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世界最高精度の「AW3D(R)全世界デジタル3D地図」の全世界エリアサービス開始

株式会社NTTデータ 2016年04月26日 14時10分
From PR TIMES

~全世界の陸地をデジタル3D地図として提供可能に~

株式会社NTTデータと一般財団法人リモート・センシング技術センター(以下:RESTEC)は、衛星画像を活用した世界最高精度の「AW3D(R)全世界デジタル3D地図」(注1)について、2016年3月末に全世界地図の整備を完了しました。これに伴い2016年4月26日より、全世界の陸地を3D地図として提供開始します。
AW3D全世界デジタル3D地図は、NTTデータとRESTECが世界で初めて5m解像度の数値標高モデル(注2)で世界中の陸地の起伏を表現する3D地図です。2014年2月より順次、整備完了エリアから地図提供を進めてきました。
これまで、新興国におけるインフラ整備や防災対策、鉱区探査、衛生分野における疫病の感染拡大の対策など、世界60ヶ国の幅広い分野で利用されてきましたが、全世界エリアの3D地図提供が可能となることで、資源・環境・防災・交通分野における世界規模での調査、シミュレーションなど新たな需要への対応が可能になります。
両社は、都市3D地図などAW3Dのサービスラインナップを充実させることで、世界規模の地理空間情報の利用拡大、市場創出ならびに関連産業の振興に取り組んでいきます。



【背景・概要】
「AW3D全世界デジタル3D地図」は、宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)と連携して、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち(ALOS:エイロス)」(注3)によって撮影された約300万枚の衛星画像を用いた世界最高5m解像度の3D地図提供サービスとして、2014年2月にサービスを開始しました。
 これまでに、3D地図の整備にあわせてサービス提供エリアを拡大し、新興国におけるインフラ整備や防災対策、鉱区探査、衛生分野における疫病の感染拡大の対策など、60ヶ国以上の幅広い分野で利用が広がってきました。
 今回、約2年間かけた全世界の3D地図整備が完了したことで、全世界エリアの3D地図提供が可能となりました。従来、世界規模で整備されてきた30m~90m解像度の3D地図に比べて大幅に精度が向上することから、国境を越えるような大規模な自然災害の予測・対策、資源・環境・交通分野における世界規模の調査、シミュレーションなど、全世界エリアを対象とする新たな需要にも対応することが可能になります。

【AW3D全世界デジタル3D地図について】
 世界で初めて5m解像度の細かさと5mの高さ精度で世界中の陸地の起伏を表現しています。今回、新たに南極や諸島地域の3D地図が整備され、全世界対応を完了しました。新興国における交通、エネルギー等のインフラ整備、世界で頻発する洪水・津波・土砂・火山等の自然災害対策、資源地域の調査、地球温暖化に伴う海面上昇への対応等の幅広い分野のソリューションへ活用されています。
 2016年3月には、その高い技術力と、世界60カ国にわたる幅広いサービス提供を通じて、世界各国の産業・行政をはじめとする社会基盤の高度化・効率化を支援し、日本の宇宙開発利用の普及啓発に大きく貢献したことが評価され、内閣府主催の「第2回宇宙開発利用大賞」において、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をし、極めて顕著な功績を認められる事例に贈られる内閣総理大臣賞を受賞しました。

◆地図の形式
 数値標高モデル(Digital Elevation Model, DEM)を提供します。要望に応じて水平位置を示す正射投影(オルソ補正)画像も提供します。

◆提供単位
 3D地図は任意の範囲での提供を行います。世界各国での基盤地図としての利用や特定エリアの地理情報分析等の利用用途に応じて、利用しやすい提供単位を選択することができます。

◆価格
 1平方キロメートル(km2)あたり、200円~
 国や大陸、全世界等の広い面積の利用は個別のボリューム価格となります。

【全世界エリア対応について】
 AW3D全世界デジタル3D地図の全世界対応により、以下のような世界規模の需要に対応することが可能になります。
<防災> 巨大地震に伴う津波や地すべり等の国境を越える大規模自然災害の対策
<施設> 多国籍企業における全世界を対象とした施設計画等の効率化
<交通> 航空や自動車分野における世界規模の交通シミュレーションやナビゲーションの高度化
<資源・エネルギー> 世界規模での資源・エネルギーの調査・輸送の効率化
<環境> 地球温暖化に伴う海面上昇による地球規模の浸水被害予測等の環境影響評価

【サービスラインナップの充実について】
 今回の全世界エリアへの対応にあわせて、より高精細な地図データが必要とされる都市エリアでは、これまで提供してきた「高精細版 2m解像度」の地図提供に加え、高解像度衛星画像を利用して、さらに解像度を高めた「高精細版 50cm解像度」と建物を正確に表現した「建物3D地図」の提供を開始します。

◆AW3Dサービスラインナップ
[画像1: リンク ]

*国内外を対象に要望に応じた新規整備を行っています。

◆高精細版 50cm解像度
 「建築物」レベルの細かな起伏を表現するために都市エリアを中心として提供している2m解像度の高精細版3D地図について、高解像度衛星画像を利用して、さらに解像度を高めた「50cm解像度」の3D地図の提供を開始します。より高精細な3D地図の提供により、都市計画分野や施設管理分野でのさらなる活用へ対応します。

◆建物3D地図
 建物1棟1棟の形状を表現した「建物3D地図」の提供を開始します。直近に撮影された衛星画像を活用して、鮮度の高い建物形状と高さ情報をベクトル地図として提供するもので、通信分野における電波障害エリアの把握や、施設計画における見通し解析等の都市エリアにおけるさまざまなシミュレーション用途に最適な地図データとなっています。

【今後について】
 NTTデータとRESTECは、3D地図および関連サービスの提供を通じて、地理空間情報の利用拡大、市場創出ならびに関連産業の振興に取り組んでいます。今回の新サービスを含め、ほかの地理空間情報コンテンツやシステムと連携してさまざまな需要に対応していきます。

【参考】
・世界初 5メートル解像度の3D地図映像(2016版)(外部リンクリンク
・AW3D全世界3D地図提供サービスWebサイト(外部リンクリンク
・JAXA ALOSプロジェクトについて(外部リンクリンク

(注1)デジタル3D地図:地表の3次元座標値(水平位置と高さ)が記録されたデータ。高さを示す数値標高モデル(Digital Elevation Model, DEM)と、水平位置を示す正射投影(オルソ補正)画像の2種類のデータから構成されます。正射投影画像は上空から撮影された画像の地形にともなうゆがみを除去し、正しい位置情報が付与された画像。

(注2)数値標高モデル(Digital Elevation Model, DEM):地表面の地形のデジタル表現で、ある格子点間隔ごとの高さの値をデジタル化したものです。解像度はデータの精細さの尺度です。5m解像度は5mの格子間隔で高さの値を記録していることを意味します。
なお、これまで全世界規模で整備された地図には、米国が2000年にスペースシャトルを用いて観測したデータによる90mおよび30m解像度の数値標高モデル(2003年に第一版公開)、米国と日本が共同で2000年から観測した衛星画像による30m解像度の数値標高モデル(2009年に第一版公開)があります。

(注3)陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」:2006年1月から2011年5月まで運用された日本の地球観測衛星で、高精細な全世界観測を実施し、地図作成・更新、災害状況把握、地域環境観測等に貢献しました。本事業では運用期間中に撮影された約650万枚の画像のうち、パンクロマチック立体視センサ(PRISM, プリズム)が撮影した被雲が少ない約300万枚を活用しています。

*「AW3D」は、日本国内における株式会社NTTデータと一般財団法人リモート・センシング技術センターの商標です。

※本ニュースリリースは株式会社NTTデータと一般財団法人リモート・センシング技術センターが共同で配信しています。重複して配信されることがありますが、ご了承願います。

【参考資料】
製品イメージ
[画像2: リンク ]


[画像3: リンク ]


[画像4: リンク ]


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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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