6月17日に第18回グローバルセミナー「大学の危機管理体制を考える」(FD・SD)を開催 -- 杏林大学

杏林大学 2016年06月24日 08時05分
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杏林大学では、6月17日(金)に同大が加盟する海外留学生安全対策協議会(JCSOS)と共催で第18回グローバルセミナーを開催し、全国の国公私大等から28名、杏林大学から副学長のほか教職員33名等、延べ67名が参加した。


 セミナーでは初めに外務省領事局海外邦人安全課邦人援護官の伯耆田修氏により、「緊急事態発生の際の外務省の危機管理対応」と題したテーマで、学生等の海外派遣先にて緊急事態が発生した場合に外務省ではどのような体制を組み、どのように動くかについて講演いただいた。
 
 伯耆田氏は過去の事故の事例を挙げ、被害者の家族の時間の経過による心情の変化に即した家族への対応の具体例を述べ、事故対応時の大学としての取るべき対応や留意点等について助言をいただいた。また学校側の留学先の情報入手の手段として、外務省の海外安全ホームページの活用と、渡航前の「たびレジ」(緊急時情報提供サービス)の登録について説明し、推奨された。

 続いてJCSOS理事長の池野健一氏から、現在JCSOSが取り組んでいる大学支援システムと緊急事態が発生した際の危機管理対策についてお話しいただいた。池野氏は、学校が海外研修・派遣留学等を実施する際は「安全配慮義務」を要請されており、万が一事故が発生した場合、それが旅行代理店等の仲介による渡航であっても、学校の社会的責任と安全配慮義務違反が問われれば損害賠償責任が発生することを過去の具体的事例を挙げ、示唆した。

 学校側は、海外留学等への参加者に対する危険等の情報提供を充分に行い、危険回避への準備や緊急時への対応方法等の説明を行う必要があること、また学生等が渡航先で事件・事故に遭遇した場面を想定し、学校側の対応能力を検証する「危機管理シミュレーション」を実施するべきであるとした。

 出席者からは講演の内容について、大学の責任と危機管理の必要性について非常に興味深かったとのコメントを多数いただき、今後のグローバル化に向けたFD・SD研修として各々が大学の危機管理体制を考える良い機会となった。

(ソース)杏林大学HP内関連ページ
・第18回グローバルセミナー:
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 杏林大学 国際交流センター
 TEL: 0422-47-8000(代)

【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク

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