G7首脳・EU議長及び委員長への三重県民会議贈呈品「伊勢神宮」「賢島」をデザインしたNARUMI渾身の手描きコーヒーカップ&ソーサー

鳴海製陶株式会社 2016年05月27日 23時52分
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 2016年5月26日(木)-27日(金)に開催された『G7伊勢志摩サミット』において、三重県民会議からの記念品としてG7首脳などに「コーヒーカップ&ソーサー」が贈られました。
カップに描かれているデザインには「日本人の心のふるさと」ともいえる「伊勢神宮」とサミットの舞台となった「賢島」の2つの絵柄が選ばれ、三重県に拠点がある鳴海製陶株式会社(以下 NARUMI、本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 藤江 憲)が限定製作しました。
 「伊勢神宮」のデザインには特別な許可を得て皇大神宮御正宮を描いており伊勢志摩の海をイメージする藍色にゴールドを施しています。
英虞湾の美しい自然を描いた「賢島」は当地で有名な鳥人カメラマン故松本高正氏が遺した空撮写真をもとにサミットの会場となった志摩観光ホテルザ・クラシック、賢島大橋、賢島駅などを緻密に描き涼やかなプラチナを施しています。
 ともに伊勢志摩国立公園内にあるNARUMIのマザー工場(三重ナルミ株式会社、三重県志摩市磯部町)で作られ、絵付けはハンドペインターが手描きで仕上げたナルミボーンチャイナの逸品です。 
コーヒーカップ&ソーサーの実物は、伊勢志摩サミット 国際メディアセンター アネックス棟内「三重情報館」(三重県営サンアリーナ:伊勢市朝熊町鴨谷4383)にてお披露目しております。


【デザインコンセプト】

1.形状デザイン
 伊勢志摩リアス式海岸ならではのたおやかで静謐な海の表情、穏やかな波のイメージをモチーフに、優しいウェーブを形状に取り入れています。カップは伊賀組紐とのハーモニーを意識したハンドルデザインと高台を付ける事で灯台のイメージを表現しています。
 ソーサーは柔らかな波の雰囲気をイメージし、カップを乗せた時に遠く海から見える灯台の景色を表現しました。今回のために製作した専用形状です。

2.フチ模様
 エンボス加工で波を表す日本の文様「青海波(せいがいは)」が描かれています。海に接した伊勢志摩の豊かな自然をイメージしています。
 白く丸い部分は1個1個手作業で盛り上げた半球状の「玉(ぎょく)」技法で、志摩の真珠を表しています。ソーサーの内側は「伊賀組紐」を表したエンボス加工です。ソーサーのボカシの入った美しい青は海をイメージしています。

 ソーサーの色は、深い青・透明感・海らしさを求めて何度も色の調合・試験を試みております。最終的な色の決め手は、「日本の海らしさ」「太平洋側の暖かさ」「サミット開催の初夏」のイメージに近いものでした。
実際の絵付けは3回に分けて色を被せています((1)下地スプレー吹き、(2)波のニュアンス、(3)上からの仕上げ吹き)。

3.絵柄

「伊勢神宮」
 天照大神が祀られている神聖な皇大神宮御正宮は特別な許可を得て描いています。細部まで手描きで丁寧に描き込み仕上げています。鳥居・塀・奥の建物・手前石段などの建造物は、形がゆがむと不自然さが出てしまうので、細心の注意をはらって描いています。
 縁仕上げ装飾が金なので、絵に使った青は「賢島」に比べクールな色が主体になっています。

「賢島」
 伊勢志摩サミットの会場となった「賢島」です。『志摩の鳥人』と呼ばれパラグライダーを趣味とした、故松本高正氏の天空からの写真をもとに描きおこした絵柄です。細部まで手描きで丁寧に描き込み仕上げています。
 写真そのままではなく、カップのカーブに合わせたときにより自然に見えるように角度を調整しています。島の建物は重要な箇所をクローズアップしています。
 強調した箇所は、「半島から近鉄電車の線路が伸び賢島駅終点まで」、「首脳陣の宿泊施設となった志摩観光ホテル・ベイスイート館(手前のアーチ状の建物)」、「サミット会場となった同ホテル・クラシック館(島左側の四角が3つの建物)」、「クラシック館から白い橋を渡って、半島奥へ続く伊勢方面への道」です。
首脳陣の移動手段は、天気が良ければ中部国際空港セントレアからヘリで到着するのにふさわしく、半島が消えていく左側面から裏面までは雲でぼかし、空から見たような情景にしています。
 金仕上げ装飾の「伊勢神宮」に比べ、プラチナ仕上げ装飾が冷たい印象になりバランスが悪くなるのが懸念され、「賢島」の絵柄の青は、温かみを感じさせる青を加えています。
青く美しい海は、地中海沿岸やアメリカのリゾート地など欧米で親しまれる場所と比べ、英虞湾の特徴を意識し、ここにしかない風景になるよう工夫しました(リアス式海岸・真珠の養殖のいかだ・海から陸へなだらかにつながっていく日本らしい風景など)。

4.包装部材
《木箱》
 三重特産の杉の柾目でしつらえた白木の箱です。神具などに用いられるつくりで仕上げています。

《伊賀組紐》
 紅白の菊文様の伊賀組紐で留めてあります。白は伊勢神宮を象徴的に表した色でもあります。

 伊賀組紐の起源は古く、奈良朝以前に遡るといわれています。経巻、華籠などの仏具・神具・武士の甲冑や刀の紐などに使われてきました。明治中期に広沢徳三郎が江戸の組紐技術を習得し上野市で開業してから伊賀の産業として本格的に発達しました。
絹糸を主に金属糸などを使った高台手組紐は伝統工芸に指定されています。

《伊勢木綿》
 1個1個伊勢木綿の袋に入れて箱に納めています。伊勢木綿は単糸(たんし)というベーシックな糸を使用しています。糸が柔らかくシワになりにくく、肌触り・保温性・通気性が良く使い込むほど味が出てきます。
単糸は切れやすく織るのが非常に難しく、良質な綿を使った単糸でないと織ることができません。

《認定証》
 ペインターの手描きの署名が入った認定証が入っています。贈呈品は伊勢志摩サミットの開催月が記入されました。

《栞》
・伊勢志摩とNARUMIのストーリー、
・ボーンチャイナについて、
・NARUMI社史、
を英文で紹介しています。

【NARUMIと伊勢志摩の関わり】

自然との共生を目指して。

 1982年、NARUMIは「伊勢志摩国立公園」内にマザー工場を設立しました。豊かな自然や日本の伝統文化が息づき、磁器を生産するに相応しい精神性がある土地に根付き「自然との共生」を目指しています。
地元との関わりとして、近鉄磯部駅の構内に当地の無形文化財「御田植祭」(国の重要無形民俗文化財)を写した手描き陶板や駅舎の時計台の文字盤(陶板)には、
ボーンチャイナ素材で製作した建材を提供しています。 また、当地区のホテル・旅館・レストラン等のお客様には、 ホテル・レストラン用食器をご利用いただいています。

    いいもの、いつも、いつまでも

【会社概要】
鳴海製陶株式会社 (通称 : NARUMI )

本 社 : 愛知県名古屋市緑区鳴海町字伝治山3番地
電 話 : 052-896-2200(総合案内)
創 業 : 1946年2月1日
代表者 : 代表取締役社長 藤江 憲
資本金 : 5億4千万円
従業員数: 343名

【本件に関するお問い合わせ先】
鳴海製陶株式会社 名古屋本社経営企画室 田中
TEL 052-896-2266 FAX 052-896-2293 y-tanaka@narumi.co.jp

鳴海製陶株式会社 東京オフィス国内営業部 赤松
TEL 03-5117-3600 FAX 03-5117-3609 akamatsu@narumi.co.jp 

三重ナルミ株式会社 坂本
TEL0599-55-2113 FAX0599-55-3203 masahiro-sakamoto@narumi.co.jp 

株式会社ブレインズ・カンパニー 小薗、村山
TEL03-3568-3844 FAX 03-3568-3838 kosono@pjbc.co.jp

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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