種間の人と人との繋がりを生み出すべく、様々な社会課題に対応していきます。詳細は以下をご確認下さい。リンク

株式会社ミリメーターについて
株式会社ミリメーターは、職人の精巧な技と最新のIT技術を組み合わせることで未来の当たり前を実現していくことを目指し、2015年10月に設立された会社になります。これまで、3Dプリンターで立体文字を製作するECサイト「ラストワンズ」やおもちゃの線路の新ブランド「ワンレール」など、世の中に存在しないサービスを生み出してきました。これからも最新技術の可能性を最大限に活かし、Made in Japanのものづくりの活性化に寄与していきたいと考えています。詳細は以下をご確認下さい。リンク

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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