エンタープライズ向け暗号化ソリューション事業を本格展開オンライン稼働中に暗号化する技術を搭載した新バージョンを発売

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神森晶久、以下キヤノンITS)は、Vormetric, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Alan Kessler、以下ボーメトリック社)製品による、エンタープライズ向け暗号化ソリューション事業を2016年5月下旬より本格展開します。これに伴い、アプリケーションがオンライン稼働中でもデータを暗号化できる革新的な特許技術「Vormetric Live Data Transformation」を搭載した、暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の新バージョンを今秋より提供開始します。



■エンタープライズ向け暗号化ソリューション事業の本格展開
キヤノンITSはボーメトリック社との間で、エンタープライズ向け暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の国内販売契約を締結し、本年1月より販売を開始しました。このたび、エンタープライズ向け暗号化ソリューション事業の国内販売・サポート体制を整備し、2016年5月下旬より本格的に事業展開していきます。
暗号化ソフトウエアの世界市場規模は2014年度で約8億5100万ドル、年平均成長率22~32.7%と高い市場成長が見込まれており、データ暗号化対策の導入が遅れている国内市場でも今後急速な拡大・成長が予測されています。(出典:Markets-and-Markets、Encryption Software Market - Global, March 2015)
販売ターゲットとしては、従業員数1,000名以上の大手企業や官公庁、地方自治体などを主な対象としています。キヤノンITSはセキュリティソリューション事業部を中核に、キヤノンマーケティングジャパングループおよび販売パートナー経由でこうした顧客層に販売していきます。また、サポート体制として、顧客からの問い合わせや修理受付、障害対応などの保守・技術サポート窓口を設置し、メーカー保守と連動しつつ拡張サポートにも順次対応していきます。
キヤノンITSはボーメトリック社の「Vormetric Data Security Platform」を2017年までに100セット販売し、エンタープライズ向け暗号化ソリューション事業で2017年に売上高10億円を目指します。


■オンライン稼働中に暗号化する技術を搭載した新バージョンの発売
キヤノンITSは、アプリケーションがオンライン稼働中でもデータを暗号化できるボーメトリック社の革新的な特許技術「Vormetric Live Data Transformation」を搭載した、暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の新バージョンを今秋より提供開始します。企業や団体がデータ暗号化を導入運用する上での大きな課題は、データ暗号化に伴うアプリケーションやサービスの停止です。「Vormetric Live Data Transformation」は導入時の初期データ暗号化および暗号鍵変更などのメンテナンス時の再暗号化をアプリケーションやサービスを停止せずに実行でき、高トランザクションを伴う大規模データベースやIoT・ビッグデータにも対応可能でパブリッククラウド環境でも利用できます。また、「Vormetric Data Security Platform」の機密データ保護のための機能を強化するとともに、クラウド環境向けの製品で、従来の「Amazon Simple Storage Service(S3)」「Box」に加え、新しく「Caringo」にも対応しました。

<参考情報>
「Vormetric Live Data Transformation」
ボーメトリック社が世界のITエグゼクティブ・IT担当者(1,114名)を対象に実施したデータセキュリティに関する調査では、回答者の57%がデータセキュリティツールや技術を導入する最大の障壁は「煩雑性」であると回答しています。そして、従来、煩雑な暗号化の導入・運用は、データの初期暗号化、暗号鍵の変更に伴うサービス停止を伴い、アプリケーションの運用に影響を及ぼしていました。「Live Data Transformation」はアプリケーションがオンライン稼働中でもデータ暗号化を可能にし、ダウンタイム縮小とデータセキュリティ強化を両立させます。

機密データ保護機能「Vormetric Tokenization」を強化
「Vormetric Tokenization」はフォーマットを変更せずに簡単にデータベースやビッグデータ環境の機密フィールドをトークン化して保護する機能で、機密データを参照できるユーザーを制御することができます。機密情報の漏洩を防止し、PCI DSSの監査対象からサーバーやアプリケーションを除外することによりコストと時間を削減することができ、大切な医療情報やその他の個人情報を必要な時にのみ取り出すようにできます。同ソリューションを利用するためには、重要なデータを安全に保管する「Token Vault」を用意する必要がありましたが、この度の改良により、「Token Vault」なしで「Vaultless Tokenization」を利用可能となり、導入およびメンテナンスの負荷を効果的に削減できます。また、「Vormetric Tokenization」の性能もさらに向上させています。

Caringoへの対応
クラウド環境にあるデータを暗号化する「Vormetric Cloud Encryption Gateway」は、パブリッククラウドサービスを利用する際、データをクラウドストレージに保存する前に暗号化し、暗号鍵の管理やアクセス制御をユーザー企業の管理下に置き、情報のアクセス権限をすべて掌握することができます。この度、従来の「Vormetric Cloud Encryption Gateway」は、「Amazon Web Services (AWS)」、「Amazon Simple Storage Service(S3)」、「Box」に加えて、「Caringo」にも対応可能になりました。

ボーメトリック社について
ボーメトリック社(Vormetric, Inc. 本社:米国カリフォルニア州、CEO:Alan Kessler)は、物理環境、ビッグデータ、クラウド環境に展開するdata-at-rest(保存データ)を守る、データセキュリティソリューション業界におけるリーダーです。Fortuneトップ30社のうち半数以上を含む1600以上の企業が、コンプライアンス要件を満たし、外部内部の脅威から重要なデータを保護するのを支援しています。ボーメトリック社のデータ・セキュリティ・プラットフォームは、拡張性が高く、ハイパフォーマンスであり、ファイルやデータベース、アプリケーションデータを、物理環境、バーチャル環境、クラウド環境などのさまざまな環境において安全に保護します。Vormetric社は、SC Magazine Awards 2014 Europe, VMWorld Gold Awards 2014など数々の賞を受賞しています。
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製品ラインアップと主な機能
暗号鍵アプライアンス(Vormetric Data Security Manager :ポリシーと暗号鍵管理)

[画像1: リンク ]

エージェントソフトウェア(各サーバー上に導入・展開)
[画像2: リンク ]

※1 冗長化構成での提供(最小構成台数2台より)
※2 FIPS 140-2 : 米国連邦情報処理規格140-2:暗号モジュールのセキュリティ要件で、レベル1は物理的セキュリティ条件、レベル2は1に加え、シールなどによる改竄の痕跡を残す条件、レベル3は2に加え、物理的な改竄への耐性を持つ条件(耐タンパ性)
※3 製品には別途、年間製品保守費用が必要です。
*ボーメトリック社の詳細情報につきましては、<リンク>をご覧ください。
*Vormetric Data Security Manager、Vormetric Data Security Platformは、Vormetric, Inc. の登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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