生徒、教員双方が、英語を「話す」活動に積極的に

ブリティッシュ・カウンシル 2016年05月30日 11時00分
From Digital PR Platform


英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(所在地:東京都新宿区、駐日代表:マット・バーニー)は、文部科学省(以下、文科省)から、2016(平成28)年度の英語指導力向上事業「英語教育推進リーダー中央研修」を委託されました。全国の教育委員会から推薦された約550名の英語に携わる教員にトレーニングを実施します。

<これまでに1万2千人が研修に参加、9割以上が研修を役に立ったと評価>

ブリティッシュ・カウンシルが本事業を委託されるのは、2014年度、2015年度に続き3度目です。これまでに1万2千人の英語担当教員が中央研修および英語教育推進リーダーによる研修を受けました。研修受講者へのアンケートによると9割以上が研修が役に立ったと回答しました(※画像参照)。
今年度の研修は約550名の英語担当教員(小学校:約200名、中学校:約190名、高等学校:約150名、外国語指導助手(ALT):約10名)を対象に行われます。2016年4月18日(月)より開始され、12月までに、小・中・高等学校およびALTの全13グループに対して2回ずつ、合計26回の集合研修を行います。

<教員側、生徒側の双方から研修前に比べて「話す」活動について積極的に変化>

2015年度中にリーダーから研修を受けた中学・高等学校の英語担当教員に対して行ったアンケートによると、「話す」ことに係る言語活動について「積極的に展開しようと思う」教員が、研修後に中学で9割以上、高等学校で8割以上となりました。研修後に行われた授業に対する生徒に対するアンケートでは、「授業では、生徒同士や先生と話す際に、英語を使うようにしている」との問いに対し、中学生は6割以上、高校生は約半数が「当てはまる」と回答、小学校では9割が先生は「いつも英語を使っている」と回答しました。研修前後で生徒側の受け止め方に大きな変化が見られました(※画像参照)。実際のコミュニケーションに使える英語指導について変化の兆候が表れていると考えられます。

英語指導力向上事業「英語教育推進リーダー中央研修」について

2014年度から2019年度までの5年計画で、5年のうちに全国の小・中・高等学校全ての英語担当教員が研修を直接または間接的に受けることを通して英語指導力を向上させることを目指す、文科省の事業です。
全国より推薦された、小学校における英語教育の中核となる教員および中・高等学校の英語担当教員、外国語指導助手(ALT)へ、「実践のための研修」、「研修指導のための研修」(各5日(24時間))の2回の中央研修を実施します。研修は、教員研修センター(茨城県つくば市)などで行われ、1グループ(約25人)に対しブリティッシュ・カウンシルの英語講師1名が担当します。中央研修を受け、要件を満たした教員は「英語教育推進リーダー」として認証されます。
参加教員は、コミュニケーションのためのより実践的な英語を英語によって教えるスキル、および、研修成果を地域の英語担当教員らと共有するためのスキルを習得します。「実践のための研修」後に所属校において研修内容を反映した授業を実施します。「研修指導のための研修」後、各中央研修受講者は各地域の小学校における英語教育推進の中核となる教員および中・高等学校の英語教員20~25人へ研修を行います。
 ブリティッシュ・カウンシルは、研修の実施だけでなく、文科省と協働して教材を開発・制作し、中央研修参加者に対して、指導・助言やオンライン教材の提供など継続的な支援を行っています。研修を担当する英語講師は全員、ネイティブで、修士号に相当する英語を教える国際資格DELTA*を保有し、日本や海外で、学校での指導や教育委員会などでの教員研修の経験を有しています。アクティブ・ラーニング型の視点からの授業改善に対応し、より実践的な英語を教えるための理論、教授法、実際のアクティビティについての研修を通じて、生徒のモチベーション向上につながる生徒中心の授業を実現できるよう指導しています。

* DELTA : Diploma in English Language Teaching to Adults(ケンブリッジ大学英語検定機構が授与する英語教授に関する国際資格で、大学院修士号と同等資格として認定)

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