Infinera、光ネットワーク性能を格段に向上させる、画期的なInfinite Capacity Engineを発表

インフィネラ・ジャパン株式会社 2016年03月22日 13時34分
From PR TIMES

Intelligent Transport Networksを提供するInfinera社は、光波長多重通信(WDM)性能を次の段階に引き上げるマルチ・テラビットの光サブシステム、Infinite Capacity Engineを発表しました。Infinite Capacity Engineは、単一の小型パッケージで、最大2.4テラビット/秒(Tbps)光スーパーチャネル容量と最大1万2千キロメートの長距離伝送性能をネットワーク事業者に提供する業界初の光サブシステムです。



2016年3月22日
<<報道資料>>
インフィネラ・ジャパン株式会社

Infinera、光ネットワーク性能を格段に向上させる、画期的なInfinite Capacity Engineを発表

米国カリフォルニア州サニーベール、- 2016年3月21日発表:Intelligent Transport Networksを提供するInfinera社は、光波長多重通信(WDM)性能を次の段階に引き上げるマルチ・テラビットの光サブシステム、Infinite Capacity Engineを発表しました。Infinite Capacity Engineは、単一の小型パッケージで、最大2.4テラビット/秒(Tbps)光スーパーチャネル容量と最大1万2千キロメートの長距離伝送性能をネットワーク事業者に提供する業界初の光サブシステムです。

Infinite Capacity Engineは、Infineraの次世代FlexCoherent(R)プロセッサの先進的エレクトロニクスとInfineraの第4世代フォトニック集積回路(PIC)を搭載しています。Infinite Capacity Engineは今後、包括的なソリューション群を顧客に提供するために、長距離幹線網、海底ケーブル、メトロ、およびデータセンター相互接続ネットワーク向けに最適化されたInfinera Intelligent Transport Networkプラットフォーム製品に実装される予定です。

近年、クラウド・サービスの急速な成長に伴い、ブロードバンド・アクセス、5Gモバイル・データ通信、モノのインターネット(IoT)、オンライン・ビデオ等が広まり、伝送ネットワーク帯域幅の要求は飛躍的に高まっています。この急速に高まるオンデマンド・ネットワークのニーズに応えるために、革新的なイノベーションが求められてきました。

●飛躍的に向上したWDM性能
Infineraの新しいInfinite Capacity Engineは、一歩先を行く光ネットワーク性能を実現すべく、他に類を見ない2.4テラビット/秒(Tbps)の光帯域幅と長距離伝送性能を世界で最も小型のサブシステムで実現するために一から設計されました。また、Infinite Capacity Engineは、同等性能の競合ソリューションに比べてギガビット/秒(Gb/s)当たり消費電力を82%低減し、比較的少ない消費電力を特徴としています。

Infinite Capacity Engineの業界の常識を打ち破る画期的な機能は、以下の通りです。

· 大幅にスケールアップされた性能:Infinera のInfinite Capacity Engineは、単一のサブシステムで最大2.4テラビット/秒(Tbps)のスーパーチャネル性能と他の実装に比べて最大12倍広い帯域幅をサポートします。

·アドバンスド・コヒーレント・ツールキット(ACT):Infinite Capacity Engineは、伝送距離の延長、またはあらゆるファイバー環境に応じたチャネル毎あるいはスーパーチャネル・ベースの高次変調の利用を可能にすることで、既存世代の光技術に比べて、海底および地上光通信網において最大60%長距離‐伝送容量性能を提供します。Infinera ACTは、非線形光学効果に対する耐性を高める新技術Nyquistサブキャリアや、SD-FECゲイン・シェアリングを実装します。また、ME-PSK(Matrix enhanced – phase shift keying)、BPSK、3QAM、QPSK、8QAM、16QAMを含む、多彩な変調方式をサポートします。

· 分割可能なスーパーチャネル(スライス機能):Infinite Capacity Engineは、一つのモジュールでファイバー・ペア当り2.4テラビット/秒(Tbps)という膨大な伝送能力を実現する独自の機能を備えています。一方で、100ギガビット/秒(Gb/s)単位のきめの細かい、且つ柔軟性に富んだ光波長コントロール機能も併せて提供します。さらにInfinite Capacity Engineは、100ギガビット/秒(Gb/s)波長、N x 100ギガビット/秒波長を複数の異なる方路に振分け、且つそれぞれの波長、波長グループの変調方式を拡張C-Band上で柔軟に設定する機能も有します。結果として、ネットワークのラインカードを最大77%まで低減させるとともに、極めて高い柔軟性を提供します。さらに、スライス機能無しの装置と比べ、総所有コストを最大53%まで削減できます。

· インフライト・ワイヤスピード暗号化:Infinite Capacity Engineは、強力な256ビットAES鍵を使用して、ユーザーに意識させることなく、サービス毎、またはスーパーチャネル毎バルク・モードのいずれかで、伝送データのレイヤー1暗号化を行います。Infinite Capacity Engineは、容易に利用できる鍵交換と暗号化メカニズムを統合しており、現在業界で提供されているどのソリューションよりも多くの機能を備えながら、ワイヤスピードのマルチ・テラビット処理を提供します。

●柔軟性に優れた新しいネットワーク・アーキテクチャの実現
Infinite Capacity Engineにより、Infineraは光ネットワークでマルチ・テラビット性能を提供する新しいアプローチを提示しました。Infinite Capacity Engineでは、Infinera Instant Bandwidth(光帯域のpay-as-you-grow機能) を活用したシンプルなソフトウェア・アクティベーションにより、オンデマンドで100ギガビット/秒(Gb/s)単位のプロビジョニングをタイムリーに実施可能な光帯域の事前導入が可能です。Instant Bandwidthは、サービスの迅速な開通を実現した強力なアプローチとしてすでに実証済みで、1時間未満で帯域追加できる新しい機能が実装されています。Infineraの基本ライセンスには、ある一定期間だけ100G単位の帯域が追加可能な一時的なライセンスを提供するTime-based Instant Bandwidthも含まれます。この機能は、最大2.4テラビット/秒(Tbps)対応のInfinite Capacity Engine搭載モジュール/装置と組み合わさることで、SDNを介して100G単位でオンデマンド帯域の提供も可能となります。また、波長、変調方式、方路設定が可能なスライス機能によって、ネットワーク事業者は運用の柔軟性を大幅に高めることができます。さらに競合ソリューションでは帯域幅の追加に数週間または数ヶ月を要していたところを、Infinite Capacity Engineにより、ネットワーク事業者は必要な時にどこからでも短時間で、伝送路の帯域を追加することが可能となります。

●エグゼクティブによるコメント
Interouteのプロダクト担当バイスプレジデントのドン・マコーリー(Don McAuley)氏は次のように述べています。「当社はこれまで、先進技術を他社に先駆けて取り入れてきました。当社はこれまで、市場においてコスト競争力に優れた最先端のICTインフラストラクチャを顧客が利用できるようにイノベーションを導入してきた高い実績を誇ります。Infineraの先進ネットワーク技術により、不要なコストと複雑性を削減しながら、迅速なサービス提供が可能となったことで、引き続き競合他社よりも優位に立ち、顧客に価値を提供することができます。光システムにおける極めて高度なフォトニクスとエレクトロニクスの統合は、ネットワークの拡張性、消費電力の効率性、ネットワークの俊敏性を大幅に向上させます。これは、高まり続ける顧客の帯域ニーズの中においても競争力を維持し、今日のクラウドおよびエンドユーザー要件のダイナミックな変化に迅速に対応できることを意味します」

Infineraの共同設立者兼プレジデントのデーヴ・ウェルチ(Dave Welch)博士は次のように述べています。「Infinera Infinite Capacity Engineは、光伝送ネットワークの新しい時代の到来を告げるもので、ネットワーク事業者が様々な帯域ニーズに迅速に対応できる基盤となります。Interouteはこれまでにも、当社の技術を使用して複数の汎ヨーロッパ・ネットワーク・イノベーションを展開しており、当社は、高速で高性能、拡張性に優れたサービスを顧客のために開発するInterouteを業界のパイオニアと捉えています。これは、ソリューションをコンポーネントからシステムレベルまで開発できるようにするために、フォトニクス機能を垂直統合し、社内でエレクトロニクス・チップセットを設計するという取り組みへの投資が必要なことを示しています。Infinite Capacity Engineは、Infinera Intelligent Transport Network製品群の基盤技術となり、今後も業界の競合ソリューションに対して性能面でより競争優位性を高めるために、様々なネットワーク・アプリケーション向けにカスタマイズ設計されたエンジンを導入する予定です」

ACG Researchのインテリジェント・ネットワーキング担当主任アナリストのティム・ドワロン(Tim Doiron)氏は次のように述べています。「InfineraのInfinite Capacity Engineは、業界先進の小占有面積で強力なマルチ・テラビット性能を提供します。完全に調整可能で、プログラム可能な100G帯域スライス技術とSDNコントローラーにより、サービス・プロバイダーは、帯域ニーズを満たすために自社のネットワークを動的かつ瞬時に変更することができます。また、Infinite Capacity Engineのマルチ・テラビットのレイヤー1暗号化技術は、サービス・プロバイダーに、重要で拡張可能なネットワーク・セキュリティ・レイヤーを提供します」

Infinite Capacity Engine を使用したInfinera Intelligent Transport Networkプラットフォームは本年末に発表される予定です。

本件に関する詳細情報は、www.infinera.com/go/engine をご覧ください。

●お問合せ先:
Infinera社メディア担当:
アンナ・ビュー(Anna Vue)
Tel:+1(916)595-8157
avue@infinera.com

Infinera社投資家担当:
ジェフ・ハスティス(Jeff Hustis)
Tel:+ 1 (408) 213-7150
jhustis@infinera.com

●Infineraについて:
Infinera(NASDAQ: INFN)は、Intelligent Transport Networkを提供することで、通信事業者、クラウド事業者、政府機関、および企業はネットワークの帯域幅を拡張し、サービスの革新を促進し、光ネットワークを容易に運用できるようになります。Infineraのエンドツーエンドの光パケット製品群は、長距離、海底、データセンターの相互接続、およびメトロ・アプリケーション向けに設計されています。Infinera社の独自の大規模フォトニック集積回路は、最も過酷なネットワーク環境でも使用できる革新的な光ネットワーク・ソリューションを提供します。Infineraの詳細情報はwww.infinera.com、 TwitterはTwitter @Infinera、ブログはblog.infinera.comをそれぞれご参照ください。
*InfineraとInfineraロゴはInfinera社の登録商標です。

このプレスリリースには、InfineraのInfinite Capacity Engineの能力、特長ならびに機能面での利点ならびに将来の開発計画に関する言及を含め(ただし、それに限定されません。)、将来に関する記述が含まれています。これらの記述は、結果を保証するものではないほか、将来の活動や実績を示すものでもありません。様々なリスク要因や不確実要素により、実際の結果は期待されたものと大幅に異なる可能性があります。Infinera社のビジネスに影響する、これらのリスク要因や不確実要素に関する情報は、2016年2月23日にSEC(米国証券取引委員会)に提出したInfinera社の2015年度(12月26日完了)年次報告書Form 10-Kのリスク項目およびその他の項目に記載されているほか、その後必要に応じて提出している報告書に記載されています。これらの報告書を入手するには、Infinera社のサイトwww.infinera.comにアクセスするか、SECのサイトwww.sec.govにアクセスしてください。Infinera社は、これらの将来に関する記述を更新する義務もなく、その意図も今は持ち合わせていません。

以上

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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